Hotels.comでダナンにいるときにハノイのホテルを予約していたのだが、ノイバイ空港からタクシーで移動して最後に細い路地を入るということで、車から降りて自分の足で歩いていくことになった。
少々道に迷ったものの、予約していたホテルの看板が見つかり、それに向かって歩いていくと、ポーターがにこやかに駆け寄ってきて荷物を持ってくれた。
そのままレセプションに行ってチェックインをしたのだが、なぜか予約が確認できない。
パスポートの名前だけではわからないということなので、MacBook Airを立ち上げてHotels.comからのメールを確認し、さらにそれが日本語で書かれたメールだったので、英文のメールを再発送してもらうように手続きをしたのだが、それでも結局いまいち要領を得なかった。
それでもチェックインが済んだので部屋に行くと、明らかに予約時とはかけ離れた部屋で酷いものだった。
まず窓が無くて、ドアの上のほうが少しだけ開くようになっているだけ。
しかも室内は変なにおいがする。
キングサイズのベッドがあるのはいいが、ベッドが部屋のほとんどを占めていてイスすらもない。
バスルームも小さく、シャワーと便器がすぐ横に配置されている。
これではシャワーを浴びたら便器も水浸しだろう。
日本のように風呂トイレ別を望んでいるわけではないが、いくら何でも距離が近すぎる。
これはいくらなんでもホテルズドットコムに掲載されている写真と差がありすぎると思いながらも、夕食をとりに外に出た時にふと気付いたことがある。
私が予約していたのは隣のホテルで、実を言うとこのホテルではないことに気付いた。
慌ててそのことをフロントに伝えると、隣も同じ会社のホテルなので気にしなくていいといわれたが、どうもこの辺りにはいくつか同じ系列のホテルがあったらしく、いったんその間違ったホテルを出て隣に行った後、再び戻ってくることになった。
というのも、当初予約していたホテルで病人が出たらしく、私が泊まる部屋に病人がそのまま延泊していて動けないため、系列である隣のホテルに移動することになった。
とはいえ先ほどの部屋ではなく、ちゃんと窓もあるし部屋の広さも倍以上、清潔感もある部屋に移ることができたのでその点はよかった。
さすがに当初の部屋ではゆっくり休むこともできないし息が詰まる。
しかも体調があまりよくなかったので、ホテルでゆっくり療養する時間が長くなることを考えると、窓が無い部屋というのは致命的。
閉所恐怖症というほどではないが、開放感がない部屋だとなんだか落ち着かない。
翌日にはもっといい部屋に移れるからと言われていたのだが、結局その病人の症状が長引いているということで別のホテルに移ることになり、斜め向かいのホテルに移動することになった。
こちらはバラの花びら等がベッドに飾り付けられたブティックホテルでデザインとしては相当よかったが、よく考えてみるとそのまま寝るわけにはいかないので、結局ベッドの上を自分で片づけなければいけないことに気付き、一長一短だという感じもしたが、新鮮味があるという意味ではよかった。
この日はGia Ngu Restaurantへ行ってフーティウやヌムクオン、チャーカーラボンを注文、運ばれてきた料理を見たら頼みすぎた(苦笑)。
朝食はどのホテルも変わらず
徒歩で15秒以内ということもあり、どうやら朝食を作るキッチンは共通のようでメニューもすべて同じだった。このホテルの場合、クレープやパンケーキ、フォー、オムレツ、サンドイッチ等からメニューを選べるようになっているが、ツナサンドイッチもビーフサンドイッチも写真に比べるとかなり貧相なものだった。
結局クレープやパンケーキを中心に食べていたが、立地自体は便利な位置にあったし、その点では観光に出るのにもちょうどよく、マネージャーが先回りして気を利かせてくれるという意味でも、初めてのハノイ滞在には格好のホテルだった。