日本で海外旅行が自由化されて50年が経過した


半世紀前まで、日本人であっても海外に自由に旅行をすることができなかったと聞くと、隔世の感がある。

今の時代からは全く考えられないし、LCCで気軽に世界を飛び回れる時代からすると、まるで江戸時代のエピソードのように感じてしまうが、むしろ現在のように海外旅行が自由化されてからの期間は、実は短い。

この10年程度でLCCの普及や、それに伴い各種交通機関の値下げ競争、ネットの発達によるホテルの予約サイトをはじめとした情報の入手経路の多様化や利便性の高まりによって、海外旅行のハードルが下がってきた。

もし仮に、私が50年前に生まれていたとして、今のようなライフスタイルを送れているかと言えば、100%無理だと言い切れる自信がある。

幕末や明治時代にアメリカやドイツに渡った人のように、恐ろしいまでの執念を持って海外に渡航しようとはしないだろうし、何十日もかけて船酔いと戦いながら、フェリーとも呼べない揺れの激しい蒸汽船で太平洋を渡る勇気もない。

そう考えてみると、この50年の間に恐ろしいほどに技術が発達し、各国間の国境の壁が薄れた。

海外旅行や海外投資は、今では当たり前のことになっているが、自由化されてからはまだ思ったほど時間が経っているわけではない。

インフラが整ってからは、さらに短い期間しかなかったわけで、そういった意味で言うと、現代はかなり特殊な状況とすら言える。



50年前には実現しなかった生き方

先日は、セブ島からパングラオ島に移動して、そのまま居心地がよかったので一ヶ月滞在し、セブで一週間ほど様々な場所を移住を前提に下見した後で、今度はバンコクで一ヶ月過ごした。

続いてブルガリアやルーマニアに飛ぶが、こんな生活を50年前の人は想像することすらなかっただろうし、そもそも興味を持ったとしても、調べる方法は本屋や図書館で書籍にあたるか、情報を持っている人に会いに行くぐらいしかなかったと考えると、圧倒的にハードルが高い。

今でも宿泊先のホテルで、ネットが繋がらない時間が長いと不便な思いをするし、イライラする。

時には情報が得られなくてはがゆい思いをしたり、危機感を抱くこともあるが、そもそもネットが普及したのは10数年前の話で、私が初めてインターネットに接続したのも、高校を卒業した年の春休みだった。

そう考えてみると、これまでのネット歴は約15年ということで、未だにネットを使ったことがなかった期間の方が長かったことになる。

あと数年で、ネットがある生活の方が長くなるとしても、根本的なライフスタイルが変わるほどのインパクトをインターネットがもたらしたことは間違いない。

それに比べると、タブレットやスマートフォンは、私の生活を大きくは変えていない。

そうは言っても、タブレットで漫画や本を読むようになったし、それがあるからこそ活字や漫画に飢えずに身軽に旅をすることができる。

もしこれが、本や漫画を紙の状態で持っていたら、合計が1000冊を軽く越えてしまうので、とても移動どころではない。

むしろ、マンションの床が抜けないかを心配しなければいけないかもしれない。

そう考えてみると、あまり影響がないように思えているタブレットでさえ、意外に役立っている。

しかしながら、スマホはガラケーの時代から考えても使用方法がほとんど変わっておらず、個人的にはあってもなくてもどうでもいい。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

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