予防接種なしで海外移住をした結果【東南アジア編】

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クアラルンプール郊外
海外移住の際に予防接種をすることはなかったので、
伝染病や感染症を心配されることがある。

私が日本を出て最初に住んだのはマレーシアで、
その後はフィリピンに引っ越した。

フィリピンでの生活を終えると、
各国を転々として暮らすようになった。

先日はタイの移民局で滞在延長をして
バンコクで2ヶ月過ごしたり。

他にもジャカルタに1ヶ月、
ベトナム中部のフエやホイアンに3ヶ月、
台湾を台北から高雄まで縦断しながら3ヶ月滞在したりしている。


そんな中で、私は予防接種を受けたことがない。

短期の東南アジア一人旅や出張、留学の際にも
事前に予防接種をする人もいるらしいので、
それに比べると無防備なのは事実だろう。

東南アジアだとデング熱や狂犬病、破傷風、A型・B型肝炎等が懸念される。


一方で、海外移住仲間を見ても、
駐在員ではなく個人で引っ越してきた人は
一様に予防接種を受けていない。

アフリカや南米の一部の国のように
渡航前に義務付けられているわけではないので、
大前提として自己判断に任されている。

発症率が高くなかったり、
狂犬病のように事後的な対処で間に合うなら
わざわざ時間と手間をかけたくないのは実情。

しかも予防接種自体がリスクでもある。

現代の日本でなら大丈夫だとは思うが、
注射によって感染症にかかるリスクもある。

そう考えると、ますます気が重くなる。


では、予防接種なしで
東南アジアに海外移住をしたらどうなったか?


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私や移住仲間達の実例

結論としては、
マレーシアやフィリピン、タイに住んでいる人に話を聞いても
重い感染症や伝染病にかかったという話はほぼ聞かない。

唯一の例外がマレーシア在住の悟空で、
私がマレーシアを離れてフィリピンに移ってから
デング熱にかかってしまったらしい。

ただし、数日寝ていれば収まったということで、
きつめの風邪ぐらいの症状で住んだ模様。

容態が重篤なレベルに達したり、
長期の治療や療養が求められることはなかった。


しかもデング熱は調べてみると
どうやら予防接種の対象ではないらしい。

少なくとも日本においてはワクチンがないようで、
海外移住前にどうにかできるものではない。


悟空のデング熱以外には
東南アジア特有の病気にかかった人もおらず、
案外安全なのではないかと思う。

地域による差もあるし、
実は毎年もっとも多くの人間を死に至らしめている動物、
つまり蚊のリスクも様々。

ワニやライオンのような猛獣よりも、
蜂のように攻撃的な昆虫よりも
感染症の媒介者である蚊の方が実は多くの犠牲者を出している。

もちろん近くにワニがいれば
蚊に囲まれているよりも危険なわけなので、
どれだけ身近に生息しているかという違いはあるが、
蚊をあなどることはできない。

ただし、同じ暑い地域でも
東南アジアの蚊はアフリカほど危険ではない。

できるだけ刺されないように用心するに越したことはないが、
あまり過剰に反応する必要もないだろう。


個人的な経験を語れば、
東南アジアで蚊に多く刺される場所にいる時期は
偏頭痛や風邪の症状が出やすい気はしている。

これが単なる錯覚なのか、
それこそ何らかの身体に良くないものが持ち込まれて
そうした結果になっているのかは分からない。

ただ、明確な感染症になったことはない。


そして、蚊に刺される頻度は
住んでいる街やコンドミニアム、ホテル等で大きく変わる。

マレーシアで2年目に住んだコンドミニアムは
目の前にちょっとした林があった。

ご想像の通り、
このコンドミニアムには蚊がよく出る。

しかも窓には網戸が付いていないので、
窓を開けて換気している時には無防備にならざるをえない。

なぜか夜にばかり集中して蚊が入ってきたのだが、
多い日は叩いた数が15匹を越えた。


一方、同じマレーシアでも
1年目のコンドミニアムではそんなことはなく、
1日の平均は1匹以下。

タクシーで10分弱の距離でもこれだけの差があるので、
同じ街でも環境によって差が大きい。


ちなみにホテルで言えば、
今まで一番蚊が多かったのは台湾の台南にあるホテル。

夜中にも何度も眠りを妨げられ、
睡眠不足になってしまった。

こちらは近くに蚊が発生しそうな木や水場も見当たらず、
5階なのでそこまで低くもないため
不思議で仕方なかった。

ただ、一週間以上泊まって毎晩熟睡できないのは
さすがに辛かった。



感染症のリスクということで言えば、
予防接種はもちろん重要な要因になるが、
他にもこうした蚊に刺される頻度も関係してくる。

東南アジアには野良犬も多いが、
野良犬や野良猫にさわるのも当然リスクを大きく上げる要因。

さらには免疫力の落ちた時に病気にかかりやすいので、
海外移住後の生活習慣や自己管理も関わってくるだろう。

不規則な生活や不健康な食生活を送っていれば、
それだけ抵抗力が低くなってしまう。

こういった要素も考えた時に、
特にリスクが高いと感じるなら予防接種もありかもしれない。

あるいは子供連れで移住する場合には、
各国で子供のためのルールが異なる。

子供を連れてマレーシアにやって来た知人が言っていたのは、
日本とマレーシアで予防接種の対象の病気や時期が違うので、
生まれてあまり間を空けずに連れてきた方が
実は簡単で分かりやすいということ。

これが3歳ぐらいになってしまうと、
2つの国のルールの間に翻弄される羽目になる。

このあたりは子連れで海外生活を送る場合には
気をつけておく必要がある点。


大人の場合は予防接種の義務も
東南アジアであればない国が多い。

最終的には自分で判断することになるが、
移住後に受けることも可能なわけだし、
あまり重く考えすぎない方がいいのかもしれない。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

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