バンコクのような地下鉄・スカイトレインが存在しない。
そのため、公共交通機関としては
バスやソンテウがあり、
他にタクシーやトゥクトゥクが足となる。
ソンテウはフィリピンのジプニーに似ており、
乗り合いのジープのような車。
走るルートが決まっているため、
その点はバスに似ている。
チェンマイにおいてはバスよりも
ソンテウのほうがよく見かけるため、
より身近な乗り物ということになる。
ただし、行き先に寄るのかどうかがわかりづらく、
運転手に聞く必要があり、
そうしたことが頻繁に起こるために
途中停車が多くて遅い。
また、ソンテウはタクシーのように
外部と壁で仕切られていないので
前の車の排気ガスをもろに受けることになる。
そのため、チェンマイの大気汚染を
嫌というほど実感させられる乗り物でもある。
特に、前を別のソンテウやバスが走っていると
なおさら状況はひどくなる。
なお、中心部に向かう場合、
ソンテウは使いやすい乗り物。
逆に中心部から周辺に向かう時には
目当てのソンテウを見つけるのが難しい。
一度経験したのは、
すでに仕事が終わりだったのか、
どこへ行くか聞いたら希望する場所を聞かれた。
こうしたタイミングであれば、
運転手によってはタクシー代わりに使えることもあるらしい。
もっとも、普通にタクシーに乗ったほうが安かったし、
また排気ガスを受けながら買えるメリットがないので
丁重に辞退したが。
一方でチェンマイはタクシーが少なく、
バンコクのように頻繁に見かけるわけではない。
まして空車となればさらに数が絞られ、
流しのタクシーがなかなか捕まらないこともある。
そんな時に迷うのはトゥクトゥクの利用。
同じタイでもバンコクにおいては
トゥクトゥクと言えば悪評の絶えない交通手段。
行き先が閉館中と嘘をついて
紹介料の入るテーラー等に連れて行ったりする手口は
バンコクでは有名な話。
私もワットプラケオの近くで
「午後3時まで行事でしまっているから、
その間チャオプラヤー川の向こうを案内する」と
嘘の案内をされたことがある。
彼らの手口は理解していたので
無視して普通にワットプラケオに入ることができたが、
バンコクではトゥクトゥクは使いたくない。
では、チェンマイではどうか?
少なくともバンコクのように
評判が悪い乗り物ではない。
ただし、料金は交渉制だし、
ソンテウと同様に排気ガスをまともに受ける。
昼間だと日差しや外気にもさらされて暑い。
やはりタクシーの方が快適で、
どうしても捕まらない時に妥協して乗るのがトゥクトゥク。
積極的にトゥクトゥクに乗ろうとすることはない。
チェンマイの渋滞事情は?
バンコクと言えば渋滞がひどいことで有名だが、
タイで2番目の都市のチェンマイはどうか?
こちらは渋滞事情がひどいことはない。
中心部は道が細いためにスムーズに進まなかったりもするが、
車がギチギチに詰まって
いつまでも進まない状態が続くのは見たことがない。
そのため、移動する時の到着時間は
目安がつくのが嬉しいところ。
大げさな話に思うかもしれないが、
ジャカルタのように市内からスカルノハッタ国際空港まで
30分で到着したり、3時間以上かかったりする街だと
飛行機に乗るのも一苦労。
間に合わない不安もあるし、
早く付きすぎて手持ち無沙汰になることもある。
そういった意味では、
チェンマイは空港に行くにしろ、
人と待ち合わせをするにしろ時間が読めて便利。
バンコクにしても、
通勤ラッシュの時間帯にタクシーに乗ると
予想以上に進まなくて焦ることがある。
そうした不安定要素がないのは
生活していく上で、あるいは旅行者としても朗報。
ただし、高層ビルがろくにない街の外観の割に
不思議と排気ガスによる大気汚染がひどいのも
チェンマイの特徴の1つ。
排気ガス規制がゆるいため、
ソンテウやバスが出す排気ガスの量が多いのも一因と思われるが、
中心部はかなりひどい。
そのため、快適に過ごしたいのであれば、
少し離れたところの方が良いだろう。
深呼吸する気になれないところというのは、
あまり長時間いたいとは個人的には思えない。
なお、チェンマイにおいても
バイクに乗る多くの人がマスクをしている。
東南アジアの通例のようになっているが、
あれは風邪を引いているわけではなく、
排気ガスを避けるために装着しているマスク。
地元の人にとっても、
それだけ不快なものになっているということ。
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