フィリピンのコンビニに行くと、必ずヤクルトが置いてある。
不思議なもので一本ばら売りもしているし、5本セットでも販売している。
料金としては1本が10ペソで、5本で買っても特に割引になることはない。
10ペソはだいたい25円なので、ヤクルトはフィリピンの物価の中ではかなり高額という位置づけになる。
ヤクルト以外にも日本の商品は色々と置かれていて、例えば日清のカップヌードルの場合であれば、金額としてだいたい250円くらいする。
ローカルのカップラーメンと比べると、随分高額になるものの、こちらもよく売れているというし、実際にセブンイレブンやスーパーに行っても見かけることが多い。
ちなみに、フィリピンのカップラーメンであれば、だいたい50円程度から購入することが出来る。
残念ながら日本人の味覚で食べてみると美味しいとは言えないので、やはりカップヌードル等の国際ブランド、もしくは日本のブランドの方が味の面では安心。
そして、フィリピンでもこの事実は認知されていて、ローカルの人もあえて割高な商品を購入している姿を見かけることがある。
この他にも日本のメーカーで言えば、味の素の調味料はフィリピンでも不可欠なものになっているらしい。
小さなものであれば75円程度から販売していて、小売りにするビジネスがフィリピンにおいては一般的なので、この味の素においてもそういったことを行っている。
あとはリポビタンDもフィリピンに進出していて、こちらはだいたい1本90円くらい。
日本の食材店に行けばそういった商品を買えるのは当然のことながら、普通のコンビニとか、あるいはスーパーマーケットに行くだけでも日本の製品は色々と見かけることもあるし、豆腐なども普通のスーパーで買うことが出来る。
こうしてみると、いかに日本の商品がフィリピンで人気かというのがわかるし、それらの料金はローカルの商品に比べれば、やはり割高。
にもかかわらず、ヤクルトを始め、それぞれがしっかりと売れているし、付加価値をつけても販売できる条件が、すでにマカティ市内においては整っているのが現地に住んでいて実感するところ。
地域による事情の違い
こういった事情は地域によって大きな差があって、マカティ市内は比較的高所得者が住んでいるのに対して、地方のそもそも産業がないような場所に行けば、雇用自体が非常に不安定。そういったところになると、平均所得が日本円で二万円とか、そのくらいになってしまうこともあるので、事情が大きく変わってくるのは当然のところ。
おそらくヤクルトの売れ行きはフィリピンの中でも、地域差がかなり大きいと思われる。
さらに言えば、マニラの中でもマカティやグローバルシティと、ローカルの人が多く住むエリアでは傾向が違うだろう。
このあたりは貧富の差が激しいフィリピンの特徴で、日本人の感覚としては驚かされるぐらいに貧しい方向に広がりがある。
一方で富裕層向けのビジネスがあったり、意外に薄いと言われる中間層が育ってきているのも事実。
そして、これからも当分はこの国の経済成長が止まることはないだろう。
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