ホーチミンにいるときにはホテルのWi−Fiでツイッターに接続することができず、調べてみたらベトナム国内においてツイッターが規制されているという記事が散見された。
フェイスブックに関しては、同じSNSでもまったく扱いが違い、ベトナム人ユーザーも多く、基本的に制限はされていない模様。
しかしながら、ホーチミン在住の日本人の知り合いと会ったので、その時にツイッターの話をしてみると、ネット回線によって規制がされている場合とされていない場合があるとのこと。
同じベトナムの中でも、さらにいえばホーチミンの市内でもVPN等の特殊な機能を使わなくても普通につなげる場所もあり、Trung Nguyen Coffeeでは接続できたのに、Eleven Cafe & RestaurantではTwitterが使えなかった。
知り合いが住んでいるコンドミニアムでは、ツイッターに接続することが普通にできるらしい。
今回ベトナムを縦断してみてわかったのは、街によって、あるいはホテルによっても規制の状態が全然違うということ。
ホーチミンの後には、ベトナムの中部にあるフエとダナンに行ってきたが、3つのホテルに泊まってきて、ツイッターに接続できないホテルは一つもなかった。
ただしカフェによっては接続ができないところもあったので、やはり回線単位で規制がしかれているところもある模様。
その後、北部のハノイに移ったら、二つのホテルの両方でツイッターへの接続はできなかった。
積極的に利用している人はこういったところでも困るだろうし、中にはビジネスでSNSを活用して集客をしたり、お客さんとコミュニケーションを取っていたりすることもあるので、そこら辺は国際的な移動が多くなると面倒なところ。
考えてみれば、ベトナムに移住した場合にはツイッターが一切使えなくなる可能性もあるわけで、これは移住先を選ぶうえでかなりのマイナスポイントではないだろうか。
他のSNSも安定的に使えるとは限らない
ツイッターが規制されているということは、それ以外のSNSも今後対象になる可能性もあり、例えばインスタグラムであったり、Elloだったり、こういった新しいSNSがどのように運用されていくかわからない。そもそもベトナムにおいて報道の自由度は世界的に見ても非常に低い位置づけにあり、そういったことを今回感じさせられるきっかけとなった。
ベトナムを旅行していても、特に規制が厳しいとか、社会主義の国であるという印象を受けることはなかったが、こういった情報統制が行われているところにこの国の特殊性が垣間見られた。
東南アジアといえば、ほとんどの国は民主主義であり資本主義の国になっているが、ベトナムに関してはまだ社会主義の国なので、普段は意識をすることはなくても、やはり特別なところがある。
とはいえ、今回現地で会うことができたホーチミンの知り合いも、駐在員として働くようになってから日本や他の国に移住したいと思わないくらいにこの街が気に入っているということだったし、最初のうちはグダグダなところが嫌だったが住めば都だったということ。
ホーチミンについては思ったよりも住みやすそうだという印象があったし、中部のフエやホイヤンについては、より大きな可能性を秘めていると個人的にも感じている。
さらにフォーやバインミーをはじめとて、ベトナム料理はかなり食べやすい。
ホットポットの料理も多いし、日本でも有名な生春巻きや、エビやカニを使った料理も多い。
また、フランス統治時代の名残を残して、フランスパンもおいしく、表面の皮がパリパリしているので、食べることについてはかなり欲望を満たしてくれる国ということになる。
情報の透明性さえ確保されれば、この国の居住地としての価値はさらに高まり、外国人をより魅了できるようになりそうなものなのだが。
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