マレーシアで伊坂作品を読む


クアラルンプールに来たからというわけではないが、最近伊坂幸太郎の小説を読む機会が増えている。

元々はセブにいた時に注文していた本が電子書籍化されて送られてきたので、それを読んでいる。

今日は、ベルジャヤタイムズスクエアの地下にある、Meet Fresh(鮮芋仙)という台湾スイーツの店で、セサミのかき氷の上に黒いゼリーやピーナッツのスライス、タロボールやパールが乗っているものを食べながら、ペンギンハイウェイを読んでいた。

この作品は、伊坂作品には珍しく、小学生の男の子が主人公となっていて、海から遠く離れた町に突如として発生したペンギンの不思議を追い、様々な実験を重ねながら研究していく話。

その前に読んでいたマリアビートルや、残り全部バケーションとは作風が違いすぎていて、同じ作家の話とは思えないほどだったが、これはこれで伊坂幸太郎らしさが出ていて、目の離せない内容となっている。

クアラルンプールというと、紀伊国屋に行った際に、様々な小説家が犬に関する作品を投稿している本が出ていて、その中に伊坂幸太郎が投稿していた。

その作品だけ読んでみたら、ヘンゼルとグレーテルであるとか、忠犬ハチ公とか、花咲かじいさんとか、そういった物語に出てくる情景を前世の記憶として持つ犬が、主人公となっていた。

作品の名前は覚えていない。


世界のどこでも日本語の本が読める時代

世界が近くなったという言葉は、様々な意味で使われるし、飛行機等の交通手段が確立されたことや、LCCによって旅費がどんどん安くなっていることなどが、その表現の裏側や、その表現の根拠になっていることも多いが、世界のどこにいても、日本人の小説家が書いた日本語の作品を読むことができるのも、その一端だと感じる。

実際私のハードディスクの中には、書籍だけでも300冊以上入っているし、一度読めば十分という作品は、その都度削除しているので、海外に来てから読んだ本だけでも数百冊になる。

漫画はハードディスクの中だけでも1000冊程度は入っているので、はちみつとクローバーや、キングダム、ちはやふる、弱虫ペダル等の様々な作品が入っている。

そういえば、オーストラリアで食事をしながら漫画を読んでいたら、店員にナルトは入っているのかと聞かれたことがある。

ナルトもハードディスクの中には入っているものの、私が持ち運んでいたiPadの中には入っていないので、ないと答えると残念そうな顔をしていたが、ナルトは世界的にも非常に人気があって、世界の累計販売数でいうと、一億冊を随分前に越えていた。

クアラルンプールのスンガイワン・プラザというショッピングモールの中にコスプレショップがあるが、その中には、ナルトに出てくる暁という抜け忍集団の黒地に赤い雲のマークが入った衣装が展示してあった。

これは実際に着ることができる大きさのもので、なかなか本格的なデザインになっていて、日本の漫画、特にナルトがいかに人気があるかということがうかがえた。


よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ