タイのwifi事情はこの5年程度で大幅に変わった。
かつてはチェンマイやプーケットはもちろん、
首都のバンコクですらもネット環境が
十分に整っているとは言いがたかった。
たとえば、ホテルでもwifiが安定しないことが多く、
バンコクの5つ星ホテルに宿泊しても
有線のLANしかなかったり。
ちなみに、その時はホテルのロビーのwifiを使ったが、
1日当たり400バーツほどかかった。
では、街中のカフェ等ではどうだったかと言えば、
スターバックスとcoffee worldのチェーン系カフェは
基本的にwifiが使えた。
もっとも、スターバックスについては
あまりにも店内が込み合っているために
極端に回線速度が遅いことはしばしばだったが。
特にバンコクのターミナル21の店舗は
人数が過剰なためにその傾向が強かった上、
お客がギュウギュウでなんだか息苦しく、
落ち着く環境ではなかった。
他のカフェではwifiがつながる店が少なく、
レストランで使えることはさらにレアだった。
この時点ではネット事情において
隣国のマレーシアに大きく水を開けられていた。
当時の私はマレーシアに住んでいたが、
マレーシアがタイよりも優れている数少ない点が
wifi事情だった。
そんなタイも今では
バンコクはもとより、チェンマイやチェンライでも
急速にネット事情は変わった。
ホテルに宿泊していても、
wifiがつながらない時間帯がないわけではないが、
以前に比べれば大幅に頻度が下がった。
半分以下なのは間違いない。
また、ほとんどのカフェでwifiが提供されるようになり、
スターバックスやcoffee worldに
こだわる必要がなくなった。
これはバンコクのような大都市ばかりではなく、
チェンマイやチェンライでも同様。
さすがにチェンライは遅れているかもしれないと思ったが、
小さなカフェや台湾デザートの店でも
wifiにつなぐことができた。
レストランに目を向けても、
かなりの割合で使えるようになった。
たとえば、バンコクのタニヤ通り付近の和食レストランでも
半分程度の店でwifiが用意されている。
プロンポンはそれよりも割合は減る印象だが、
それでも5年前はカフェですらネットにつながらなかったので
環境が大幅に整ったことになる。
また、airbnbでコンドミニアムにも泊まってみたが、
通常の住宅でもストレスのないスピードの
ネット回線が用意されていた。
チェンマイに至っては
SOHOやクラウドソーシングをしていたり、
個人でビジネスを営んでいる場合、
タイの中でもチェンマイは人気の場所。
というよりも、アジアの中でも注目されている街。
というのも、wifi環境が整っていてカフェも多く、
仕事をするための環境が整っている。
そしてホテル代がアジア全域の中でも安めなので
長期滞在のコストが低い。
そのため、場所の自由を得ている状態であれば
低コストで良い環境を得るのが可能な場所として
チェンマイがある。
バンコクはより面白い街ではあるものの、
やはりホテル代やコンドミニアムが
チェンマイの倍ほどする。
その点において、
コスト意識が強い人の場合には
チェンマイを選択する傾向にある。
こうしてアジア人だけではなく、
欧米人までチェンマイに集まってくることになり、
カフェではパソコンを使って仕事をする人を大勢見かける。
数年前まではろくにwifiもなかったのに、
変われば変わるものだ。
こうしてタイのネット事情は大きく変わり、
外国人からの評価も上がった。
私自身、旅先でも仕事を続けるタイプなので
この点で大きな恩恵を受けている。
もっとも、これはタイに限った傾向ではなく、
アジア各国のネット環境が大きく伸びたと感じる。
おかげでどの街でも仕事をするのに支障がないし、
ますますオフィスを構える必要を感じなくなった。
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