
自宅近くのリトルトーキョー、のだ屋でハマチ定食を食べ、
コンドミニアムに戻ってきた時のこと。
エレベーターの中で後ろから声をかけられた。
振り返ってみると、
何かパンフレットを差し出している。
受け取ると近くのコンドミニアムの販売用パンフレットだった。
これは初めての話ではなくて、
コンドミニアムの中でも2回目。
フィリピンは貧富の差が激しく、
普通の道端でパンフレットを配っても
コンドミニアムの購入者層にはアプローチできない。
そのため、ショッピングモール等の場所を選んで
配布することになる。
彼女たちも、そうした仕事をしているのだろう。
エレベーターに乗っていたのは偶然で
ただ移動するためだったと思うが、
賃貸にしろ自己所有にしろ、
外国人向けコンドミニアムに住んでいるなら
購入者層には違いない。
売っているのは1,000万円弱からの部屋なので。
そうなると、
とりあえず渡してみるというのは正しい戦略に思える。
しかも身構えていないタイミングなので、
思わず受け取ってしまうという利点も。
営業のテクニックとしてラポールを築くとか、
相手からの信頼を得るといった方法は事欠かないが、
まずは話を聞いてもらうとか、
資料を受け取ってもらうというのが最初のハードル。
不意に声をかけると
警戒される前に相手が耳を傾けるスタンスになる場合がある。
営業のテクニックとしてラポールを築くとか、
相手からの信頼を得るといった方法は事欠かないが、
まずは話を聞いてもらうとか、
資料を受け取ってもらうというのが最初のハードル。
不意に声をかけると
警戒される前に相手が耳を傾けるスタンスになる場合がある。
フィリピンでは不意にパンフレットを渡される場面が
他にもあった。
たとえばグリーンベルトというショッピングエリアで
下りのエスカレーターに乗っていた時のこと。
上りのエスカレーターの人とすれ違いざまに
同じく不動産のパンフレットを渡されたことがある。
移動中も仕事をする意識の高さを考えると、
フルコミッション制の仕事なのだろうか。
これはマレーシアに住んでいる時には経験しなかったこと。
フィリピンの景気のよさを反映しているようで、
かなり面白い出来事だった。