フィリピンのマニラに住んでいて感じるのは、フィリピン人の音感の良さが噂に聞いていた以上だということ。
これは二つの意味があって、一つは言語感覚。
彼らは他の国の言語を覚えることに貪欲で、抵抗がない。
元々タガログ語をはじめとした第一言語が各島にあり、それにプラスして英語を話せる人も多い。
ここまでですでにバイリンガルということになるのだが、それに加えてさらに日本語であったり、第三の言語を話すトリリンガルもフィリピンにおいてはそれほど珍しくはない。
たとえば私が銀行の口座開設のサポートをお願いした会社のエージェントも、日本語を話すことができた。
彼女もタガログ語と英語、そして日本語の三か国語を話せるトリリンガルということになる。
こうした人たちが住んでいることもフィリピンの特徴だし、それ以外の正式には外国語を話せない人の中にも、片言の日本語で挨拶だけできるとか、ちょっとした日常会話ぐらいはできるとか、そういった人もいる。
主にこれはビジネス上の必要性がある人で、たとえば美容院でも日本語で少しだけ話しかけてきたりする人は多い。
こういったところにフィリピン人の言語感覚とか、音感の良さを感じる。
というのも、彼らが話す日本語は外国人の中にはアクセントがかなり自然。
もちろん細かい発音には不自然な点はあるし、そういった点ではネイティブ並みとは言えないものの、たいして勉強している形跡もないのに的確にポイントは押さえていることを感じる。
フィリピン人の歌のうまさ
フィリピン人が音感が良いと感じるもう一つの根拠は、彼らは歌がうまいことが多い。リトル東京の龍苑焼肉に行った際、たまたまカラオケ大会をやっていたのを見たことがあるが、フィリピン人が日本の歌を歌っても片言の日本語で不自然になるのではなく、かなり自然に歌えていた。
どうやらその人は日本語が話せるわけではなくて、あくまでもその歌を音として歌っていただけらしい。
そういったことを幾つかの場面で見てきたのだが、彼らの日本語の歌はかなり自然に歌えている。
このレベルがマレーシア等と比べても、かなり高いというのが実感しているところ。
彼らにとっては音楽はかなり身近らしく、コンビニであったり飲食店の店員が鼻歌を歌っていたり、さらに言うと鼻歌どころか腹から声を出して大声で歌っていることもある。
そして何の必要性があるのか全く理解できないのだが、DVDショップでわざわざ店員がカラオケで歌っていることもある。
普通に考えると、日本で言うUSENのような音楽を流しておけばそれで良いのではないのかと思うのだが、普通の服を着た一般店員がなぜか熱唱して、それが店内の音楽として使われていたりするので、かなり特殊な環境で育っているのだろうということは感じる。
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