駅の利用者数の世界上位ランキングがまるで日本ランキングのようだった

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毎日どれだけの人がその駅を使っているかという乗降者の人数(駅の利用者数)を表している世界ランキングの表があった。

その統計によると、一位は新宿駅で一日あたり平均して約350万人がこの駅を利用している。

これは日本ランキングではなく、世界ランキングでの1位。

通勤ラッシュが名物になって、外国人旅行者がわざわざ体験しようとするぐらいなので、駅の利用者数としても納得の結果と言えるだろう。

私自身も派遣社員をやっていたときに、毎日新宿駅を使用していた。

当時はJR中央線を使って立川駅から新宿まで通勤をしていて、サラリーマンの通勤時間よりは少し遅い9時過ぎの始業だったのでそこまで混んではいなかったものの、確かに常に駅は人でごった返していた。

そして第二位は渋谷駅で、こちらは一日あたり約310万人が利用している。

三位になると池袋で、こちらはだいぶ人数は減って250万人。

池袋駅と渋谷駅も私はかなりなじみ深いというか、昔からずっと使っていた駅なので、この規模感というのは体感的に納得できる。

四位となっているのが、大阪駅、梅田駅、西梅田駅、東梅田駅、北新地駅五つの駅が並んでいるので、恐らくこの駅はつながっているのではないかと思う。

大阪の人間ではないので、ちょっとここらへんの事情がよくわからないが、この表を見る限りは一つの駅として取り扱われている。

上記大阪駅等の一日の平均利用者数が約230万人。

そして五位は横浜駅でこちらは216万人。

結局上位五位はすべて日本がランキングを占めてしまうことになった。


これは世界の中での利用者ランキングなので、あくまでも日本国内のものではない。

この傾向はこの後も続いて、六位が北千住駅で約150万人、7位が東京駅で約115万、意外に東京駅が少ないのが印象的だった。

そして続く八位は名古屋駅で115万人、九位は品川駅で97万人、十位になると高田馬場駅で88万人、ということでなんとトップ5どころかトップ10がすべて日本の駅で占められるという驚きの現象が起こっている。

私自身、この表が日本のランキングの間違いだったのではないかと思って、その下までずっと見ていった。


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トップ10どころか・・・

乗降車数のランキングを見ていくと、二十位以内にも日本の駅以外が入っていることはなく、ようやく二十四位になってパリの北駅、こちらが一日の利用者数52万人ということでようやく海外からランクインした。

その他にも二十七位にシャトレ・レアル駅、こちらもフランスのパリの駅で、一日の平均利用者が49万3千人、29位になるとローマのテルミニ駅で48万人、こちらはかつてユーレイルパスを利用してのヨーロッパ周遊の際に使ったことがあるが、そこまで大規模だった印象はない。

その後もやはり日本勢が大部分をしめて35位になるとドイツのハンブルク中央駅で、一日の利用者が45万人。

そしてこのままランキングを見ていっても、50位以内は上記以外すべて日本が占めているというまさかの結果になっていた。

比較的日本の電車利用者が多い印象はうけていたし、確かに駅の混雑ぶりも目を見張るものがある。


日本の駅・鉄道の優秀さを感じる部分も

その一方で日本が誇れるところは、複数の線が乗り入れている渋谷や新宿池袋のような駅が、かなり動線がきれいに描かれていて、効率的に乗換えができるということ。

海外の各駅の利用者数が少ないのは、それだけ各線がうまく結合していないのが原因のひとつ。

例えば50位以内にロンドンからランクインしてないのは、ロンドンではせいぜい二つ三つの路線が一つの駅に集中している程度なので、いまいちそこらへんの効率が悪いのが原因だと思う。

そういった意味でいうと、日本のこの結果はかなり誇ってもいいところがあると思う。

とはいえ、通勤の時間帯のラッシュはサラリーマン時代には確かに苦痛だったし、そういった意味でいうと会社勤めをしている人にとっては大変なこと。

それにしても、まさかここまで日本だけに利用者数の多い駅が偏っているとは思っていなかったし、ヨーロッパからも五つの駅すら上位50位以内に入っていないという結果が出るとは思わなかった。

そして中国やインドといった、人口の多い国もここには入っていないのは予想外の結果だった。


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