バンコクからマニラにやって来て三日が過ぎたところで感じたのは、フィリピンにおいてはよほど強く意識しないと、どうしても野菜が不足しがちになってしまうということ。
これは一年間マニラに住んでいた時にも感じていたものの、今回のように他の国を見てくると、なおさら切実に感じるところがある。
朝食からタイとの差を実感
例えばバンコクの場合、朝食を屋台で食べようと思っても、色々なメニューの中から選ぶことが出来るので、野菜を意識して食べるようにすれば朝からたっぷり野菜を摂ることが出来る。これに対してフィリピンの場合、マニラの中でもマカティというエリアだと屋台が少ない。
さらに数少ない屋台を見ても、肉と米だけとか、そういった野菜が全くないメニューも多い。
他の店で朝食をとろうとしても、結局マクドナルドやジョリビーのようなハンバーガーショップやファーストフードが中心になるので、なかなか朝から野菜を食べることは困難。
結局セブンイレブンやミニストップ等のコンビニで、バナナを買って食べるとか、そういった悪あがきがせいぜい。
結局、この二日の朝食を見ても、ジョリビーでハンバーガーやパンケーキを食べて、ドラッグストアやコンビニでバナナを買って食べただけ。
フィリピン料理は野菜が少ない
昼や夜も同様で、意識的にサラダを食べるとか、もしくはビビンバのような野菜がたっぷり含まれているメニューを選ぶようにしておかないと、自然に野菜の量は少なくなってしまう。なにしろ、代表的なフィリピン料理がひき肉のSisig、豚の丸焼きのLechon、豚足の揚げ物のクリスピーパタといった具合。
カレカレやSinigangといった野菜を使ったローカルフードもあるが、フィリピン料理は肉や米の占める割合が肥大しがち。
例えばバンコクであれば野菜不足を解消するためにタイスキを食べに行くとか、そういった選択肢が多いもの、フィリピンにはそういったメニューが少ない。
野菜の鮮度や価格もいまいち
島国のためにやはり輸送コストがかかるため、そもそも野菜の金額が高く、種類も少ないし鮮度も低い。これはスーパーに行ってみればはっきりわかる話で、いま泊まっているエリアだと近くにRustan’sというスーパーが入っている小規模なショッピングモールがある。
Rustan’sに行っても野菜の色はあまり良くない。
かといって値段が安いわけでもなく、日本と同じくらいか、物によってはそれ以上かかることも多い。
いくらフィリピンの物価が安いといっても、それは人件費がメインの話で、こういった農作物は決して安いわけではない。
果物を考えてみても、バナナやマンゴーは安いものの、それ以外の果物は日本より高いことも日常茶飯事。
こうしたことを考えてみても、野菜をしっかり食べて健康を維持したいと思う人にとっては、マニラの環境は、ちょっと難しいところがあるのかもしれない。
なお、こちらのレポートでもフィリピン人の野菜摂取量の少なさが病気につながっていることが示されている
もちろん、自炊をすればしっかりとそこら辺を管理することが出来るし、外食中心であっても意識的にちゃんとメニューを選ぶとか、あるいは日本食レストランであればヘルシーなメニューが多いのでそういった店に行くとか、そういうことを考えておかないと、ついつい脂の摂りすぎになってしまったり、野菜不足に陥りがち。
フィリピンの伝統的な料理や、こちらでよく見かけるイタリアンの店はボリュームも多いし、さらに炭水化物や脂肪が多いので、健康管理の上で要注意。
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