フィリピンが世界最大の米の輸入国であることは聞いていた。
(NNA ASIA:コメ輸入量、3年連続で世界最大に)
実際、とにかくよく米を食べる。
麺類よりもご飯。
フィリピンのファーストフードチェーンの一角、
INASALではご飯のおかわりが自由だった。
しかも店員がご飯をつぎに周ってくる。
周囲を見ていると、
実際ご飯をおかわりしている人もいたが、
おかずはほとんど肉だけ。
かなり食生活として偏っている。
もちろん日本的な米ではなく、
東南アジア系な米なので、
炊いて食べても日本人としては味はちょっと・・・。
そんな米好きな国民性があるのは感じていたが、
実は生産量が少ないわけではなかった。
世界でも8位にランクインするほどに
米を大量に生産しているということ。
まさかそんなに作っていたとは。
それでもまったく足りず、
大量に海外から輸入することになっているらしい。
かつては米の自給率が100%だったこともあるのが、
生産効率が落ちたりして今では輸入国に逆戻り。
ベトナムが輸出規制をかけたりするとあおりを受けるので、
フィリピンとしてもここには危機感があるという。
どうしてもフィリピンといえば
バナナやマンゴーのイメージが優先して、
米を作っているイメージはなかった。
大量に輸入していると聞いていたし。
しかし、生産量も決して少なくはないらしい。
そういえば、マカティやフォートボニファシオのような
外国人の居住エリアにはイタリアンの店が多い。
そうなると、パスタやピザといった
小麦粉の消費が増えることになる。
しかし、ファーストフードでは
必ず米のメニューが置いてある。
マクドナルドにも置いてある。
まして、これがフィリピン人しか住まないエリアになれば、
ますます主食は小麦粉等ではなく米になるのだろう。
そして、人口は1億人弱。
世界8位の生産高を誇りながら、
世界でもっとも多くの米を輸入しているのも納得できる気がする。
日本人も多く住んでいる国なので、
フィリピンでジャポニカ米を生産するという話も聞くが、
上手く行っているのだろうか?
普及してくれれば、日本品質の米が食べられるようになって、
フィリピンがより日本人の住みやすい国になるだろう。
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