クアラルンプールでリムジンを使う意味はあるのか



宿泊しているJW Marriott Hotelの机の上に、ラグジュアリーリムジンサービスという広告が置いてあった。

これを使うことによって、わざわざタクシーの運転手と揉める必要もなく、安心して移動ができるという主旨の模様。

確かにクアラルンプールにおいては、インド系のタクシードライバーを中心に、態度が悪いとか、メーターを使わないとか、根拠のない追加料金を要求してくるとか、そういったトラブルが後を絶たない。

そう考えてみると、リムジンサービスの方が安心というのは、確かに論理としては理解できる。

こういったことはフィリピン等でも行われていて、特にフィリピンの場合、治安が悪いイメージが強いので、そういった意味でも一般のタクシーではなくて、ちゃんと素性のわかっている会社のリムジンサービスを使った方が安心できるという論調で、そういったサービスを勧めている人も多い。

では、マレーシアの場合、どのくらいの金額なのか見てみると、車種によって金額は変わって、例えばゲンティンハイランドまで行く場合、トヨタのカムリであれば240リンギット、アルフォードであれば360リンギット。

行き先がペナンであればカムリで700リンギット、マラッカには400リンギット、ジョホールバルであれば650リンギットと表示されている。

これが高いと考えるのか、安いと考えるのかは何とも言えないところ。

もしジョホールバルまで行くのであれば、だいたい2万円ぐらいということになるので、door to doorで移動ができるのであれば、時間を無駄にしないで済むので安いと考える人もいるだろう。

ビジネスをバリバリやっている場合であれば、時間の方が細かい費用よりもはるかに貴重な資源なので、こういったサービスを使う価値はあると思う。

あるいは人数が多くなってくれば、頭数で割った場合にかなり割安になる。

私も以前にジョホールバルからクアラルンプールまで、車をチャーターして友人たちと移動したことがあるが、その時は4人だったので、一人頭4千円から5千円ぐらいで移動することができた。

そう考えてみると、バスと比べてもそこまで高いわけでもないし、わざわざ町のはずれにあるジョホールバルのバスターミナルまで行って、そこからクアラルンプールのKLセントラルの駅の近くで降りて、さらにモノレール等で移動するということを考えれば、相当に時間を短縮できるのは間違いない。

さらに言うと、バスだと目的地以外にも停まるが、リムジンサービスの場合はトイレ休憩等の最低限のものはあるとしても、それ以外の余計な寄り道がないので、そういった意味でも早く目的地に到着する。

ゲンティンハイランドやキャメロンハイランドのように電車等の交通手段がない場合は、そういった意味でも強みがあるので、一見すると贅沢なサービスに見えるものの、案外現実的な選択肢ということで、考える価値があるのかもしれない。

ゲンティンハイランドだとThe Chateau Spa and Organic Wellness Resortはリラックスできそうだし、行ってみる時にはリムジンも検討してみることにしよう。


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