台湾人の性格・国民性を在住歴6年の日本人が解説

台湾人の性格や国民性について、
現地に6年住んでいるSさんに説明してもらった。

なお、Sさんは日本人で、
台湾人の奥さんと国際結婚して、
最初に高雄に2年住み、その後は現在まで台北で暮らしている。

そんなSさんから見た台湾人の性格について。



ポジティブで明るい


南国特有の気性なのか、
基本的に台湾人は明るい性格の人が多いです。

また、将来のことをくよくよ悩む国民性ではなく、
基本的にポジティブです。

ただし、中国との関係については敏感で、
中国が採っている「一つの中国」の方針、
つまり台湾は中国の一部であり、
独立国家ではないというスタンスには危機感があります。

年齢が上がるにつれて対中感情が複雑になっていき、
故郷という意識と反感が入り混じり、
若い世代ほど台湾人としてのアイデンティティが強くなって
中国人との一体感がなくなっていくようです。



チャレンジ精神豊富

基本的に台湾人は起業や留学に熱心で、
意欲的に挑戦する人が多い国民性です。

先程の中国の脅威、
そして台湾の国内市場が小さいこともあり、
海外に目を向ける人も多くいます。

そのため、留学して戻ってくるだけではなく、
シリコンバレー等で起業する台湾人も少なくありません。

特に英語が堪能な人の場合には、
海外で起業したり、就職する傾向にあります。

身近なところでは、スポーツを見ても
団体競技より個人競技の方が台湾人は得意です。



働き者

基本的に台湾人はよく働く人が多く、
日本人から見ると感覚のズレが小さいです。

ベトナムやマレーシアで駐在として勤務した人が
台湾に出張に来るとよく口にするのが、
「台湾人の方が真面目に働く」ということです。

このあたりはお国柄なのでしょう。

鴻海やASUSのように
国際的に有名な企業も台湾から生まれています。

ただし、人件費が上がっているため、
日系企業に限らず外資企業の撤退も見受けられます。



家族を大切にする国民性

台湾では一昔前の日本のように、
家族の用事が優先される傾向があります。

身内だけではなく、恋人も集まりに参加することもあります。

大晦日や旧正月のような行事の際には、
親類が集まる機会が多く、
それでなくても普段から一緒にいる時間が長いです。

良くも悪くも、
国際結婚の際には台湾の国民性として
こういった部分は考えておいた方がいいでしょう。

結婚すれば相手の家族と顔を合わせる機会も多くなるので、
付き合いにはそれなりにコミットが必要です。



ストレートで自己主張が強い

台湾人は中国人のように人当たりが厳しくありませんが、
主張はしっかりします。

これは結婚した相手の家族に対してでも同じで、
義理の親に対しても自分の考えを伝えます。

逆に言うと、
日本のように空気を読んで察する文化ではないため、
黙っていると不利になることも。

欧米圏ほどではないにしても、
それなりに考えを主張しないといけません。



男性はレディーファースト


台湾人の男性は女性に優しく、
自然にレディーファーストをしているところが
日本人男性との大きな違いと言われます。

実際、街中でもカップルで店に入って
飲み物等を用意するのは基本的に男性、
こまめに動いているのを見かけます。

また、女性が遊びに行った帰り等、
車で迎えに行くこともしばしば。

台湾人の男性と付き合ったら、
日本に戻って恋愛しづらくなったという方もいましたが、
実際に若い男性の態度は日本とかなり違います。



女性はほめられたがり


台湾人の女性はおしゃべり好きで、
男性のリップサービスにも慣れているので
ほめられるのが当然と思っている節があります。

そのため、お姫様のように扱われることにも慣れていますし、
自分の言いたいことはストレートに口にする傾向にあります。

化粧は薄めで清純そうに見えて、
実はズケズケとした物言いなことに
台湾華語を覚えてから驚きました。

もちろん性格は個人差がありますが、
かなりきつめに感じることもしばしばです。

対面でのおしゃべり以外にLINE等でのやり取りも好きで、
コミュニケーションに時間をかけています。

また、台湾は外食文化のため、
男女ともに料理をしない人が多いです。



車やバイクに乗ると気が荒い


普段は穏やかな印象の台湾人ですが、
不思議と運転は荒いです。

おかげでしょっちゅう交通事故に遭遇しますし、
生活していて車に轢かれそうになったことも何度もあります。

もっと危険なのはバイクで、
台湾人の隠された気性の荒さを見る思いです。

交通マナーはいまいち良くないので、
旅行に来る方は気をつけた方がいいと思います。

これは台北や高雄のような大都市だけではなく、
台中や台南のような主要都市でも共通したことです。

東側の三仙台や八仙洞、台東等にも行ったことがありますが、
こちらはそうでもなかったです。



面子を重視

ルーツが中国にあるだけに、
やはり面子を重んじる文化は台湾にも根付いています。

そのため、時には責任の所在を曖昧にして
誰に落ち度があったかを明確にしないことも。

謝ったら済むのに、と思う程度のことでも
頑なに自分が悪いわけではないという態度を取る人もいるので、
このあたりは文化や国民性の違いとは言え、
少々うんざりすることもあります。

比較的高齢の方に多く見受けられる傾向です。



外国人に親切

総じて台湾人は外国人に親切で、
親日国なので日本人にはなおさらです。

言葉が通じなくても、
スマホの翻訳機能で相手をしていたり、
英語を話せる友人に電話して訳してもらったり、
どうにかコミュニケーションを取ってくれます。

必ずしも英語が得意ではなくても、
協力的に接する点は台湾人の美点に感じます。

私も今でこそ言葉の壁もなくなりましたが、
引っ越してきた当初は色々な人にお世話になりました。

台湾人の性格について、ご参考になれば幸いです。



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