4年住んでみて分かったタイ・バンコクの良いところと悪いところ

祠
バンコクをはじめとして
タイには良いところが多くあるが、
悪いところも若干ながら存在する。

とは言え、毎年多くの旅行者を集め、
リタイア層に限らず外国人移住者も多数住む街。

魅力がないわけがない。

私自身、繰り返しタイを訪れ、
バンコクを中心にチェンマイ、チェンライ、
プーケット、アユタヤ、ウドンタニ等を訪れてきた。

来年にはビザを取得して住むことも検討している。


そんなタイの良いところと悪いところを
ピックアップしてみた。


食べ物が美味しく、種類が多い

イサーン料理
タイ料理は世界中で人気で、
ヨーロッパや北米でもよく目にする。

東南アジアの中でも国としてのブランドが
もっとも強いのはおそらくタイだろう。

ただし、トムヤムクン、カオソーイ、ソムタム等
癖が強い料理が多いのも事実。

そのため、好き嫌いが分かれる部分がある。


タイの良いところは食の多様性が確立されており、
特に首都バンコクは大都市だけあって
各国の料理を楽しむことができる。

先日はバルセロナ・ガウディという
いかにもな名前のスペイン料理の店に行ってきたが
本格的な味だった。

他にもイタリアンも美味しいし、
欧米人が多いだけあって彼ら好みのバーも多数。


日本人からすると、
和食のレベルも異常に高い。

私は海外居住者なので
バンコクに行くと和食を思わず補給してしまう。

トンローやシーロム界隈には多数の和食レストランがあり、
質・量ともに東南アジアの中でもナンバーワンだろう。


他にもインド料理、中国料理、韓国料理、メキシコ料理等
各国の料理を楽しむことができる。

食べるものに困らない国。


文化的なレベルが高い

チェンマイ
バンコクは大都会だが、
それでも街中に緑を見かける。

これはルンピニー公園やチャトゥチャック公園、
ベンチャシリ公園のような大きな公園ばかりではなく、
道端にも緑や花が多い。

東南アジアの文化的な成熟度と
街中の植物の量には相関関係があると個人的に分析していて、
タイは精神性や対人関係等を見ても
文化度が高いように感じる。

経済だけ強くなっても
国民性に問題がある国も存在する中、
タイは人々の気質自体が魅力になっている。


治安が良くて安全

警備員
日本に比べると多少の問題はあるものの、
基本的にタイは安全な国。

バンコクでは同一人物と思われる
アラブ系の両替詐欺師が頻繁に出没していて、
日本人向けに活動していたりはするが。

その他にもタクシーやトゥクトゥクでトラブルがあるとか、
地下鉄でスリにあったとか、
そういった話はある。

そのため、手放しに気を抜くのはお勧めしないが、
海外の中ではタイが安全なのは事実。


むしろ一部の先進国の大都市、
たとえばニューヨーク、ロンドン、パリ、ミュンヘンあたりより
バンコクの方が治安面では安心感を覚える。

これは地下鉄に乗っている時に特に感じることで、
ニューヨークのような荒んだ空気感がない。

これは旅行者にとっても、移住者にとっても心強い。

いくら面白い街でも、
やはり治安が悪い街は緊張して疲れるので。


なお、バンコク以外のチェンマイやプーケットに行くと
さらに治安は良くなる傾向にある。

ただし、地方でもマレーシアとの国境沿い付近は
イスラム勢力によるテロが頻発しており、
うかつに近づかない方が無難。


交通が便利

BTS
東南アジアの首都と言えば
都市計画がないままに大都市に成長してしまい、
慢性的な渋滞に悩まされているのがセオリー。

これは人口700万人を越えるバンコクも例外ではない。

一度夜中にドンムアン空港に到着し、
ガラガラの道をトンローまでタクシーで行ったら
普段の半分以下の時間で到着して驚いたことがある。

渋滞さえなければ、こんなに近かったとは。


ただ、車での交通事情は良くないにしても、
スカイトレインと地下鉄が用意されているバンコクは
快適に移動しやすい。

これは本当に良いところで、
マレーシアのようにタクシーの運転手が
次々にトラブルを起こす国に住んでいた身としては嬉しい。

ストレスフリーな移動ができるとは。


日本のように地下鉄網が
細かく張り巡らされているわけではないが、
それでも移動の多くに電車が使える。

そして、車内はとても涼しい、
というよりもむしろ寒いので
5駅以上乗る時は羽織るものがあった方がいいかもしれない。

スカイトレインは降りる時に
車内と街中の気温差でメガネが曇る(笑)。


英語が通じない

タイの人々
ここまではタイの良いところを見てきたが、
悪いところも当然存在する。

たとえば、英語が通じずに不便な思いをするのはその一例。

バンコクは外国人観光客も多い街なので、
レストランでもある程度英語が通じそうなもの。

先日はベトナム中部で3ヶ月過ごしてから
バンコク入りしてきた。

その結果として感じるのは、
やはりタイ人の英語力は外国人向けの店でも低い。

ベトナムのレストランでは英語を話せる人が多かったが、
タイに来るとそうではない。

それでもどうにか暮らせるものだが、
やはり英語が通じる方がコミュニケーションの幅が広がるし、
円滑になるのも事実。


とにかく人が多い

市場
バンコクは人口が密集しているため、
どこに行っても人がガヤガヤしている。

もちろん地方に行けば話は変わるので、
タイの中でも場所による部分は大きいが。

ただし、バンコクから香港に行くと
さらに人口密集度が高まった感じはした。

そして香港から台湾に来た今は、
それなりに落ち着いた人口密度。

個人的には、あまり人が多すぎるのは好きではない。

とは言え、海外で利便性の高い街に住もうとすると
おのずと人口密度は高くなるのだが。


料理が辛い・癖が強い

唐辛子
タイ料理はプラス材料でもマイナス材料でもあり、
苦手な人にはタイの悪いところでもあるだろう。

ただし、タイスキ(鍋)やガイヤーン(鳥の丸焼き)、
パッタイ(麺料理)のように
あまり辛くなく、癖が少ないものもある。

そういったものを選ぶのも手。


なお、朝食の際に屋台で辛くなさそうな野菜を選んだら
口に入れた瞬間口の中が火事になったように激辛だったことも。

赤い唐辛子はもちろん警戒が必要だが、
野菜本来の緑だからといって
安全とは限らないのは恐ろしい(笑)。


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「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

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