少ない物で暮らすことを実践して2年半が過ぎた


マレーシアに住み始めてから少ない物で暮らすようになった。

理由は単純で、長居する気がなかったのと、
わざわざ国境を越えて荷物を移動させるのが面倒だから。

結果的にマレーシアには2年ちょっと滞在したが、
当初の予定では1年か2年の心づもりだった。



その後は他の国に移住する予定だったため、
大量の荷物を国際配送するのは大変。

荒っぽい運搬によって中身が破損したり、
指定した日時に到着しなかったりすることもある。

さらに言うと、
私のように下見なしで移住する場合には
物件を引き払う段階で次の住所が決まっていない。

住んでいる部屋を引き払ってから次の国に行き、
そこで物件を探すという手順になるので。

そのため、手配のしようがない。



そんな事情があったので、
身の回りは少ない物だけでシンプル暮らすことに決めた。

その方が移動の自由度が高まるし、
余計な心労に悩まされずに済みそうだったから。


元々が多くの物に囲まれて暮らしたいわけでもなかったし、
特に抵抗はなかった。

むしろ余計なものがなくなると
せいせいとした気持ちにすらなった。

不思議なもので、収入が増えても物欲は変わらない。

むしろ日本のテレビ番組等の欲望を刺激するものがなくなって、
欲しくないものを欲しいと錯覚することもなくなった。



少ない物だけでシンプルに暮らすと言っても、
家具や家電はコンドミニアムに完備されているので、
部屋の中がガラガラなわけではない。

テレビも冷蔵庫も洗濯機もあるし、
使わないのにDVDプレイヤーが置いてあったりもする。


仕事道具のパソコンはもちろん持って行ったが、
調子が悪くなったのでマレーシアで買い換えた。

後は身の回りのものぐらいで、部屋に私物は少ない。


マレーシアに住んだ2年の間に20都市ほど周ってきたので、
そもそも自宅にいる期間も限られていたし、
特に何かを所有したいとも思わなかった。

仮に何かがほしいと思っても、
マレーシアで手に入れるのも大変なので、
その段階でどうでもよくなる(苦笑)。



それでも服や靴は増えすぎて、
次にフィリピンに移住した時に8割以上は捨てた。

これは仕方なかったと思う。

バンコクに旅行に行った際に、
思わぬ物価の安さに買いすぎてしまったりしたこともあるし、
初めての海外生活だったのでやむをえないかと。



フィリピンは最初から1年しか住まないと決めていたし、
より少ない物で暮らして次の年につなげようと思っている。

もう半年以上過ぎているが、
身の回りに必要なものはほとんどないと実感している。

本も電子書籍にすればかさばらないし、
私のように移動が多くても負担にならない。

500冊の本があったらとても持ちきれないのが、
電子データなら片手に収まるハードディスク1つに片付く。



後は旅先で色々な体験をすればいいし、
あえて自宅に余計な物を増やしたり、
自分で所有することにこだわる理由が見つからない。


私がほしいのはいつでも動ける身軽さで、
物が少ない暮らしの方が自分に合っていることが
この2年半の生活で理解できた。

自分にとってのゴミが部屋の中に増えていくのは不愉快だったし、
物によるしがらみのようなものに縛られていくのが
日本で暮らしている時には嫌だった。

なんだか老廃物が血管の中にたまっているような、
おりが沈殿しているような感覚があった。

国境を越えてしまったことで、
そうした邪魔な物から解放されたのは
海外移住の二次的なメリットだったのかもしれない。


どんな生活をするかによるので、
移住すれば誰でも得られる効果でないのはもちろんだが・・・。



当分の間は1つのところに落ち着くつもりがないので、
少ない物でシンプルに暮らしていく予定。

何か新しい趣味でも見つかって、
収集癖でも持つようになったら変わるかもしれない。

一生シンプルに生きていこうとは思っていないし、
必要なら変化したらいい。

環境に適応できなくなったら生き物として終わりなので。


とりあえず、当面は要らない物を持たない生活を
このまま継続する予定。





【追記】
自宅を引き払って世界一周に出て、1ヶ月ほどになる。

現在はホテル暮らしのため、
ますます少ない物だけを身の回りに置くことになった。

その結果として困っているかというと、そうでもない。



唯一問題なのは、
クリーニング屋が見つからない時と、
移動が重なって洗ってもらっている時間がない時。

持っていける衣類の量は限られているので、
着替えがなくなりかけた時には焦る。


まずはマレーシア、タイと移動してきたが、
これらの国はクリーニング屋が靴下等も洗ってくれる。

しかも1キロ200円程度で。

そのため、店さえ見つければ重宝する。



他には特に困ったこともなく、
日々住む場所も変わる中で充実した日々を送れている。

物に囲まれた生活なんてしなくてもいいということを
改めて感じる毎日。

そして、余計な荷物に邪魔されることが、
もうバカバカしくなってしまった。


少ないもので暮らすという体験をしたことで、
確実に選択肢を増やすことができたし、
こうした旅に出ることもできた。

私にとっては、それが何より貴重なことだと思う。



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執筆者、伊田武蔵
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