ベトナムには移住を前提にして
2度の下見を実施した。
1回目はビザ無しでの滞在期限、二週間を使って
ホーチミン・ダナン・フエ・ハノイと
ベトナムを北上しながら主要都市を縦断。
2回目は3ヶ月の観光ビザを取得し、
中部のダナン、ホイアン、フエを中心に滞在。
その結果、移住先としてのデメリットが目に付き、
後悔せずに住めそうな予感がしなくなってしまった。
交通事情
ベトナムはバイクが多く、
交通量が多いことは有名だが、
現地に行くと想像以上にカオス。
信号は少なく、
4車線ある大通りを歩行者が渡るのも命がけ。
慣れている現地の人は
小学生ぐらいの子供も含めてスイスイ歩いていくが、
外国人にはハードルが高い。
万が一交通事故に遭った場合には、
医療の充実度に不安が残るし、
相手方に過失があった場合の損害賠償だって
スムーズに受け取れる気がしない。
ホーチミンやハノイの交通事情もひどいが、
地方に行けば安全かと言うとそういうわけでもない。
ちなみに、ダナンではホテルで自転車を借りて
30分ほど走ってみたが、
危険すぎて二度とベトナムで自転車に乗りたくなくなった。
地方では買い物も面倒
大手のスーパーやコンビニならいざ知らず、個人商店では基本的に値札がない。
あっても店によって金額がまちまちで、
ミネラルウォーター1つ買うにも
数十メートルの距離で5割増しになったりする。
コンビニが普及しているハノイやホーチミンと違い、
ベトナム中部の街にはコンビニがほとんどなかった。
そのため、ミネラルウォーターのような
日常的な買い物は個人商店でするしかない。
結果、地方だから物価が安いどころか、
ハノイやホーチミンの1.5倍〜2倍ほどの金額で
買い物をせざるをえなかった。
相手が外国人だと金額を釣り上げるというのは
ベトナム在住の人から耳にしていたが、
たしかに日常的にそれは行われていた。
特に地方に住む場合には、
この点はデメリットになるだろう。
騒音がひどい
ベトナム人は騒音に対する繊細さや気配りがあまりない傾向にある。
夜中でも騒音を出しながら
店が営業していてもおかまいなし。
そもそもホテルの壁も周辺国と比べて薄く、
防音性が低め。
ベトナムに移住した日本人の知人に聞いたところ、
コンドミニアムもその傾向にあるという。
ホイアンやフエのような地方都市であっても
閑静な住宅地には程遠く、
バイクの音も含めて騒がしい。
静かに暮らしたいと思ってベトナムに移住すれば、
後悔せざるをえないだろう。
国民性の問題とも密接につながっているので、
今後急激に騒音問題が解消されるとも思えない。
雨季の湿度の高さ
ダナンに移住した人から聞いた話だが、
ベトナムは雨季が長く湿度が高い日が続くため、
カビがひどいということだった。
浴室はもちろん、
リビングですらカビが生えることがあるという話。
気候面で見ると、
ベトナムの中部や北部は
冬の時期が涼しいというメリットもあるが、
生活に支障が出るほどの湿気は困る。
雨の後は歩きづらい
ベトナムは歩道が整備されていないことが多く、特にハノイやホーチミンの一部エリアを除くと
雨の後は泥だらけになってしまうこともある。
そのため、道が濡れている状態で歩くと
靴やかばんがドロドロになってしまう。
これでは外を歩くのも億劫になり、困ったところ。
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