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各国の都市の中でも特に気に入っている街の1つ、
バンコクに移住しなかったのには理由がある。
アジアの中で言えば、
もっとも好きな街かもしれない。
少なくとも、大都市の中では。
事実、毎年少ないときでも1ヶ月弱は滞在している。
それだけの魅力があるし、
タイはバンコク以外にもチェンマイ、チェンライ、
プーケット、アユタヤ、ホアヒン、ウドンタニにも行ってきた。
単なる観光で行った場所もあれば、
ウドンタニのようにラオスへ行く途中に立ち寄った街もあり、
チェンマイのように移住の可能性を考慮して
視察で訪れた街もある。
その結果、
タイの中でも1年住むならバンコクを選ぶ。
しかし、実際にはいまだに移住していない。
以前に住んだマレーシアよりも
タイの方が住み心地が良いことは確信している。
ただし、決定的に問題を抱えているのも事実で、
それが理由でバンコクに移住できていない。
ビザの面で二面性を持つタイ
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日本人だけではなく、欧米人のリタイアメント層も多いタイは
海外からの移住者に寛容だと思われがち。
しかし、ビザの制度を見てみると、
半分はその通りで、残り半分は違ってくる。
というのも、50歳以上に対しては退職者ビザ(Oビザ)を
とても簡単に発給している。
80万バーツ(260万円程度)の定期預金を
タイの銀行口座で組むといった
世界的にも低いハードルで退職者ビザを取れる。
一方で、50歳未満だとビザの取得は厳格で、
就労ビザだと日本人1人につきタイ人4人の雇用が原則。
また、就労ビザと学生ビザ以外だと
以前は適当なビザがなかった。
しかし、タイランドエリートカードが復活したことで、
準会員のイージーアクセスを取得すれば
5年のビザを取得可能になった。
そのための費用は50万バーツ(180万円程度)で、
返還はされない払いきりのお金。
1年あたりにすれば10万バーツだが、
5年という期間に問題がある。
5年という厳しい制約
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タイは平和な国というイメージの反面で、
実はバンコクで大規模デモが毎年のように起こるし、
これまで何度も軍事クーデターが起きている。
直近では2014年に起きたクーデターが成功し、
その後は暫定軍事政権が誕生した。
そうした政治的に不安定な国で、
権利が継続するのか一抹の不安が残る。
なお、エリートカードやイージーアクセスは
暫定政権の下で復活した。
それが理由で権利者の権利を剥奪すれば
国際的な信用に関わるので、
タイ政府もそんなことはしないと思うが、
万が一のリスクは考えておく必要がある。
なお、イージーアクセスは5年分のビザが取れるが、
エリートカードは4倍の20年分。
その分価格も4倍で、200万バーツとなっている。
バンコクに移住するとなれば、
手段としてイージーアクセスを取得することになる。
しかし、5年のうち何年をタイで過ごすのか不明だし、
5年後といえば私は40歳。
30代の残り半分をすべてタイに捧げることになる。
これはなかなか思い切った決断が必要で、
1年毎のビザがあれば今すぐにでもタイに移住したいが、
5年というスパンは少々長すぎる。
海外に慣れてからバンコクを見ると
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マレーシア・フィリピンでこれまで暮らし、
海外生活も2011年から継続している。
そうした目でバンコクを見てみると、
日本から出たばかりの頃とは違って見える。
あの頃はバンコクの娯楽面に心を囚われたが、
今では和食の充実度等の
日本の良さを気軽に味わえる街となっている。
わざわざ日本まで行かなくても、
バンコクのプロンポンやトンロー、シーロム界隈で
美味しい和食を堪能できる。
あるいはサミティベート病院やバムルンラード病院に行けば
日本語通訳を付けて暮れるので、
安心して検査や治療を受けられる。
こういった日本を感じられる場でもあり、
もちろんタイらしさを味わえる街でもあり、
中華街では中国の雰囲気を、
ナナ周辺はインドや中東の雰囲気もある。
どの空気を衰退化を街の中で簡単に選べるのも
バンコク移住の魅力。
その配合を自由に決められる。
そうしたメリットがあるので、
これまではビザが理由でバンコクに移住しなかったが、
そろそろ住む時期が近づいているような気もしている。
これから台湾に住んで、
次の街としてはバンコクが最有力候補。
満を持す形になったが、
とうとうタイに住む日が近づいているらしい。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
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日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
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電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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