トリエステからピランの行き方【バスかフェリーか鉄道か?】



イタリアのトリエステからスロベニア・ピランの行き方には
主に3つの方法がある。

1つ目はバスを利用する方法で、
この場合は途中のコペルで乗り換えることが多い。

2つ目はフェリー。

3つ目は鉄道だが、
こちらもトリエステからコペルへのアクセスに使えるだけで
コペルからピランへは結局バスを使うことになる。


スロベニアの首都リュブリャナからトリエステにやって来て、
そこからはアドリア海沿岸を徐々に南下していくことにした。

クロアチアのポレッチやプーラ、リエカにも行き、
もしかしたらドブロブニクにも足を伸ばすかもしれない。

トリエステはイタリア建築がわかりやすく残っており、
建物も装飾もスケールが巨大。

海だけではなく、
イタリア統一広場はかつて訪れた
ローマを思い起こさせる空間だったし、
ミラマール城やサン・ジュスト大聖堂、
サン・ジュストの丘の上からの眺めなども素晴らしかった。

広場
丘の上の銅像
ローマ広場
サン・ジュスト大聖堂の内部

トリエステからピランへの行き方に、
私はバスの乗り継ぎを選択した。

鉄道で最後まで行ければいいが、
途中で乗り換えるなら意味がない。

それならバスで最初から行ったほうが
駅とバスターミナルの間で道に迷うリスクも解消できる。


また、今後もアドリア海沿岸の旅を続けることを考えると、
いきなり最初の移動でフェリーを使うことはないと判断した。

宿泊していたHotel Duchi Vis a Visで聞いたところ、
事前に予約しなくてもバスには乗れるという。

ということで、ホテルをチェックアウトした後、
Al Civicoseiで今回の旅でイタリア最後のピザを食し、
駅の隣にあるバスターミナルへ。

それにしても、
トリエステは鉄道駅とバスターミナルの格差が激しく、
鉄道駅は現代的できれいな建物なのに対し、
バスターミナルは古くて暗く、
隣であるだけに悲惨な感じがする。

東南アジアの新興国でもおかしくない雰囲気のターミナルで、
チケット売り場の場所もわかりづらい。

物価の安いイタリアと言えども、
もう少し安心できる雰囲気にしてほしい。

探し回ってようやくチケットを購入でき、
あとはコペル行きのバスに乗った。

特別なこともなく、
清潔なバスに揺られていつの間にか国境を越え、
コペルに到着した。

イタリアもスロベニアもシェンゲン圏なので、
国は変わるがパスポートチェックはない。

通貨もユーロのままだし、
このあたりは便利なところ。


コペルは港町で、
乗客がごっそりと降りていった。

そこからもクシの歯が欠けるように人が減り、
ついに私が最後の乗客になった。

ピランは人気がないのか?

そんな不安を感じていたところ、
道端にバスを止めて運転手が何か言ってきた。


以前にマレーシアのタクシー運転手がやりかけた
タクシー強盗のバスバージョンだろうかといぶかしんでいると、
2分で戻ってくるからこのままで、
と言って返事を待たずにバスを降りていった。

あたりを見ると、
小さな商店が1つあるだけで他には何もない。

この焦点に仲間の男達が待機していたらアウト。

周りは誰もいないし、車の通りも少ない。

万が一の時はおとなしく財布を渡すしかないかと思っていると、
嬉しそうに食べ物を買って来た運転手が戻ってきた。

その日のランチらしい。

なにも運転中に買わなくても(苦笑)。


こうして無事にコペルからピランに到着し、
バスターミナルから予約していたホテルアパートメントを目指した。

ピランは小さめの街ではあるが、
アドリア海の旅の中でも個人的には一、二を争うほど気に入った街。

アドリア海に突き出した街を丘の上から一望するのもいいし、
海沿いは車両の通行止めになっていて
波の音を聞きながら静かに食事をしたり、
カフェやバーで思いを巡らせることができる。

これはにぎやかなトリエステではできなかったこと。


聖ジョージ教会
スロベニアのレストラン

イタリアとスロベニアの違いを感じつつ、
それぞれの魅力に魅了される旅立った。

なお、肌感覚としては、
イタリアよりもスロベニアの治安の方が良好。

トリエステからピランの行き方として
バスを選んだのは正解だった。

途中の運転手の自由さには驚いたが(笑)。



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