ロンドンのお札が変わっていた


初めて海外旅行に出た時に訪れた街の一つがロンドン。

そしてその時に持っていたポンドの一部を、今回はロンドンに来る際に持ってきた。

現金が最初からあれば、空港で慌ててATMから引き出す必要もないし、これまで持ち腐れになっていた分を使うことが出来れば、それはそれで資金の有効活用ということになる。

ということで、ロンドンの空港に到着し、無事に入国審査を通り抜けてから地下鉄に乗るためにオイスターカードを買おうと思い、20ポンド札を出したところ、そのお札は使えないと言われてしまった。

理由を聞いてみると、ロンドンの紙幣というのが切り替わったらしく、旧紙幣は使えないので銀行に持って行けということ。

それも酷い話だとは思いつつも、ホテルの近くにあった銀行に持って行ってみた。

ロイドバンクかどこかだったと思うが、銀行名は覚えていない。

そこで聞かれたのは、銀行に口座を持っているかどうかということ。

口座は持っていないと答えたところ、うちの銀行では口座保有者以外の取り扱いはないので、郵便局に行くように言われた。

しかもその日はもう既に夕方だったので郵便局は閉まっているらしく、翌日の朝に郵便局の開店とともに行く形になった。

その前に、E Pellicciで夕食を食べた時、旧札を使えるか確認してみたが、やはり断られたのでポンドの現金ではなくVISAカードで支払いをした。



いざ郵便局へ

アールズコート駅の近くの郵便局で言われたのは、50ポンド札しか両替はしていないということ。

それではどこに行けば新しいお札に変えてくれるのかということを聞いてみたら、何故かそのまま無言で20ポンド札を何枚か両替をしてくれた。

この場合の両替というのは新しいお札への切り替えということ。

理由を尋ねただけで急に対応が変わるのも不思議な話ではあるが、郵便局側としても対応が不徹底なところなのかもしれない。

普通に考えると銀行に持って行ってもお金を替えてくれず、かといって郵便局に行くように言われてそこに行っても替えてくれないのでは、実質的に紙幣としての価値がなくなってしまう訳だし、それはそれで大いに困る。

ロンドンの場合、ほとんどの場所でクレジットカードが使えるため、現金がなくても生きていけるとはいえ、手元にあった20ポンド札も一枚や二枚ではないので、それを無駄にするのもどうかという気にはなった。

最終的にはこういった形で両替をしてもらえることが出来たものの、何だか釈然としない気持ちは残ってしまった。

ちなみにこのお金はロンドンですべて使い切る必要はなく、アイルランドに行ってからも北部に行くと、ユーロではなくポンドのエリアがあるので、そちらで使うために一部を残しておいた。

この北部のエリアというのは、ジャイアンツコーツコーズウェイとかベルファストのあるエリア。

私としてはダブリンからベルファストに北上をして、そこで何泊かする予定があるので、そこでポンドを使いきって、そのままダブリンまで再び南下しそちらはユーロの通貨が流通しているので、ポンドを出来るだけ持たないような流れにしておければと思う。


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