フィリピンは、朝食が食べられる場所があまり充実していないので、ホテルにブレックファーストが含まれていない場合は、マクドナルドやジョリビー等のファーストフードで済ませることも少なくない。
リロアンはセブ島の中でもあまり発展した町ではないので、そういったことになるかと思いながらも、ポブラシオン通りをぶらぶらと歩いていたら、意外に朝からやっている店もあった。
と言っても、鶏の丸焼きか、豚肉のかたまりを焼いたものぐらいしか売っていないので、朝から食べるには少々重い。
さらに言うと、前日の夜もサンミゲル・ライトと鶏の丸焼きを食べていたので、さすがに2食連続でそれを食べたいとは思わなかった。
仕方がないので結局ジョリビーに行ったが、マカティの店舗とは違って、1人もお客さんがいなくガラガラだった。
これがマカティだと、なぜ朝からこんなにジョリビーに群がっているのかと思うほど並んでいたりするので、それがうんざりして立ち去ることもあった。
結局、基本的なハンバーガーというか、ジョリビーの中ではもっともシンプルなバーガーであるヤムとパンケーキを頼んで、その日の朝食にした。
ついでだから少し歩いてみようと思い、ポブラシオン通りという大通りから外れて、1本歩いてみたら、すぐに行き止まりに突き当たってしまい、何かと思ったら小学校だった。
結局、すぐに引き返すことになって、帰りに市場も開いていたので、そこでマンゴー2個と、カットされているパイナップルを購入して、そちらはホテルで食べた。
食べ合わせとしては果物を先に食べた方がよかったが、これは結果論なので仕方がない。
タリサイの朝食
ちなみに、リロアンに来る前のタリサイの朝食については、完全にホテル内で済ませていた。このホテルはブレックファーストを付けていないホテルだったので、別料金で頼むことになる。
周りには食事ができるような店が何もなかったので、事実上選択肢は1つだけだった。
そしてこのホテルも、一応リゾートという名前を使ってはいるものの、食に関しては全く充実しておらず、朝食の時間帯も、案の定ブレックファーストメニューの4種類以外は、何も提供していない状況だった。
Chopsueyというフィリピン版野菜炒めのようなものを食べたかったが、それは無理だということだったので、仕方がなくアジを揚げたものを注文した。
それと目玉焼きとご飯という、とてもフィリピンらしいメニュー。
野菜は全くないし、タンパク質と米だけという組み合わせになっている。
セブの場合、全般的にホテルの朝食は付いていないか、あってもいまいち充実していないことが多い。
量はあっても、質があまり高くないというか、フィリピン色が非常に強くなってしまうので、この国に初めて来た人には物珍しくておもしろいかもしれないが、すでに住んでいた身としては、物珍しさよりは、安定した美味しさや健康的な食事を求めてしまうので、いまいちな結果になっている。
とは言え、そろそろセブを去る日も近づいてきたので、どこか寂しいところもあり、やはりここは居心地がよかったと感じる。
ちなみに、先日クアラルンプールを離れる時にはこういった感傷は全くなく、ようやく期日がきたという解放感ばかりが目立った。
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