タイ・バンコクの雨季は旅行を避けるべきか?スコールの特徴も

雨の日のエカマイ
バンコクを含めてタイの雨季がいつかと言うと、
だいたい4月後半から10月頃となる。

4月と言えば、ソンクラン(水掛け祭り)が行われ、
1年でもっとも暑い時期。

直射日光はジリジリと肌を焦がすようだし、
日陰に入ってもバンコクはコンクリートが多くて
熱が充満している。

マレーシアに住んでいた頃、
バンコクへ4月にやってきたことがあった。

緯度としてはマレーシアのほうが南にあり、
より赤道に近いのにも関わらず
頭がふらふらして熱射病になりそうだった。


そんな4月も終わりごろからは雨が多くなり、
雨季に突入する。

4月から10月と一年のうち半分が雨季なので、
日本の梅雨に比べると期間が長く、
そこまで特別な時期ではないとも言える。

また、一日中しつこく雨が降るというよりは
スコールで短時間に猛烈な勢いで降り注ぎ、
その後はやむことが多い。

日本で言うところのゲリラ豪雨のように
短時間で容赦なく街を濡らしていく。

おかげでレストランで食事をして外に出ると、
雨は降っていないのに街中ビショビショで
ところどころ冠水していることも。


バンコクは治水管理が日本ほど発達しておらず、
スコールの後には水たまりが大量に発生する。

スクンビットの某5つ星ホテルの前の道ですら
冠水して濡れずには歩けなかったほど。

フィリピンやマレーシアに住んでいた時に慣れたが、
歩くのに支障が出るほどの冠水はどうにかしてほしい。

当然、車が通ると水を跳ねていくこともあるので
雨がやんだ後も要注意。



雨季のバンコク旅行の楽しみ方

マッサージ店
スコールが降っている間は、外に出ないのが鉄則。

傘をさせば防げるレベルではないので。

逆に言えば、
雨季でもスコールは数十分でやむことが多いため、
それを待てば外に出ることもできる。


バンコクの場合、
マッサージやスパが多いので、
雨が降っている間はそうした店で時間を潰す手も。

これなら1時間や2時間は簡単に過ごせる。

バンコクでタイマッサージを受ける場合、
250バーツから。

日本円だと900円程度となる。

本場タイでタイマッサージを受けるなら
人件費の関係もあって格安となる。

なお、バンコクから北上して
チェンマイだと1時間200バーツの店が多いため、
さらに費用は下がることになる。


マッサージ以外の時間の使い方としては、
スクンビット駅のターミナル21や
プロンポン駅のエムクオーティエ、
サイアム駅のサイアムパラゴンのようなショッピングモールを
訪れる手もある。

ターミナル21

上記3つのモールはすべてBTS(スカイトレイン)の駅直結なので、
簡単に行くことができる。

新興国のショッピングモールを見たことがなければ、
先進国と変わらないクオリティに驚くことだろう。

ターミナル21は比較的庶民的な価格帯の店が多く、
エムクオーティエやサイアムパラゴンの方が
高価格帯のブランドショップ等がメインになっている。


また、同じ買い物でもタイの物価の安さを感じたいなら
ナショナルスタジアム駅直結のMBKや
チットロム駅から徒歩10分ほどの
プラチナムファッションモールが有名。

プラチナムは文字通りファッション関係の店が集まっており、
服や靴、アクセサリー、バッグ等が置いてある。

館内は撮影厳禁となっており、
スマホで写真を撮るだけでも警備員がやって来る。

どうもテナントに入っている店の
仕入先を調べようとする業者等が多いらしく、
その対策らしい。

MBKはファッション関係以外に
お土産やスマホ、タブレット等の電子機器も扱っている。

MBKのスマホショップ

中古のiPhoneやiPadも置いてあるが、
時々不良品も混ざっているらしい。


サイアムパラゴンとMBKでは
モールの雰囲気も全く違う。

両方を楽しんでみるのも1つの楽しみ方だろう。


他にも映画を見てみるという手も。

500円程度の費用なので、日本に比べると格安。

もちろん言葉の壁はあるが、
他の国でどんな風に映画が楽しまれているかを見るのは
意外な発見があるもの。

タイ人は映画を見ながら声を上げたり、
感情を表す傾向にある。

それはマナー違反な人が多いのではなく、
そうした鑑賞の文化があるから。

雨季のスコールを避けるためには、
興味深い時間の過ごし方と言える。


ドッグカフェや猫カフェもあるため、
事前に場所を調べておいて訪れるのもあり。

サラデーンの猫カフェ、Cat Up Cafeは
BTS駅を降りて徒歩10秒ほどだし、
サイアム駅近くにはドッグカフェの
HoPs The House Of Pawsがある。

Cat Up Cafe
猫カフェ

HoPs The House Of Paws
ドッグカフェ

他にもプロンポンやエカマイからは
それぞれ駅からだいぶ離れているが
猫カフェとドッグカフェがあった。

タクシーを使い、
これらの店を訪れて癒されるのもよいだろう。

これらに限らず、
バンコクは街中におしゃれなカフェも多いため、
雨季には雨宿りも兼ねた休憩に重宝する。



屋外の観光は空模様を見てから

ベンジャシリ公園
バンコクの定番の見どころの1つは、
ワットプラケオや王宮だろう。

近くにあるワット・ポーもセットにして訪れたり、
チャオプラヤー川の向こうにあるワットアルンも
まとめて行く人も多いだろう。

これらは基本的に屋外で動くことになるため、
事前に空を見て不穏な雲がないかを確認して
タイミングを選ぶことをお勧めする。

雨季だと天気予報を見ても
スコールの時間帯までは正確には調べられない。

そして、1日中降るわけではないため、
空を見上げれば雨が降る直前かどうかは
かなりの確率で見定めることができる。

とは言え、その予想も時々は外れるのだが・・・。

思い返すと、
私も初めてタイを訪れた時、
ワット・ポーで土砂降りの雨に見舞われて立ち往生した。

結局、屋根のある場所で足止めされること1時間。

傘が無力なのがひと目で分かるほどの雨だった。


バンコクは高層ビルが多いので、
なかなか広く空を見渡せないのも難点。

とは言え、まったく確認しないよりは、
良いタイミングを選べる可能性は高くなる。

自分の目で判断し、
直感を信じるのも旅の1つの醍醐味かもしれない。


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