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ホテルが変わると旅が変わる


人生初の海外となったヨーロッパ旅行中は、
次の街に着くと安いホテルを探していた。

とにかく1ユーロでも安いホテルを見つけるため、
足を使って歩きまわった。

そのためにスーツケースを引きずって
1時間以上歩くこともざら。

ちなみに、このスーツケース、
初めての海外で何を詰めていいか分からず、
成田空港で測ったら出発時には20キロを超えていた。

今思えば、明らかに不要なものも多数。

結局、途中で分厚い英和辞典や着替えの一部を捨て
いくらか軽量化を図ったものの、
まだまだ重い。


時に石畳の段差にスーツケースの車輪がはまり、
仕方なく持ち上げて運んで疲れ果てながら
その日の宿を探さなくてはならない。

地球の歩き方に載っている情報を元に、
安ホテルの集まっているエリアを歩きまわった。



ある時には、アルルという南仏の街からの電車が雪で遅れ、
ミラノに着いたのが夜中の12時を回っていた。

それからホテル探しを始めることに。

いくつかのホテルを巡り、相場もわかってきた。

さっき回った中に適当な価格のホテルがあったので、
そこに戻ることにしたのだが、見つからない。

分かりやすく碁盤の目状になっているエリアなのだが、
そのホテルが見つかることはなかった。

途中でふと気づいた。

このまま徹夜して過ごし、
翌朝にホテルを見つければ
1晩分のホテル代を浮かせられると。

すでに午前3時を回ろうとしていたし、
つかの間の睡眠のためになけなしのお金を使うのは
もったいなく感じてきた。

歩き回っている時は温かかったが、
そこは1月のミラノ、立ち止まると寒い。

一度はスーツケースを自転車用のチェーンで固定し、
ベンチに横になったものの眠れる気温ではない。

徐々に手足の先が痛んでくる。

中央駅の前で寒さに震えながら、
カツアゲにあった中学生のように
小刻みにジャンプして暖を取りつつ、
目の前のマクドナルドが24時間営業じゃないことを
恨みがましく思って朝を待った。




あの旅の中で、ホテルは安全に眠るための場所だった。

明らかに衛生的には見えないこともあれば、
暖房が弱くて寒いこともある。

耐えられないほどに不快ではないことが
ホテル選びの基準だった。

スペインのグラナダで見た、
浴室の床に黒カビが目に見えて生えているホテルは
さすがに安くても断ったが、
トイレやシャワーが共同なのは当然のこと。

部屋に豪華さなんて求められない。

夜がやって来るのが嫌だった。



あれから何年もたち、
お金の面にも余裕を持って
旅をすることができるようになった。

今の私の場合、
安いホテルも高いホテルも選ぶ。

時にはあえて2,000円代のホテルに泊まってみたり、
翌日には5つ星ホテルに泊まったり。

自分の感覚を刺激するため、
色々な経験を積んでいる。

リゾートホテルにも泊まるが、
時として「こんな世界があったんだ」と思うほど
自分の意識を変えてくれるホテルもある。


たとえば、ルアンパバーンのle sen boutiqueホテル。

5,000円程度の安いホテルだったのだが、
ホテル予約サイト、agodaで見た写真が気になって
泊まることにした。

落ち着いた環境と、一貫した世界観。

そして最高のもてなし。

料金からは想像できない世界がそこにはあった。


もちろん、物価の違いがあるため、
日本での5,000円のホテルとは格が違うわけだが。

国によっては、
5,000円で至福の体験ができてしまう。


ここなら1ヶ月で15万円。

家賃として考えても、決して高くはない。

部屋の掃除も毎日してくれるし。

真剣にしばらく住もうかと思ってしまった。



他にも、あえてバンコクで5つ星ホテルを渡り歩いて、
その違いを比べてみたこともある。

結果として、今ではコンセプトのあるホテルの方が
新鮮味があっていいという考えになっている。

単なる広さや豪華さよりも、
そこにコンセプトが加わっている方が
特別感が演出されて非日常の色合いが強くなる。

旅先での宿泊が、
ただの快適さから特別な体験にレベルアップする。


こうした体験をしていると、
ホテルに泊まること自体が旅の楽しみになる。

ただの寝る場所だったホテルが、
まったく違う目的を持つようになった。


お金があれば選択肢が増えることを
実感する場面でもある。

こうした体験を気が向いた時に繰り返すことで、
ビジネスに取り組むモチベーションを得ることができている。


大切なことを

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

しかし、断片的な情報が散らばるブログでは
限界があるのも事実。

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執筆者、伊田武蔵
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