イギリスが住みやすい理由5つと住みにくい理由3つ

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今回はイギリスが住みやすい理由と
住みにくい理由をそれぞれ挙げてみることにした。

ロンドンをはじめとした
イギリス諸都市の住環境について
長所と短所の両面を把握する一助になればと。


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イギリスが住みやすい理由


まずはイギリスに移住する上で
メリットになる点について5つの要素を挙げてみた。


英語さえ使えれば語学は問題ない

クイーンズ・イングリッシュの本場であり、
英語の本場の国だけに
イギリスに住む上で他の言語は要らない。

ほとんどの日本人にとって
もっとも親しみのある外国語は英語のはずなので、
まるでなじみのない言語を使う国よりも
移住のハードルは低い。

住みやすいかどうかもそうだが、
移住後の生活をイメージしやすいのも
英語の国であるメリットだろう。

ちなみに私が以前住んだマレーシアは
マレー語がメインの国で、
英国領だった時代も長かったので
一応イギリス式とされる英語も使われていた。

東南アジアでは
比較的マレーシアの英語力は高い部類に入る。

とは言え、実際に生活していると英語が通じない人は多く、
この点は英語がネイティブではない国に
住む上でのデメリットになっていた。


日本食材店や和食レストランもそれなりにある

ロンドンを中心に、
イギリスには日本食を作る上で必要な調味料や食材を取り扱う店や
和食レストランもある。

価格は現地の物価を反映して高いものの、
日本まで頻繁に帰国しなくていいと考えれば、
食の面での選択肢が充実しているのは嬉しいところ。

ココイチ、一風堂、丸亀製麺等のチェーンから、
ヨーロッパの和食レストランとしては
初のミシュラン二つ星を獲得したUMUまで、
様々な選択肢がある。

また、イギリスはインド料理や中華をはじめとして
日本以外のアジア料理も充実している。


日本人が目立ちすぎない


特にロンドンは多民族都市と言っていいほど
様々な国から来た人が生活している。

そのため、日本人あるいはアジア人であることで
必要以上に目立ってしまうことがない。

ヨーロッパでも移民の少ない国の地方都市の場合、
旅行者が多いエリアならともかく、
地元民しか来ないようなエリアだと
妙に人目をひいてしまうこともある。

この点、外国人として悪目立ちしない
ロンドンのような街は住みやすい。


美術館・博物館が無料


ロンドンと言えば大英博物館が有名だが、
これ以外にもビクトリア&アルバート博物館や
自然史博物館のように見応えのある博物館が複数ある。

これらは入場料が無料。

美術館も同様に原則として無料で入れる。

ロンドンならナショナルギャラリーやテート・モダン、
テート・ブリテンが美術館として有名。

個人的にはテート・ブリテンの
ターナーコレクションは何度見ても飽きない。

歴史やアートとの距離が近く、
ちょっとした散歩感覚で立ち寄れるのは
ロンドンに移住するメリットの1つだろう。


ロンドン市内でも自然が多い


ロンドンは大都市だが自然との距離が近い。

市内には大きな公園が複数あり、
ケンジントン・ガーデンズやハイドパーク、
リージェンツ・パーク、セント・ジェームズ・パーク等。

ケンジントン・ガーデンズにはリスも多数いて、
餌やりをすることもできる。

少し郊外に出れば世界遺産の王立植物園、
キュー・ガーデンもある。

自然が身の周りに多いのは
住みやすい街の条件の1つだと考えるようになったので、
この点もロンドンの長所。


イギリスが住みにくい理由


上記のようにイギリスには住環境としてのメリットもあるが、
デメリットもある。

改めてロンドンまで来てみて、
移住をやめた理由の中でも多くの人に当てはまるものは
以下の3つ。

食事がいまいち

有名な話だが、
やはりイギリスはあまり食事が美味しくない。

人種や国籍の多様性があり、
それを食の面でも反映しているロンドンはまだいいが、
地方に行くとこの傾向が顕著になる。

フィッシュアンドチップスや
サンデーローストはいいとしても、
全体的には食事への興味が少ない国だと感じざるをえない。

長く生活していく上で、
食事の面で不満を抱えてしまうと
途端に住みづらくなるのはマレーシア在住時に体験済み。

食事の面はイギリスに移住するデメリットになる。


物価・生活費が世界的に見ても高い


ロンドンは世界の中でも物価が高い街の1つ。

ヨーロッパは国によって物価が大きく違い、
イギリスや北欧、スイス等の生活費が高騰している国もあれば、
南欧や東欧のように物価の安い国もある。

たとえば、ポルトガルはイギリスのすぐ近くだが、
リスボンに移住すればロンドンに住む場合の
半分程度の生活費で同程度の水準の暮らしができるだろう。

特に質の良い商品やサービスではなくても
ただ価格が高いというのは
住みやすさを考える上ではマイナスと言わざるを得ない。

いくら美術館や博物館が基本的に無料でも、
そもそもの生活費が高いため
相殺どころではない。

経済的な見通しが甘い状態でイギリスに移住するのは
後悔のもとだろう。


天候が変わりやすく、晴れる時間が短い


イギリスは日照時間が短く、
さらに一日の中でも頻繁に空模様が変わる。

多少の雨なら傘をささないことは
イギリス人の特徴として日本でも知られているが、
実際現地で観察していてもその通り。

なお、日照時間で見ると
冬が特に短い傾向にあり、
12月のロンドンだと60時間を下回る。

冬の暗さを取り返すかのように、
夏になるとケンジントン・ガーデンズ等の公園では
日光浴に励む人々をそこら中で見かけることになる。


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「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

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「英語が苦手で・・・」

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