ジョホールバルで暮らすのに車は必須なのか?


マレーシア、ジョホールバルの移動は基本的に車で行う。

歩道は整備されていないし、身の危険すら感じるほどに
車優先の社会環境が構築されているので。

マレーシア人に聞いてみたところ、
交通事故が置きても曖昧に慰謝料や治療費を済ませるので、
明らかに事故にあったら割にあわないという。

別に割りにあっても事故は避けたいが、
このような現実がある。



たとえばパーマスジャヤ地区からタマンモレック地区の
銀行が集まっている通りまで、
渋滞がなければ10分ほど。

この通りは首都のクアラルンプール以上に銀行が密集しており、
金融都市という雰囲気まではないものの、
よく見ると特別な事情がありそうなことがうかがえる。

どうも風水の関係で縁起がいいらしく、
わざわざジョホールバルのタマンモレックの一角に
マレーシアでもっとも金融機関の集まる通りができたらしい。

華僑の多い国なので、
このような不思議な現象が生じるのだろう。

現実的に考えると、
そこまでのニーズがあるかはあやしい。

そもそも建物が高くても3階という通りなので、
そこまで賑わっているわけでもないし、
周辺人口だってクアラルンプールに比べたらたかが知れている。

ひどく非合理的な感じはするのだが、
これが華僑のやり方なのだろう。

このタマンモレックは高級住宅地として知られるが、
このエリアの中の移動も基本は車。

徒歩5分程度ならともかく、
ジャスコとこの金融通りだって歩いて行き来できる距離ではない。

しかもほぼ赤道直下の灼熱の中で歩くのは
熱中症になる危険もはらんでいる。

昼間に歩いているだけでどんどん日焼けするほど
南国ならではの日差しも強い。

先日もKacang Pool Hajiというレストランに行った後、
少し外を歩いているだけでもうんざりするほど暑かった。


そう考えると、ジョホールバルで快適に暮らすには
やはり車は必須ということになるのだろう。

私はジョホールバルに移住してもしばらくしたら出て行く予定だったので、
最後まで車を輸入することはしなかった。

ただ、それで不便を感じたのも事実。

とは言え、車があってもペーパードライバーなので
運転の練習からしなくてはいけないため、
やむをえない判断であったとも思う。

あるいはuberを使うのも1つの手になるだろう。


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