初めての日本への一時帰国は3年ぶりとなった。
マレーシアに移住して以来となるが、
その後にフィリピンに移り、
さらには自宅を引き払って定住すらやめてしまった。
まさか、こんなことになるとは(笑)。
それはそうと、次に日本に来るのもいつになるか分からないので、
一時帰国中に色々と用事を済ませておくことにした。
まずは歯医者へ。
健康保険はないので、全額自費治療となる。
1日だけ住民票を戻し、
健康保険を使う方法も考えた。
しかし、手間もかかるので止めることに。
特に歯に問題があるわけでもなく、
あくまで歯科検診が目的なので自費で払うことにした。
1軒目の歯医者はすでに予約が満員で、
他の日は都合が悪いので無理だった。
近くに新しい歯医者ができていたので、
そちらで聞いてみたところ、
その日のうちにやってもらえるということ。
それにしても、
健康保険がないことを伝えるときには、
海外在住で一時帰国である旨も話した方がいい。
どうも健康保険を払っていないとか、
不審者と最初は思われていた節があるので。
関わり合いになりたくない厄介者と思われないために、
「海外に住んでいるので健康保険がない」ということを
一言添えておくと話がスムーズに進む感じを受けた。
それと、場合によっては
今後のケアについても状況に合ったアドバイスをしてくれる。
歯医者では関係ないが、
普通の病院なら薬を多めにもらえる場合も。
結局、歯石を取ってもらったのも含めて約1万円。
消費税の分だけ、
若干1万円を超える程度だった。
数年に一度の費用として考えると、とても安い。
特に歯や歯ぐきに異常はなく、
このままでいいらしい。
良かった。
海外で外国人向けの病院に行くことはあるが、
やはり歯医者は日本で済ませたい気持ちが消えない。
特に歯科医院の看板に牙という文字を使うマレーシアは
動物病院のようで恐怖が残る。
ということで、
一時帰国の機会を利用することにした。
歯医者以外ではとにかく人に会うことを意識した。
オフ会も行った。
先日は香港でもオフ会を行ったが、
やはり圧倒的に人が集まるのは日本国内。
特に東京だと希望者が多く、
事前に参加希望のアンケートを取ったら131名から返信をもらった。
さすがに全員を集めても話ができないので、
急遽回数を分けて実施することに。
さらに自己紹介の記入等のハードルを設け、
本気の人に絞ることにした。
実は、一時帰国前にもっとも大変だったのは、
このオフ会の日程調整だったりする。
一度に大規模なものを開くのと違い、
人数を限定して回数を増やしたので
参加者の割り振りで苦労した・・・。
こんな活動をしていたが、
日本を出る前に買ったものは特にない。
一時帰国のあるあるネタのように語られる
日本の食品も買っていないし、
免税で何かを購入したりもしなかった。
実際のところ、日本人が多く住んでいる国だと
日本の食材店がある。
割高であるのは事実だが、
味噌汁から調味料、お菓子に至るまで置いているので、
わざわざ持っていくほどのことではない。
まして、私は住所がない身。
転々としながらホテル暮らしをするのに、
荷物を増やすのはマイナスそのもの。
わざわざ食べ物を買って帰るようなことはしなかった。
ということで、日本に一時帰国をしたと言っても、
取り立てて様々なことをしたわけではない。
歯のメンテナンスをした以外は、
個人的な出来事があったぐらい。
事前に色々考えたところで、意外にそんなものだと思う。
ついでに書店や日本の店を見てトレンドを確認したりもしたが、
そこまで変化があるわけではない。
想像を越えるものが次々に飛び込んでくるわけもないので、
案外刺激が少なかった。
やはり慣れない国に行くほうが頭に流れこむ情報量は多い。
一時帰国を通し、そんな感覚だった。
帰国せずに日本の気分を味わうには
マレーシアからフィリピンに移ると、
マニラのマカティにあるリトルトーキョーを中心に
質の高い和食を提供している店がいくつもあった。
サンマのなめろうのような季節物も店によっては出ていたし、
定番メニューはもちろん、
釜飯やきりたんぽ、味噌カツ等の
少し変わった料理まで食べられる。
こうなってくると、
和食を目当てに一時帰国をしようとは思わなくなる。
その前のマレーシアに住んでいた時には、
美味しい和食を食べたい時はバンコクに飛んでいた。
何しろ隣国なので、
日本まで行くよりもずっと近い。
バンコクはプロンポンやシーロム界隈に和食レストランが多く、
香港や台北と並んで海外の中で和食がトップクラスの街。
マレーシアからはるばる日本までのフライトをこなすより、
手短にバンコクに行くほうが楽だった。
しかも、日本でも東京や大阪、福岡といった
レストランが密集している地域ならともかく、
下手な地方都市に行くならバンコクの方が店が多く、
競争の激しさを反映して質も高い。
さらに、バンコクには紀伊國屋書店もあり、
プロンポン駅直結のエムクオーティエや
サイアム駅とチットロム駅の間にある伊勢丹の店舗は
日本語の書籍も充実している。
雑誌以外は立ち読みも可能という嬉しい環境。
日本の1.5倍ほどの販売価格だが、
書籍を購入するのが
日本に一時帰国してまでやるべきこととも思えず、
大抵の欲求は満たせていた。
おかげでマレーシアに2年住んでいる間、
バンコクにはたびたびいったものの、
日本に戻ってくることはなかった。
近場で日本を感じられる街があると便利だし、
移動距離も大幅に短縮できる。
特にアジアだとこうした対策を取りやすいのが
無視できないメリットとなっている。
2度目の一時帰国で買ってよかった物
マレーシアで購入した眼鏡に傷もつき始めたし、バンコクや台湾で眼鏡を見てきたものの、
言葉が通じなかったり、
これはというデザインがなかったりで、
購入には至らなかった。
成田空港から上野まで行き、
遅めの昼食を食べようと思っていたら
たまたまJINSがあった。
ついでなので入ってみたら、
視力の測定もしっかりしてくれるし、
現在の眼鏡の乱視矯正の度が
きつめであることも教えてくれた。
海外で購入すると、
そうした設定の場合が多いらしく、
たしかに目が疲れることは多い。
そこで、眼鏡を購入することにした。
食事に行っている間に作ってくれるというので、
昼食を食べて戻ってきたらすでにできていた。
しかも海外居住の場合は免税の対象ということで、
消費税の分だけ安くで済んだ。
一時帰国の際に買うべきとされるものは、
食品や炊飯器が一般的だが、
眼鏡は日本で買うのが良い気がする。
今回はブルーライトをカットする素材を使ってもらい、
疲れ目になりづらいものを選択した。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
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