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グローバル化が今後もたらすもの


振り返ってみると、20世紀の大部分は、基本的に生産拠点と消費の拠点が大きく離れていることがまれだった。

実際、飛行機が移動するには大きなコストがかかったし、それは旅客機の移動コストを考えても明らか。

グローバル化した現在のように、ジェットスターやライアンエア、エアアジア等のLCCで、1万円や数千円で国の間を気軽に飛び交える時代が来たのは最近の十数年で、それまでは海外旅行に数十万円かかるのが当たり前の時代が長かった。

さらに言えば、日本人であっても自由に海外に出ることが出来ない時代もあった。

今ではグローバル化した世界の中で、日本のパスポートは世界有数の強さを誇る。

しかし、海外渡航が自由化されたのは1964年の話。

わずか50年程度の話でしかない。


それでも徐々に世界のグローバル化は進展して、1950年から2010年の60年の間に、世界の製造業の貿易の売上高は、なんと60倍に拡大している。

こういったことも含めて、今後の未来を占っていくことが必要となっている。



24時間眠らないマーケット

これからグローバル化が進行することによって予想される事態として、すでに金融等の市場において現れていることだが、土日も含めて週7日24時間市場が休むことなく活動していくことがある。

常にどこかしらの国で市場が開いているわけだし、それに対応する人材も各国に必要になるので、そういった意味で言うと、9時5時の労働ではなくて、24時間誰かが必要な作業をしていることが必要になる。

もちろん、一部の業務は人間ではなく、AIに置き換えられていくだろう。

仕事を人間とAIが分け合い、さらに人間の仕事が国境を超えて分散していく。

これからも一部の業態では、そんな未来に近づいていくだろう。



グローバル化は分散か?寡占か?

そして、現状としてすでに新興国の台頭が見られるが、これまでは経済発展の恩恵を受けられなかった、脇に追いやられていた存在も世界の中心と同じように自分達の能力や権利を主張していくことになる。

その中でも特に目立っているのは中国とインドで、この二つの国には合わせて25億人の人口を擁するので、それだけでも非常に大きな存在感となっている。

何しろ、世界の人間の3人に1人はインド人か中国人であり、しかも印僑や華僑として、他国で強い影響を及ぼしている人も少なくない。

たとえば、東南アジアの大半の国の経済には、華僑が深く入り込んでいる。

グローバル化は際限ない多様化のように見えるが、実は圧倒的なシェアを占める存在がすでに存在している。

すでに人口のピークを越えて高齢化が進展していく中国と違い、インドはまだまだ人口が膨らんでいくため、今後も大きく傾向が変わる気配はない。


そして、新興国がこれから発展していくであろうことは、イノベーションにかかるコストがどんどん下がっていくことにつながる。

実際、アフリカの途上国で新しい決済システムが作られたり、途上国が先進国に比べて非常に安いコストで新しい技術刷新を行う例が現れているし、今後もコンピューターやネットの普及によって、そういった傾向は加速すると予想される。



人口集中による影響

今後も、世界中で都市化がどんどん進行していくと予測されている。

もうすでに2008年の段階で、世界の総人口のうちで都市に住む人の方が、それ以外の部分に住んでいる人よりも数が多くなった。

つまり、田舎や地方に住むよりも、大都市に住むほうが標準になったのが2008年以降の世界。

今後はさらにこの傾向が進んで、グローバル化ともからみあって各国でいくつかの極ができて、そういった大きな極にだけ人口が密集し、それ以外の所はどんどん過疎化していくと思われる。

そしてそれに伴って、世界中の様々な場所に貧困層が出現していく。

あるところでは人口が少なく、そもそも産業が成り立たずに貧困に陥る人もいれば、大都市には来たものの、競争に敗れてスラム街に身を落とす人も増えていくことが、ほぼ確実視されている。

これはアメリカのポートランドの例からも見て取れること。

ポートランドと言えば、アメリカの中でも近年の成功例と言われることもあるほど人気の街となったものの、影の側面も強い。

多くの人が集まった結果、優秀な人が仕事を取り合い、本来であればカフェやマクドナルドの店員をしていた人たちが職探しの競争に破れ、10代や20代も含めて多くのホームレスを生み出すことになってしまった。

世界各地で限られた街に人口が集中することで、このような現象は今後もあちこちで起こっていくことだろう。

しかも、グローバル化によって、ライバルは同じ国の人だけではなく、国籍も宗教も性別も年齢も文化的背景も違う人で、彼らと職を得るために競い合うことになる。



下火になるグローバル化とこれから

グローバル化がこれからも直接的に進んでいくかと言えば、むしろナショナリズム寄りの方向に大きくぶれている最中で、その後に再びグローバル化の潮流が戻ってくることになるだろう。

2011年から海外で暮らすようになって、グローバル化は肌で感じるようになったし、すでに日本国内ですべてを完結させる人生設計は持っていない。

グローバル化の恩恵を受けつつ、資産・居住国・人間関係等様々な面で国境を超えた分散を戦略として取り入れるようになった。

たとえば、居住国の分散で言えば、フィリピンで永住権を取得したり、タイでエリートカードを取得したのは、この戦略の一端。

結果として、日本に住んでいた頃よりも安定度が増したし、今後も様々な試みをしていく予定。

グローバル化の波に飲まれるか、複雑すぎるほどに多彩な選択肢を活かした戦略を立案して実施するかは自分次第。

私は後者を選ぶことにした。


大切なことを

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
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執筆者、伊田武蔵
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