ベトジェットの対応がひどすぎてうんざりした


今回初めてベトナムの格安航空会社ベトジェット(VIETJET AIR)を利用したのだが、東南アジアの中でも特に対応が酷いという印象を受けた。

これまで各地を回ってきてLCCを使ってきたが、その中でも断トツのワースト記録という印象。

今回はベトナム縦断の旅をするのだが、バンコクからホーチミンに入った後、ホーチミンからフエに行く便と、ハノイからバンコクに戻る便でベトジェットを予約済み。

そして、そのホーチミンからフエの便に乗ったときの国内便の対応のグダグダさが尋常ではなかった。

15時半頃の出発だったので、ホテルでチェックインを済ませてからスーツケースを預け、Gon Caféで鶏肉のトマトベースの甘辛で煮込んだものとグリーンサラダを食べて、再びホテルに戻って荷物を受け取ってからホーチミンのタンソンニャット国際空港にマイリンタクシーで向かった。

一応ドメスティック・ターミナルと言っていたのだが、国際線の側で降ろされたことが判明したので、国内線乗り場に移動するべくエレベーターを下って建物を探した。

ホーチミン市内で渋滞に巻き込まれることもなく、無事に20分ほどで着いたので3時半の出発時刻に対して2時間ほど前に空港のカウンターに行くことができた。


一見問題のなさそうなカウンター

ベトジェットはカウンターを横並びで三つの列持っていて、カウンター数自体でいうと稼働しているところだけでも10カ所以上あった。

そして、それぞれが行先によって分かれているわけではなく、適当に係員に割り振られて並ぶシステムになっていた。

私の列はその並びの中で一番奥まったところにあり、カウンターに向かって右端になる。

そしてちょうど私の前の所で一旦区切られて通行止めのような状態になっていたのだが、その後ハノイ行きとかハイフォン行きのコールが次々に行われ、どういうわけなのか、驚くほどこれらの該当者が続々現れて、もうあとは自分の番というところまで来ているのに全く列が進まない。


不審者を放置

結局20分以上待たされたのだが、その間我々の列とカウンターの間にある仕切りの前にホームレスのような恰好をした怪しい男が現れ、何かを語りかけてきている。

この位置はベトジェットの係員が顧客誘導のために常に往復している場所なので、彼に気付いていないわけはないのだが、誰も注意をしようとはしないし、警備員を呼んだりもしない。

私は最前列にいたので、話しかけられるばかりではなく、なぜか腕を叩いてきて何か話しかけてくるので、どのみち英語で対応しても無駄だろうということで日本語で「わからないので話しかけるな」ということを伝えるが、全く意に介さずそのまま話しかけてくる。

どう考えても迷惑なので、つまみ出すなり、この場を去るようにベトジェットの空港職員が対応べきだと思うが、結局そういった配慮もなかった。

そして隣の列を見ていると、位置的に目立ちやすいこともあり、ハノイやハイフォン行きといった時間の迫った乗客がいなくなった後もそちらの列ばかりが開放されて、我々の列のほうは全く進まない。

なにしろ列の最前にいるために、そのことが嫌でも目に入る。

あまりにもお粗末な対応にうんざりしながら、ようやくチェックインカウンターを抜けて荷物チェックを済ませ受け取ったチケットに16番ゲートと記載されていたのでそちらで待っていると、ダナン行きの表示が出ていた。

最初はダナン行きが出た後でフエ行きの便に案内が変わるのかと思ったが、時間が迫ってきてもそうなる様子がない。

そこでそれぞれの運航便のゲートが一覧表示されている電子掲示板を見てみると、どうも11番に変更された模様。

そして、それについてのアナウンスは、私が気付いた限りでは流されていない。

結局それから11番ゲートに移動をし、無事に乗ることができたものの、ベトジェットやタンソンニャット国際空港の国内便の運用状態があまりにもお粗末という感覚を拭えなかった。

フエという街はとても気に入ったし、今後もおそらく訪れることになるであろう街の一つとなったのだが、ここに来るためにはホーチミンかハノイを経由することになり、その点がネックになってしまう。

アクセスの際に毎回このような思いをしなければいけないとなると、頭の痛いところ。

一応フエの空港もフバイ国際空港という名前なので、ほかの国からの直行便も出ていないわけではないと思うのだが、私が今後使うようなルートでいくつか検索してみた限りでは、有力な便がなさそうだった。

ベトジェットやタンソンニャット国際空港を使わなくて行けるようになると、それだけでも随分フエの魅力は増すのだが、この点はなかなか難しいところ。

なおLCCに限って言えば、エアアジアはベトナムの国内線を扱っていないようだし、ジェットスターはホーチミンとダナン、ハノイの三つだけでフエは対象外。

もしLCCでフエに行きたいということであれば、ベトジェットを嫌でも使わざるを得ないという状況がある。

この点だけがフエの大きなマイナスポイント。

なおベトジェットの機内に関しては特に可もなく不可もなく、エアアジアと同じような設備だった。

この日のホーチミンからフエに行く便はだいぶ席が空いていて、両隣が空席の席を確保することができた。


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