バンコクマダムを読んでタイの暮らしやすさを再認識した

バンコクでは10種類以上のフリーペーパーが発行されているが、そのひとつにバンコクマダムというものがある。

設定されているターゲットと私は性別が合わないのは承知の上で、手に取ってみた。

トンロー駅近くのフジスーパーに豆乳を買いに行った時に見かけたので、その時にもらってきたのだが、バンめしや、DACOのようなフリーペーパーとは違い、バンコクマダムを手に取ったのは今回が初めてだった。

これだけフリーペーパーが発行されている海外の街は少なく、私が今まで住んだセブやマニラでは、それぞれ2誌から3誌程度しか無かったし、ジョホールバルに至っては日本人が1000人程度しか住んでいないので、日本人学校はあってもフリーペーパーを見かけたことは一度もなかった。

こういった市場が成立していること自体、いかにバンコクに多数の日本人が移住しているかということがわかるが、最近よく目にするのはシラチャーというエリア。

こちらは工業エリアとして、もうすでに4000人以上の日本人が住んでいるとか、その数は5000人や6000人に上るのではないかといった推測も出ている。

バンコクマダムの中にもシラチャーの店は載っていて、CKMAというウォーターサーバーの会社とか、日本食材店であるサイトウフーズといった店がシラチャーに支店を構えたと掲載されている。

ちなみにウォーターサーバーというと、マカティ在住時に苦労させられた記憶がある。

注文しても約束の時間に来ないのは当然のこととして、そもそも当日に配達されないとか、こちらからリマインドをかけないと何日たっても届かないことが多かった。

ただし、仮にバンコクに住むことになっても、この街の場合は炭酸水が売っているので、結局ウォーターサーバーを使うかどうかは個人的にはかなり疑問だが、日本人向けの店が多ければ、まともなサービスが競争の中で生まれるだろうし、そういった切磋琢磨が行われているのは羨ましい限り。

他にもいくつか学習塾が広告を出していたりするが、一歩やNOAH、MKセミナー、進学塾のMICのように子どもの学習環境も揃っているので、受験対策もしやすい環境にある。

そもそもの受験勉強の是非はひとまず置いておいて、日本に近い暮らしができるのは海外在住者としてはメリットと見るべきだろう。

そしてフリーペーパーとしては定番のレストラン情報もあるが、こちらはバンコクマダムという名の通り、やや有閑層というか、生活に少し余裕のある人向けのレストランが中心で、居酒屋等は数が限られている。

地中海から生まれた美食を提供するイタリアンのLa Bottega di Lucaとか、同じくイタリアンのATTICOとか、チャオプラヤ川沿いにあるThe Summer House Projectとか、いくつか行ってみたい店も見つかったので、うまくタイミングが合えば足を運んでみたい。

そして私も以前お世話になったサミティヴェート病院とバムルンラード病院の記事も掲載されていて、サミティヴェート病院は女性向けの大腸カメラや胃カメラの検査を、バムルンラード病院は出産パッケージをアピールしている。

ちなみにバムルンラード病院の出産パッケージに申し込むと、普通分娩が8万3900バーツで、他に無痛分娩や帝王切開もあり、バムルンラード病院で出産した場合、自動的にバムルンラード・ベビークラブというものに入会することになって、子どもが12歳になるまでは外来の薬代や、入院の部屋代・薬代が10%割引になるらしい。

子どもはただでさえ頻繁に体調を崩すし、病院にとっては確保しておきたい顧客と思われる。

出産というイベントを迎えて、なおかつ10%も割引を受けられるのであれば、バムルンラード病院に行こうと思う人が多いだろうから、顧客の囲い込みという意味でもこのベビークラブは有効なのではないかと思う。

ちなみにサミティヴェート病院もバムルンラード病院も、日本語の通訳の人がいるのでタイ語や英語ができなくても安心して治療してもらえるし、診察も困らずに済む。

他にもゴキブリやアリの駆除の会社があったり、浮気や素行調査等の探偵業の広告が載っていたり、日本人向けのものだけでも相当多種多様なビジネスが成り立っているのが分かる。

プロゴルファーが教えるゴルフの練習場であるレディースゴルフスタジオSallyとか、空手や太極拳とか、出張水泳教室とか、サッカーキャンプとか、下手に日本の地方にいるよりも、むしろ多くのサービスを日本語で受けられるのではないかという気さえしてくる。

ちなみにバンコクマダムはフリーペーパーの中でも珍しく、紙面の中ではっきりと広告の費用を掲載している。

50mm×40mmの広告なら、月々2000バーツから出稿できるようだし、単発で60mm×68mmの広告だと3000バーツらしい。

考えてみると、問い合わせ先は載っていても具体的な金額まではっきり提示しているところはフリーペーパーのなかでもめずらしいので、これは少々意外なところだった。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

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「移住後の仕事やお金が問題」

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