海外に1ヶ月滞在する費用の例、物価の安い国や街も紹介

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バンコクのホテルのプール
今回は海外に1ヶ月滞在する場合の
費用の相場や費用を安く抑えられる国について。

2011年に日本を出て海外暮らしを始めてから、
ある時期は特定の国でコンドミニアムを借りて
1年単位で住み、
(今のところ4カ国に住んだ)
ある時期はホテル暮らしをしてきた。

ホテル暮らしの時期は2回あり、
合計で2年9ヶ月ほど。

頻繁に移動するのは体力的にも消耗するので、
同じ場所に1ヶ月いたり、
時には3ヶ月いたりすることも多かった。

今回は、各国の滞在費について。

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渡航前のチェックポイント

バンコクのホテル
1ヶ月程度ならビザなしで滞在できる国もあれば、
ベトナムのように事前に観光ビザの手続きが必要な国も。
(ビザなしだと15日が限度)

費用の他に、
このビザの問題も合わせて計画する必要がある。

たとえば、台湾やマレーシアであれば
特に手続きもなく90日まで滞在できる。

タイは30日なので、
1ヶ月の滞在ならぎりぎり。

アメリカやオーストラリアは3ヶ月滞在可能だが、
事前に電子ビザの手続きが必要となる。


1ヶ月という期間は
長期滞在とは言えないにしても、
短期の旅行とも言いづらい中途半端な期間。

ビザなしで済ませられるかどうかも、
国によってまちまち。

ビザの準備が必要な場合もあるので、
そちらについては必ず確認が必要。


では、まずは滞在費用の高い国と
安い国の例を出して比較してみたい。



滞在費用の高いシドニーの場合

メルボルンの横断歩道
オーストラリアはかつて物価が安かった時代と
現在の世界でも物価の高い国になった現在とで
大きなギャップを見せている国。

そのため、いまでもオーストラリアなら
安くで滞在できると誤解している人もいる。

実際はシドニーやメルボルンなら
ロンドンと大差ないほど。

ヨーロッパの中でも
北欧を除いた国の中で物価の高い
イギリスやドイツ、オランダ等と
肩を並べるほどになっている。


シドニーでドミトリー等を使わずに
まともな中級ホテルに泊まろうと思えば、
一泊1万5,000円では厳しい場合もある。

仮に1万8,000を平均とすれば、
ホテル代だけでも1ヶ月で54万円。

食事も外食で済まそうと思えば、
ランチに2,000円、ディナーで4,000円程度。

食材自体は安いので
自炊をすれば食費は大幅に削れるが、
それができる設備がない宿では選択肢はない。

Airbnbでキッチン付きの物件を借りることもできるが、
仮に上記の外食代を基準に食費を算出すれば
1ヶ月で18万円。

地下鉄やバス代も高く、
雑費でも地味にコストがかかる。

海外に滞在する費用と言えば、
ホテル代と食費、航空券代がメインだが、
LCCを使って飛行機代を往復35,000円で抑えても
合計額は約75万円。

なかなか財布に厳しい数字だが、
特に豪華な生活ができるわけではない。



滞在費用の安いチェンマイの例

チェンマイのMK
タイはオーストラリアに比べて物価が安く、
シドニーとバンコクを比較しても雲泥の差。

しかし、チェンマイまで足を伸ばすと
さらに差が広がる。

シドニーで2万円のホテルに泊まるより、
チェンマイで4,500円のホテルに泊まる方が
広々とした部屋に滞在できる。

食費もローカルのタイ料理なら200円程度から。

チェンマイなら和食もイタリアンもメキシコ料理もあり、
お酒抜きなら1,000円弱から。

アジアには滞在費用の安い国が多いが、
チェンマイは都市別に見ても特に安いところの1つ。

航空券代として25,000円必要として
ざっくり1ヶ月の滞在費用を合計しても、約20万円。

これは一日一食はタイ料理を食べ、
お酒を飲まなかった場合の費用。

マッサージ等の費用も含めていないので、
生活の基本と考えていただければと。

チェンマイの街を歩いていると、
一ヶ月7万円程度で貸し出している
ロングステイ向けの家も見かける。

そうした物件を利用すれば、
さらにコストを抑えることも可能。


ちなみに、チェンマイでタイマッサージを受ける場合、
1時間で200バーツ程度の店が多い。

日本円で800円以下。

チップを入れても1,000円程度に収まる。



アジアで滞在費用が安い街

ダナンのミーケビーチ
アジア内で考える場合、
滞在費用で差が出るのは主にホテル代。

1ヶ月単位で考えた時、
食費や航空券代はそこまで重要な項目ではない。

首都クラスで見ても
東南アジアには物価の安い国が多く、
バンコクやクアラルンプールなら
1万円代で泊まれる5つ星ホテルもある。

中級ホテルなら一泊5,000円程度から。

このコストをさらに下げたいなら、
地方に行くことになる。

ただし、リゾートはコスト面では逆効果の事が多い。

たとえば、マレーシアではペナンに行っても
滞在費用の節約には結びつかず、
一方マラッカならコストを下げることができる。


タイならプーケットはバンコクよりホテル代が高いが、
北部のチェンライや先ほどのチェンマイなら
ホテル代が下がる。

また、例外的にベトナム中部のダナンは
ビーチリゾートでもホテル代が安く、
チェンマイと同様に4,000円も出せば
中級ホテルに宿泊できる。

ただし、防音は甘い。

ダナンから車で30分ほどにある
ランタンで有名な街、ホイアンも同水準。



ヨーロッパで滞在費用が安い街

ブダペスト
ヨーロッパは北欧のように
質素な食事でも外食すれば3,000円程度かかる国から、
ポルトガルのように700円程度で済む国もある。

物価の差が大きいし、
基本的に食事代とホテル代は連動している。

ポルトガルやスペイン、
ハンガリーやポーランドは物価が安く、
滞在費も比較的抑えることができる。

とは言え、
ホテル代でも中級ホテルで一泊6,000円程度はかかるし、
航空券代も往復10万円前後は見ておく必要がある。

一ヶ月の滞在となれば、
航空券代の差も見逃せない。

アジアとヨーロッパでは、
5万円以上の金額的な開きがあり、
なおかつヨーロッパは長距離フライトの疲れもある。

時間や体力もコストとして考えると、
その点は負担が大きい。

とは言え、行きたい国も多かったので、
私も3年連続でヨーロッパへ行き、
毎回3ヶ月弱滞在していた。

面積の小さい国が多いため、移動も容易。

一つの街にとどまらなくても、
次々に次の街へ移動するのは
アジアよりも手軽だった。

ただし、LCCは1ヶ月を切ると
大幅に値上げされることが多いため、
旅の前の準備として
ヨーロッパ内の移動で使う航空券の手配も済ませておきたい。


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