今回のベルファストの旅の中でも、しきりに観光名所として強調してされていたのがジャイアンツコーズウェイという海岸だった。
ジャイアンツコーズウェイは、その昔巨人が石を積み上げたという伝説が残っていて、円柱のような岩が大量に残っていることが特徴。
一日のツアーの中でも終わりから2番目に訪れたこともあって、ジャイアンツコーズウェイがツアーのピークになるのかと思いきや、意外にも行ってみると普通の岩場という感じで、確かに奇岩が連なる独特な風景の部分も残ってはいるものの、思っていたほど驚きの景色というわけでもなかった。
実はその前に行ったロープのつり橋や、崖を歩けるようなところの方が個人的にはハイライトになってしまっていたので、ジャイアンツコーズウェイに関しては少しばかり失望したといってもいい。
とは言え、歩いている道自体は気持ちよかったし、その前に似たような道を歩き回ってさえいなければ、これはこれで面白いのではないかと思う。
ベルファストからであればそこまで遠くはないので、行ってみる価値は十分にあったし、それ自体は後悔していないものの、思いのほかピークがツアーの早い段階に来てしまっていたのは驚きだった。
ジャイアンツコーズウェイでは一時間の時間を与えられていたので、しばらく海岸でのんびりして、いつの間にか時間がかなり迫っていたので、慌ててやって来た坂道を登っていくような形になった。
とはいっても、バスが最初に到着した駐車場とは別の場所に移っていたこともあり、時間ぴったりに戻ったものの、実は戻って来ていたのは私一人というオチだった。
他の参加者もちらほらと他の場所で待っていたりはしたものの、どうやらバスは探し当てられなかったらしい。
さらに普通に時間に遅れてきた人達も多かったので、そこまで焦って5時ぴったりに戻ってくる必要もなかった模様。
この辺はやはり国によって時間の感覚が大分違うということを感じた。
特に遅れてくる人は1日のツアーの中でも常習犯になっていたので、どこに行っても遅れているのが見受けられた。
ジャイアンツコーズウェイはアイディア出しに良かった
ジャイアンツコーズウェイに関してはこのように若干退屈なところもあったので、色々と考え事をする時間になった部分もあって、おかげで仕事上のアイディアが二つほど生まれた。
一つは色々と考えてみた結果、おそらくボツになるネタ。
そしてもう一つの方が実現する可能性が高そうなので、今後具体的に詰めていくことになる。
旅をしていると歩いている時間とか、色々なものを眺めている時間が増えるので、自然に頭の中で色々な情報を処理することになるし、アイディアが浮かんでくる機会が多い。
その反面で形にするための時間が大分限られてくるので、取捨選択を考えなければいけない。
大変なところもあるものの、時間を上手く有効活用することを意識するという意味では、これはこれでいいのではないかと思う。
逆に時間が有り余ってしまうとついダラダラと余計な仕事をしたり、自分の業務に余計なタスクを入れてしまったり、そういった弊害も出てくる。
それを防ぐために定期的に旅行に行くというのは、スケジュールを見直す上でも良いのではないかと、ジャイアンツコーズウェイでの体験を通じて改めて感じた。
■ジャイアンツコーズウェイ(Giant's Causeway)の基本情報
住所:Bushmills BT57 8SU
電話番号:+442820731855
HP:https://www.nationaltrust.org.uk/giants-causeway