英語が話せないのにほぼ勉強することなく海外移住した結果

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海外移住をするのに、英語が話せないのは大丈夫なのか?

ほとんど勉強することもなく
いきなり現地に渡航してしまった結果として
どんな生活が待ち受けていたのかを綴ることにした。


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マレーシアとフィリピンに住んでみて


私が初めて日本を出て住んだ国はマレーシアで、
2年後にはフィリピンに移った。

それまでに海外旅行に行ったのは1度だけ。

ヨーロッパ周遊の旅で、
東南アジアは初めてという状況。

英語を使う仕事をしていたこともないし、
留学経験もない。

もちろん帰国子女で、
子供の頃に海外生活を送っていたこともない。


英語を勉強したのは大学の頃以来だが、
その時も申し訳程度に必修の英語を履修しただけで、
法学部の私にとって重要な科目ではなかった。

マレーシアに移住したのは30歳目前だったため、
約10年英語を勉強していなかったことになる。


さすがにこのままで現地に行っても
何も話せないのではないかと不安に駆られ、
海外移住前にいくつか英語教材を買ってみた。

内容を比べてから、
その1つだけを実践することにした。

期間的には移住直前の1ヶ月ほどで、
平均すると1日30分程度だったと記憶している。

わざわざ英会話教室似通ったりするのも面倒だったので、
すべて自宅で完結させた。

さすがに効果は半信半疑だったが、
日取りも迫っていることだし、
いまさら英語が話せないことを思い悩んでも仕方ない。

とにかく現地に行って様子を見ることにした。



渡航後、不動産の契約が・・・


海外移住において、
語学の面で当初もっとも大きな壁となるのが
コンドミニアムの内見と賃貸契約だと思っていた。

これは事実だった。

事前にマレーシアの現地系不動産会社に連絡は取っており、
渡航した日に複数のコンドミニアムを見せてもらう運びとなっていた。

予算等は伝えてあるが、
それぞれの物件ごとの細かい条件は
当日部屋を見ながら聞いていくことになる。

それが聞き取れるかどうかは確信がなかった。


結果としては杞憂な部分が大きく、
お互いに非ネイティブのやり取りになるので
片言であるがゆえの聞き取り安さがある。

自分の英語力のなさがコンプレックスになって
話せないということもなかった。

何度も聞き返す場面はあったが、
そこは英語が苦手と割り切ってしまえば済むこと。

別に語学力をプライドの源泉にしているわけでもないので、
とりたてて差し支えない。


そんなわけで、
マレーシアに到着したその日に不動産の賃貸契約が済み、
部屋のクリーニングが完了するまでの数日だけ
ホテル暮らしをすることになった。



移住後の語学の必要性

ホイアン
マレーシアはマレー語がメインの国で、
人口の2割ほどを占める中国系住民の多くは
中国語も話せるバイリンガルとされる。

英語は第三の言語という扱いで、
まったく話せない人もいる。

東南アジアの場合、
教育水準で如実に英語力が異なり、
大卒の平均水準では英語力に限ってみると
日本人の大卒の平均より会話ができる気がする。

そもそも大学まで進学できるのが
ある程度のエリート層になるので、
その部分の違いもあって。


私はマレーシアに永住する気は最初からなく、
1年か2年と考えていた。

そうなると、マレー語を覚えるモチベーションはない。

現地で就労するのであれば、
仕事上の必要から語学を勉強するのは分かる。

しかし、私はマレーシア人を相手にビジネスをするわけでもなく、
特にマレー語が今後の人生で役に立つとも思えなかった。


ということで、
とりあえずは片言の英語で海外生活を始めることにした。

その結果として分かったのは、
日常生活においては特に困らないということ。

移住をしたからと言って、
いきなり濃厚な近所付き合いが始まるわけではない。

日本で暮らしていた頃と同様に、
同じコンドミニアムに住んでいても
会話を交わすことはほぼない。

しかも外国人が多く済む物件なので、
マレー語が通じないことが前提で
コンシェルジュやガードマンも英語で話しかけてくる。

ガードマンの中には英語が苦手な人もいたが、
特に不便を感じることはなかった。


実際に移住して海外暮らしを始めると、
英語がからむ重要な場面は限られていることがわかった。

たとえば、銀行の口座開設。

これは細かい条件がわからないと、
開設後に困ることになる。

たとえば預金額が一定額を下回ると
口座維持手数料がかかったり、
両替や送金で日本とは違うルールがあったり。

1年以上入出金がないと、
アカウントが停止になる場合もある。

こうした場面は口座開設のサポートを頼んだり、
重要性の低い銀行は一人で行ってみたりした。


他には不動産の賃貸契約が
比較的大きな金額に関わるところだが、
移住初日に解決するほどだったので
不安は早々に解消された。


こうして片言でしか英語を話せないと言っても、
あまり生活上困ることがないことが分かり、
マレーシアで英語を勉強することはなかった。

それでも現地で話しているうちに、
日本にいる時よりはスラスラ言葉が出てくるようになり、
多少は上達することができた。



語学留学のチャンス到来

セブ
マレーシア生活を終えた後、
最初はフィリピンのマニラでコンドミニアムを借りて暮らした。

その後はセブへ。

セブと言えば、
語学留学のために多くの人がやってくる街。

日系のスクールも複数ある。


近所に住んでいるわけなので、
英会話スクールに通うのも容易だったが、
結局行くことはなかった。

理由は単純で、
今の英語力で海外生活に不足していないのが分かったから。

まったく話せないわけではないし、
わざわざ勉強して得られるものが見当たらない。

TOEICの点数を上げたところで、
自分でビジネスをしている私には
履歴書に点数を書く機会もない。

英語がペラペラの人という謎のアイデンティティの確立に
貴重な時間を費やす気も起きなかった。

ということで、
一部の人がうらやむほど語学留学に適した環境にいながら、
セブでも英語を勉強することがなかった。

それでも、こうして不自由なく海外暮らしができている。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
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電子書籍の目次等も掲載しているので、
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