入国審査に引っかかる行動の5つの代表例

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タンソンニャット国際空港
入国審査に引っかかる場合、
いくつかの代表的な理由がある。

担当官も役人や軍人なので、
特に個人的な才覚で疑ってきているというより、
一般的に問題があるとされている行動や条件に照らし合わせ
それぞれ判断している。

幸いなことに、
日本人の場合はパスポートの信用が世界的に高く、
別室行きになることは相対的に少ない。

とは言え、私もそういった扱いを受けたことがあるし、
入国審査で長々と時間を取られたこともある。

そこで、スムーズに通過できるように
避けておきたい行動の例を挙げておく。



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服装や持ち物の問題

もっとも簡単な対策としては、
小綺麗な格好をして、場に合わせた持ち物を持つこと。

ここでいう小綺麗というのは、
ファッションセンスの話ではないし、
高級なブランド物を着飾ることでもない。

いかにもお金がなさそうな格好だったり、
ガラの悪そうな印象を与えないということ。

たとえば、ビーチサンダルよりは靴の方がいいし、
Tシャツよりは襟の付いたシャツが好ましい。

あまり貧しそうな格好をしていると、
不法就労や犯罪の疑いを抱かれることもあるため、
空港では少々きれいな服装を心がけておくと無難。

そんな理由で入国審査に引っかかってもつまらないし、
特にロンドンやフランクフルトのような
世界的に審査が厳しいことで有名な街の空港では
印象を良くしておくにこしたことはない。


なお、持ち物の量についても
あまりに少ないと不審に思われることもある。

ジャニーズの某アイドルが
コンビニの袋1つでアメリカに渡航し、
不審がられてイミグレで止められた話もある。

少なすぎる荷物も不自然に見えるし、
役人としてはイレギュラーを嫌うのは当然のこと。

TPOに合わせるのは服装だけではなく、
荷物の分量も適切に。



余計なことまで話す

海外旅行に慣れていない人の場合、
入国審査で聞かれることを想定して
観光とかビジネスとか、
色々シミュレーションをしていることもある。

しかし、世界各国を周っていて感じるのは、
入国目的すらほとんど聞かれないということ。

入出国カードに目的の項目があるので、
それを見れば一目瞭然ということもあるのだろう。


そんな中、聞かれてもいないことまで話すと
態度が不自然で後ろめたいことを隠していると
余計な詮索を招くことになりかねない。

また、実際には問題がないことであっても、
ビザなし渡航なのにビジネスと誤解されたりして
担当官からの質問が増えてしまうことも。

英語でつつがなく返答できれば問題ないものの、
語学力によってはしどろもどろになってしまい、
黙っていれば簡単に通過できたのに、
事実を明らかにするために
長々とやり取りをする羽目になることもある。

英語に自信がなければ、
冷や汗モノの体験になってしまうだろう。

こうしたことを防ぐためにも、
聞かれたことにだけしっかり答え、
無意味に情報を増やさない方が賢明。


なお、ごくまれに滞在目的を聞かれ、
観光と答えたら具体的にどこに行くのか聞かれたこともある。

たとえば、バンクーバーがそうだった。

この時は世界一周の最後に差し掛かった場面で、
いちいち行き先の街について
事前に事細かに調べている時間もなかったし、
到着してから調べようと思っていた。

また、私の本当の訪問目的は
バンクーバーの住環境をチェックすることだったため、
別に観光がしたかったわけでもない。

そこで、とりあえずスタンレーパークと答えたら
「何日も公園を見て回るのか」
というツッコミまで入れられた。

結局無事に入国できたが、
ここまで込み入った話をされるのはレア。

半分以上の入国審査は無言のままで終わる。



フライトのルートが特殊な場合

日本人が通常は利用しないような区間の場合、
搭乗した飛行機が空港に着いた時点で疑われることがある。

フランクフルトからカナダのハリファックスへのフライトが
まさにそんな状態だった。

まず、機内にアジア人がほぼいない。

そして、飛行機を降りた途端、
入国審査よりずっと手前で1人だけ止められ、
パスポートの提示を求められたり、
訪問の目的を訪ねられたりした。

カナダは比較的入国審査は厳しい国だが、
ここまでの対応をされることは珍しい。

他の代表的な街であれば聞いたことがないが、
フランクフルトからハリファックスというルートは
特殊すぎたのだろう。

結局、役割も職務もよく分からない係員の質疑に10分、
同じようなやり取りを入国審査で再び10分以上、
税関では荷物を事細かに調べられた。

ようやく税関を通る頃には、
他の乗客はすっかりいなくなっていた。

日本人であることは
入国審査においては有利に働くことが大多数。

アメリカ等に入国する際に
イスラム系の人が止められているのをよく見るが、
そういった扱いを受けることはほぼない。

しかし、この時は日本人であること、
あるいはアジア人であることで悪目立ちし、
ずいぶん手間がかかった。


もし英語に自信がないのなら、
こうしたルートは避けた方が安全。

しつこく質問攻めにされるため、
返答できるだけの語学力がないとトラブルになる可能性がある。



繰り返しの入出国の場合

タイにはビザなしで何度も訪れているが、
こうした行為は入国審査において厳しく取り締まられやすい。

そのため、以前の滞在日数や訪問頻度を
コントロールする必要がある。

また、入国審査で引っかからないために、
出国用の航空券をあらかじめ予約しておく手もある。

滞在期限内に出国する意思を見せるために。


根本的な対策としては、
疑われる頻度で訪問するのを辞めるか、
正式なビザを取ることだが、
それが難しい場合もある。

そうした場合には
帰りの航空券の準備や訪問の理由を明確にしておくなど、
事前に準備できる策は講じておきたい。



挙動不審にならないために

入国審査においてあやしげな動きを見せれば、
当然ながら不信感をもたれる。

ただし、何をすればいいか予めわかっていれば、
特に難しいことではない。

最近の空港で多いのは、
指紋の採取や顔写真の撮影。

先日、タイから台湾に移動したときも
これを行ったばかり。

指紋は通常、人差し指のみの採取。

撮影はカメラを見るように示されるので、
そこをしばらく見ていればいい。

指さされるだけの場合も多いため、
言葉が分からなくても予想できる。


並んでいるときに前の人の動きを見ていれば、
それほど難易度が高くはない。

挙動不審な行動をとらないためにも、
写真や指紋のことは頭の片隅に入れておきたいところ。


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