フィリピンの場合は貧富の差が激しいので、上位層に関して言えば、日本のお金持ちよりもむしろ資産を持っていると言われている。
具体的に言うと、個人で億ではなく兆単位の資産を持っている人もいるという話。
では、企業としてはどのような会社が特に資産総額が大きいのか、その総資産で1位から5位までランキングをしてみた。
第1位はサンミゲル
サンミゲルはビール会社で、サンミゲル・ライトやサンミゲル・ドラフト等のビールを、フィリピンではコンビニでもよく見かける。セブンイレブンで購入した場合であれば、ビール一本で約70ペソ程度。
居酒屋でも大体70ペソから購入することができる。
第2位はBPI
BPIは金融機関で、フィリピンの中でも最大手。実際マニラの街を歩いていても、BPIの看板はよく見かける。
赤地に白文字でBPIという看板を、マカティを歩いていると頻繁に見かけることがあるので、薄々ここが大きな銀行であることは感じていたが、銀行の中でも最大手ということだった。
第3位はメトロバンク
メトロバンクも名前の通り銀行で、大手の金融機関。私が永住ビザを取るためにサポートを依頼したエージェントによると、このメトロバンクも推奨する銀行の1つという話だった。
第4位はシューマート
シューマートは小売業で、日本でいうダイエーやイトーヨーカドーのような存在。元々はその名前のとおり靴屋から始まったらしく、それが今では大手のデパートチェーンとなっている。
例えばモールオブアジアというアジア最大級のショッピングモールがあるが、これもシューマートの傘下。
マカティに関して言えば、グロリエッタの隣にもシューマートがある。
第5位はアヤラ
アヤラグループはもはや事実上の財閥となっていて、生命保険や損害保険、不動産開発、食品、通信、水道、あるいは農業等々、こういったことも手広く行っている。特にアヤラの名前を多く聞くのは、不動産関係の話。
私が住んでいるコンドミニアムはフェデラル・ランドという、こちらも大手の不動産業者だが、アヤラはそれ以上に大きなデベロッパー。
まさにフィリピンを代表する企業といえる。
これ以外には、ベスト5には漏れたものの、大きな企業としてどのようなものがあるかというと、例えばPLDTという通信会社。
この会社は私も自宅でのインターネットで使用している。
そして第7位がメラルコという電力会社。
ここも私のコンドミニアムで使っている電力会社で、フィリピンの中でも最大の配電会社として名前が知られている。
こういった会社がフィリピンにはあって、ではどの程度の総資産があるのかというと、第1位のサン・ミゲルであれば251億ドル、これはフィリピンペソではなくUSドルの話。
第2位のBPIの場合であれば、239億ドル。
第3位のメトロバンクが217億ドル。
第4位のシューマートが136億ドル。
第5位のアヤラで119億ドルとなっている。
アヤラは、マカティのグリーンベルトやセブのメトロ・アヤラ・センターを開発したことでも知られているし、個人的にはメトロ・アヤラ・センターのMapleやMooonCafe、Ulli’sはお気に入りのレストラン。