アメリカに移住する際に取得したビザ



※以下はニューヨーク在住の鈴本さんからの投稿

アメリカに移住する際に取得したビザですが、一番最初は語学学校に行くにあたってF-1ビザ、これはいわゆる学生ビザなんですけれども、こちらを取得しました。

F-1ビザは学生が週に18時間以上学校で勉強するときや、三か月以上学生としてアメリカ国内に滞在する場合に必要なビザになります。

例えばこのビザは短くて半年、長くて5年間の長さで発行されます。

私は幸運にも5年間発行されました。

友人のほとんどは一年間しか発行されず、失効前には日本に戻り、再発行の手続きをしていました。

アメリカ国内ではF-1ビザの再発行は出来ないので、わざわざ飛行機代と時間をかけて日本に帰ってビザの再発行をして、その再発行がされたらまた戻ってくるようなちょっと時間と手間がかかるビザ発行の手続きをしていました。

なので、私はすごいラッキーだったんだと思います。

もしアメリカ滞在が三か月以下で週18時間以内しか学校で勉強しない、いわゆるフルタイムではないパートタイムの学生なのであれば、飛行機の中で書くI-94の観光ビザですね、あれで滞在できますのでとても楽です。

なので、ビザを取得するときは将来性を見据えてカレッジに編入したい場合は必ずF-1ビザが必要になってきますし、語学学校に半日だけ行って午後はお友達と地域のアクティビティを楽しんだり、半分遊学のような感じで行くのであれば観光ビザで十分なんじゃないかなと思います。

私はその後、学生が終わった後に就職をして二年くらい働くチャンスがあったんですけれども、その時は移民ビザでした。

俗に言うグリーンカードという物なんですけれども、こちらは私の主人がアメリカ市民権を持っていたこともあって、申請をしてからだいたい一年弱くらいで取得することが出来ました。

グリーンカードは市民権とは違って、学生ビザとも違い、アメリカに住む権利があるカードで、欲しい人はいつでも欲しいと思っていて、私もその一人だったんですけれども、もちろん働くこともできます。

ちょっと前までは看護師だったら就職した先、例えば病院などがスポンサーになってくれて、スポンサーは何十万とかかる申請料を肩代わりをしてくれるといった、雇用によるグリーンカードの発行が出来ました。

最近は看護師でもそれが難しいみたいで、アメリカの大学に看護留学をして、卒業をしてアメリカの看護師免許を取得してもビザがないために就職が出来ず、日本に泣く泣く帰国する友人も何人かおりました。

なので、グリーンカードを持てて就職できたのは、私はとてもラッキーだったと思います。


下見で気をつけたいこと

アメリカ移住前に下見が出来たら、それはもう素晴らしいですね。

行くチャンスがあったら是非行くべきです。

行ってみて、実際にその場所が好きかどうかは、とても重要です。

人気がある、ないでとかではなくて、自分が好きかどうかが一番大切なんじゃないかなって思います。

みなさん行く前は必ずガイドブックや留学本などを熟読してから行くと思うんですけれども、行ったときはもう第六感に従うのが一番かと思います。

もうここだ、と思った場所はだいたい合ってるんじゃないかなと。

あとは自分のタイプですかね。

のんびりした田舎が好きなのか都会派なのか、暖かい気候が好きか、寒さなんかまったくへっちゃらな人なのか。

たとえば私は社交的でアクティブなイメージを他人から持たれがちなんですけれども、実は一日中どこへも出かけず、読書や映画鑑賞に浸れる一面もあったりします。

私がいた南カルフォルニアはいつも晴れていて、もうなんだか家にいるのが勿体ないなと、晴れているのに家にいるのが申し訳ないなと思うほどでした。

だからたまに雨が降ると本当に大興奮です。

「よし、今日は思いっきりカウチに座って引きこもれる」と張り切って寝転がったりしていました。

ちょっと一つ注意したい点が、例えば田舎が好きで山に囲まれて、延々とまっすぐ続く道路が広がる場所を選んだとします。

もし私のように日本食が好きな場合、田舎過ぎて一番近い日本食のスーパーまで片道100㎞とかありえます。

日本のようにどこに行ってもコンビニエンスストアがあるといったことはまずないので、田舎過ぎて日本人が全くいない地域とかは、やっぱり下見が必要になってきます。

日本人がいない地域は、現地のアメリカ人が日本人なまりの英語に慣れてなくて全く聞き取ってもらえなかったりすることもあります。

一度家族で住んでいるカルフォルニア州からコロラド州のデンバーの傍のボルダーという小さな街に行ったんですけれども、その時にバスの運転手さんと話す機会があって、私はいつも通り普通に話したんですけれども全く理解してもらえず、向こうの英語も聞きづらくてコミュニケーションが取れなかった経験があります。

カルフォルニアは日本人が多くて親日派のアメリカ人も多かったりするので、いかにカルフォルニア州が日本人にとって住みやすいのか思い知らされた経験でした。

逆に都会の場合は家賃が高かったり、犯罪が多かったりすることもあります。

都会過ぎるとまた危険だったりだとか、田舎過ぎると日本人がいなかったりだとか、そういう頃合いを下見で見極めて自分の好みを考えつつ選んだほうが良いのかなと思います。

そこって決めないで、転々として最終的に決めるのも手なのかなと思いますね。


よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ