フィリピン・マニラの中でも
マカティやフォートボニファシオにおいては、
洗濯物をベランダに干すことが禁止されている。
正確に言うと、
通りから見える形で干すことが条例で禁じられている。
そのため、ベランダの柵が壁になっていたりして、
下から見えないようになっていれば問題ない。
これは景観を考慮してのものらしい。
フィリピンの中でも一等地なので、
あくまできれいに保っておきたいということなのだろう。
今朝、この件でコンドミニアムのガードマンが来た。
ヨガの魚のポーズをしている時に、
急にドアベルが鳴らされた。
顔見知りのコンドミニアムの警備員だったのでドアを開けてみると、
最初は何を言っているか分からなかったが、
「ベランダに服を干していないか?」
ということらしかった。
干していないというと、
困り果てた顔をして「どこなんだ?」と帰ろうとする。
多分、
下から見て部屋を特定しようとしているのだろう。
それはなかなか大変な作業だ。
またエレベーターで下まで降りて、
数を数えて上がってくるのだろう。
ベランダから周りを見たら
どの部屋か簡単に分かるはずなので確認してみた。
一つ上の階に洗濯物が見えたので、
それを確認してガードマンも喜んで帰っていった。
条例に違反しているからといって
この程度のことで捕まることはないものの、
汚職警官に口止め料を要求されることはあるらしい。
お世辞にもフィリピンの警官は
使命感に燃えて正義のために仕事をしているとは思えない。
移民局と警察は汚職のツートップなので、
余計な関わり合いになりたくないのは
コンドミニアムの管理側も同じことなのだろう。
ベランダに服を干せないのはかなり変わった条例なので、
知らないと面倒なことも起こるかもしれない。
私がこの条例のことを知ったのは、
最終的に契約しなかった不動産屋から聞いたから。
もし契約した一社としか取引がなければ、
マカティにこんな条例がある事自体知らなかったはず。
たしかに、マカティで生活していても
洗濯物を目にする機会は少ない気がするが、
言われなければ気付かないはず。
契約の際に不動産業者が告知することも
条例で義務付けてほしい。
ちなみに、洗濯物を干せないのは、
バンコクの一部のコンドミニアムでも同様と聞いた。
コンドミニアムの利用規約でNGらしい。
その人の住んでいる物件は
室内に洗濯物を乾燥させるスペースがあるそうだが、
狭くてシーツを洗ったりすると不便らしい。
一方、ナポリのように洗濯物が干されているのが
街の風物詩になっている街も世界にはあるのが不思議なところ。
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