マレーシアのチューンホテルで気付いた料金のからくり


世界各国に、チューンホテルというホテルチェーンが展開している。

これは元々エアアジアが作ったもので、基本的にLCCの考え方をホテルの運用にも応用したものということで注目を浴びた。

私も先日、マレーシアのイポーという町のチューンホテルに宿泊してきた。

これは元々予約をしていたわけではなくて、いつイポーに到着できるかよくわからなかったこともあって、予約をせずに町をブラブラ歩いていたら、まともなホテルが他に見つからなかったという理由によるもの。

というのも、いくつかのホテルを巡ってみたものの、2千円とか3千円とか料金は非常に安いものの、セーフティーボックスすらなかったので、条件に見合わなかった。

その中でチューンホテルは、セーフティーボックス、つまり金庫がしっかりと完備されているということなので、そこに泊まることにした。

このチューンホテルの特徴としては、基本的な料金では素泊まりということになっていて、それ以外に自分でオプションを選んで色々と付けていく度に料金がかかるというシステムを採用しているということ。

これはまさにLCCがナショナルフラッグに対して行っているのと同じような戦略。

ナショナルフラッグである、JALやANAを見てみると、元々機内食であるとか、あるいは飲み物とか、ブランケットとか、色々なサービスがパッケージで付いてくる。

これに対してエアアジア等のLCCというのは、とにかく最初は移動するだけという条件で契約をさせて、その上で保険であるとか、機内食、飲み物、あるいは追加での荷物の運搬とか、そういったものを追加価格でくっつけていくことになる。

チューンホテルの場合であれば、インターネットとか、あるいはテレビの視聴、さらに言うとタオルやシャンプーのセット、そしてエアコンを使うかどうかといったことまで、全てオプションで選ぶことができる。

ここで注目したのは、タオルと石鹸、そしてシャンプーのセットで、これが1日分で約200円ということだった。

確か6リンギットだったと思うので、正確に言うと180円ぐらい。

石鹸とシャンプーというのは、1日分のものでしかないので、実質的には料金の大部分をタオルが占めているということになる。

そして、200以上する場合であれば、毎日これをオプションとして購入することもできれば、例えば、1日目は購入しておいて、2日目については、購入はしないという選択も可能。

もちろんこのタオルというのは、購入しているわけではなくて、借りているものなので、チェックアウトの時には返さなければいけないが、1日ごとに返却する必要はない。

ということは、例えば最初に1日目でタオルを借りておいて、2枚あるので、1日目に1枚目を使い、2日目に残りのもう1枚を使うという選択もある。

あるいは、タオルを買ってきてしまうということも考えられる。

特にフェイスタオルぐらいの大きさであれば、100円とか200円で売っていたりもするわけなので、そういったものを買って、所有物とした方が得という考え方もできる。

逆に言うと、このチューンホテル側としては、タオルの仕入れ分の費用の元を取るのはせいぜい2回貸し出すだけとか、そのくらいで済むわけなので、非常にリスクの少ない経営ということになる。

結局のところほとんどの人は、毎日タオルを借りるのだろうし、イポーのようなインターネットを使える店がろくにないような場所であれば、やはりホテルの中でインターネットを使いたいという欲求も出てくる。

こういったことによって、うまくオプションで料金を課金していくというのも、ビジネスモデルとして面白いのではないかと感じた。


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