フィリピンにもカプリチョーザがあった

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マカティのグリーンベルトというショッピングモールで食事をする場所を探していたら、3階に「カプリチョーザ」というイタリアンレストランを見つけた。

こちらは日本でもおなじみの店で、私もずいぶん前に行ったことがある。

懐かしくなって入ってみたところ、日本と変わらない味のピザを楽しむことができた。

今回はアンチョピ・ピッツァとトマトスープを注文した。

味はそれなりにレベルが高く、日本人の舌からしても十分に満足できる内容だった。

金額は1200円程度ということでフィリピンの物価の中ではかなり高額。

というのも、そもそもこのグリーンベルト自体が外国人向けのモールなので全体的に入っているテナントも高級なところが多い。

カプリチョーザは日本においてそこまで高級ではないものの、進出する国によって狙うターゲット層を変えるのは普通のことなので、フィリピンにおいてはカプリチョーザはやや高級な位置づけということになる。

ちなみに、カプリチョーザのすぐ下にある2階には、「麺屋五右衛門」が進出していて、こちらはもう少し安い価格帯でやっている。

サラダであれば100ペソということで200円ちょっとでレタスと大量に鰹節がかかったサラダがやってくる。

ただし、五右衛門の接客の質はかなり怪しく、店員がいかにも自分達はできる人間だというアピールをしてくるのだが、その内容と実態が伴っていない。

ガラガラの店内であるにも関わらず、注文した品が最後まで出てこないとか、そのことを会計の時に指摘すると、スタッフが奥に引っ込んでから全然人が戻って来ず、10分近く待たされたりとか、そういった残念なこともあった。

やはり日本のブランドを持ってきても、そのまま同じレベルで提供できる訳ではなく、ある意味でいうとそのブランドの名前が汚れる心配があるのではないかと心配してしまう。

やはり店内は比較的日本人のお客さんも多いし、日本と変わらない味を楽しみに来たのに、接客のレベルが全然違うのはかなり残念なところもあるので、ブランド名をそのまま使うのは一長一短なところがある。

日本人が少ない国であればともかく、フィリピンのような日本人旅行者や移住者が多い国においては、下手なことをすると今現在のようにTwitterやFacebookで簡単に情報が拡散されてしまうと、企業としてはリスクがある。

恐らく今後はこういった問題も、現実に増えていくのではないかと危惧している。

個人的には、フィリピンで食べるのであれば同じイタリアンの店同士でも麺屋五右衛門よりもカプリチョーザの方がおいしいと思っている。

ちなみに、カプリチョーザはランチメニューもあるので、4つのメニューの中から好きなものを選ぶことも可能だった。


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