![](https://ijuusya.com/tyIMG_4920.jpg)
イタリアのトリエステからスロベニア・ピランの行き方には
主に3つの方法がある。
1つ目はバスを利用する方法で、
この場合は途中のコペルで乗り換えることが多い。
2つ目はフェリー。
3つ目は鉄道だが、
こちらもトリエステからコペルへのアクセスに使えるだけで
コペルからピランへは結局バスを使うことになる。
スロベニアの首都リュブリャナからトリエステにやって来て、
そこからはアドリア海沿岸を徐々に南下していくことにした。
クロアチアのポレッチやプーラ、リエカにも行き、
もしかしたらドブロブニクにも足を伸ばすかもしれない。
トリエステはイタリア建築がわかりやすく残っており、
建物も装飾もスケールが巨大。
海だけではなく、
イタリア統一広場はかつて訪れた
ローマを思い起こさせる空間だったし、
ミラマール城やサン・ジュスト大聖堂、
サン・ジュストの丘の上からの眺めなども素晴らしかった。
![広場](https://ijuusya.com/tyIMG_4974.jpg)
![丘の上の銅像](https://ijuusya.com/tyIMG_5129.jpg)
![ローマ広場](https://ijuusya.com/tyIMG_5018.jpg)
![サン・ジュスト大聖堂の内部](https://ijuusya.com/tyIMG_5088.jpg)
トリエステからピランへの行き方に、
私はバスの乗り継ぎを選択した。
鉄道で最後まで行ければいいが、
途中で乗り換えるなら意味がない。
それならバスで最初から行ったほうが
駅とバスターミナルの間で道に迷うリスクも解消できる。
また、今後もアドリア海沿岸の旅を続けることを考えると、
いきなり最初の移動でフェリーを使うことはないと判断した。
宿泊していたHotel Duchi Vis a Visで聞いたところ、
事前に予約しなくてもバスには乗れるという。
ということで、ホテルをチェックアウトした後、
Al Civicoseiで今回の旅でイタリア最後のピザを食し、
駅の隣にあるバスターミナルへ。
それにしても、
トリエステは鉄道駅とバスターミナルの格差が激しく、
鉄道駅は現代的できれいな建物なのに対し、
バスターミナルは古くて暗く、
隣であるだけに悲惨な感じがする。
東南アジアの新興国でもおかしくない雰囲気のターミナルで、
チケット売り場の場所もわかりづらい。
物価の安いイタリアと言えども、
もう少し安心できる雰囲気にしてほしい。
探し回ってようやくチケットを購入でき、
あとはコペル行きのバスに乗った。
特別なこともなく、
清潔なバスに揺られていつの間にか国境を越え、
コペルに到着した。
イタリアもスロベニアもシェンゲン圏なので、
国は変わるがパスポートチェックはない。
通貨もユーロのままだし、
このあたりは便利なところ。
コペルは港町で、
乗客がごっそりと降りていった。
そこからもクシの歯が欠けるように人が減り、
ついに私が最後の乗客になった。
ピランは人気がないのか?
そんな不安を感じていたところ、
道端にバスを止めて運転手が何か言ってきた。
以前にマレーシアのタクシー運転手がやりかけた
タクシー強盗のバスバージョンだろうかといぶかしんでいると、
2分で戻ってくるからこのままで、
と言って返事を待たずにバスを降りていった。
あたりを見ると、
小さな商店が1つあるだけで他には何もない。
この焦点に仲間の男達が待機していたらアウト。
周りは誰もいないし、車の通りも少ない。
万が一の時はおとなしく財布を渡すしかないかと思っていると、
嬉しそうに食べ物を買って来た運転手が戻ってきた。
その日のランチらしい。
なにも運転中に買わなくても(苦笑)。
こうして無事にコペルからピランに到着し、
バスターミナルから予約していたホテルアパートメントを目指した。
ピランは小さめの街ではあるが、
アドリア海の旅の中でも個人的には一、二を争うほど気に入った街。
アドリア海に突き出した街を丘の上から一望するのもいいし、
海沿いは車両の通行止めになっていて
波の音を聞きながら静かに食事をしたり、
カフェやバーで思いを巡らせることができる。
これはにぎやかなトリエステではできなかったこと。
![](https://ijuusya.com/tyIMG_6152.jpg)
![聖ジョージ教会](https://ijuusya.com/tyIMG_6150.jpg)
![スロベニアのレストラン](https://ijuusya.com/tyIMG_6163.jpg)
イタリアとスロベニアの違いを感じつつ、
それぞれの魅力に魅了される旅立った。
なお、肌感覚としては、
イタリアよりもスロベニアの治安の方が良好。
トリエステからピランの行き方として
バスを選んだのは正解だった。
途中の運転手の自由さには驚いたが(笑)。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
![](https://ijuusya.com/wp-content/uploads/m12_142017.jpg)
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
![](https://ijuusya.com/immigrate-book.jpg)
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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