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セブ島にロングステイする前に、
フィリピンで永住権を取得していた。
私が取得したのはクオータビザで、
マニラでの生活も1年経験した上で
この街に来た。
ちなみに、ビザ無しでも観光ビザを更新することで、
最長2年まではフィリピンに滞在可能。
セブ島の場合、
セブシティのJセンターモールに移民局の支部があるため、
そこに出向いて観光ビザを更新するか、
業者にパスポートを預けて手続きをして来てもらえばいい。
フィリピンから出国すれば
入国からの期間もリセットされるので、
マクタン国際空港から他国に旅行に行って戻ってくる手もある。
セブ島に来た段階では
必ずしも住もうと思っていたわけではなく、
良いエリアと物件が見つかったら
部屋を借りる予定だった。
ホテル暮らしをしていたため、
部屋を借りればそのまま住み着けるし、
良い物件が見当たらなければ
セブ島を後にしてホテル暮らしを続けるだけ。
実は、今回のセブ島でのロングステイの前にも、
一度同じ気持ちでやって来たことがあった。
その時は中心部ではなく、
あえて外れの方にあるタリサイやリロアンを視察し、
住環境として現実的に不便で厳しいことを感じ、
住まずに去った。
今回はいわゆる外国人御用達のエリアを対象に
探してみることにした結果、
実際に部屋を借りて住むことになった。
海の見える部屋か?便利なセブシティか?
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まずは部屋選びだが、
マクタン島とセブシティが候補となった。
前者は海の見える部屋を対象に内見し、
後者は利便性重視で探した。
その中間地点であるマンダウエについては候補から外した。
家賃が安くなるというメリットはあるものの、
埃っぽかったり、街並みに惹かれるものがなかったりしたので。
マクタン島ではモーベンピックホテルの居住棟も見たが、
食事に行くのに不便という印象が拭えなかった。
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たしかにオーシャンビューなのは良いが、
自炊しない私には外に食べに行くのが大変だと
住み始めて現実に立ち返ってから困る。
ロングステイの期間として
とりあえず半年を予定していたので、
毎食タクシーに乗って食事に行くのはわずらわしい。
一方、セブシティの場合、
エリアによる違いはあるものの、
フィリピンでもマニラに次ぐ商業都市ということで
街として発展している。
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こちらでもいくつか物件を内見させてもらい、
最終的にアヤラモール近くのコンドミニアムを借りることにした。
セブ島と言えばビーチのリゾートが強いため、
その意味では空港のあるマクタン島の方が
しっくりくる部分がある。
ただし、現実的に生活環境として考えると、
車を持たずに生活する場合には
セブシティの方が不便がなさそうだった。
セブは安全?危険?
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フィリピンと言えば危険なイメージだが、
セブについては基本的に安全。
とは言え、夜中にわざわざ裏通りを一人で歩いていて、
強盗の被害に遭った日本人の話も聞いた。
ただ、場所を考えると、
なぜそんな人気のない道を選んで歩いたのか不思議で、
普通なら近くの大通り沿いを安全のために歩く。
そういった脇の甘さが生んだ被害という印象は拭えない。
普通に暮らしていれば、
特に治安の悪さが気になるレベルではない。
ただし、マクタン国際空港から街に出る際の
タクシーの車窓の風景からも察することができるように、
セブ島は貧富の差が激しい。
バラックに住んでいる人も大勢いるし、
そうした風景を見ると気が滅入るので
移住を断念したという人もいた。
貧富の差が大きいということは、
どうしても財産目当ての犯行も起こるということ。
この点は注意する必要がある。
コロンやマンゴーアベニューのような
危険な地域に行かない限りは、
生活の中で危険を感じる場面は特にない。
ロングステイで重要な食事について
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セブ島の前には同じフィリピンのマニラと
マレーシアでも生活してきた。
そこで感じたのは、
食事が合わないと本当に辛いということ。
この点がマレーシア生活では厳しかった。
では、セブ島はどうか?
和食レストランもあるし、
知暮里やその系列店は味もサービスも良い。
そしてイタリアンが意外に充実していて、
パスタやピザが美味しい。
フィリピンと言えばスペイン統治下にあったので、
マニラではスペイン料理もよく食べたが、
セブ島に来てからはイタリアンが増えた。
また、甘い物ではハロハロが有名だが、
濃厚なチーズケーキやチョコケーキも美味しい店が多い。
甘みは強め。
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逆に希少なのは生クリームがたっぷりのケーキで、
セブ島ではなかなか見かけない。
フィリピン料理はたまに食べる程度で、
和食とイタリアンがメインとなっている。
やはりフィリピン料理は米が口に合わない。
セブ暮らしで不便なところ
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地下鉄のような手軽に乗れる公共交通機関がなく、
ジプニーも安全面や快適さのことを考えると使わないので、
移動手段が徒歩かタクシーの二択になるのは
セブ島でロングステイをしていて不便なところ。
この点は最初から分かっていたので、
徒歩圏内で大抵の用事が住むアヤラモール近くに部屋を借りたが、
普段とは違うレストランに行こうと思ったりすれば
タクシーが必要。
あるいはマクタン島のシャングリラホテルに行き、
デイユースで海を楽しもうと思った場合も同様。
セブ島は渋滞がひどいため、
距離は近くても時間がかかり、
車酔いも起こしやすい。
深夜や早朝なら道がガラガラで
普段の4分の1程度の時間が到着できるが、
空港に行くときぐらいしかそんな機会もない。
この交通の問題は、
やはりセブ島で暮らす上でのネックとなる。
年越しがハードだった
セブのコンドミニアムで年末年始を迎えたが、大晦日の夜7時頃から元日の朝まで、
大音量で音楽が鳴り響いていた。
マレーシア在住時も
年が明けるとともに
花火や爆竹が散発的にあちこちで鳴っていたが、
今回は音量が違う。
窓を閉めても気休めにしかならないレベル。
どうも同じコンドミニアムの部屋ではなく、
近くのエリアの音が辺り一帯に鳴り響いていた模様。
正月早々寝不足で迎えることになったので、
あのコンドミニアムで年明けを迎えるのは
二度と御免こうむりたい。
セブにもう一度住みたい?
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コンドミニアムの契約が満期になったことで、
セブ島での生活は終了となった。
実際にロングステイを行ってみた感想として、
いずれまた住むことになるだろうと思う。
フィリピンの永住権も持っているが、
地域による格差の大きな国なので、
居住地の候補は限られる。
代表的なのはマニラとセブ、ダバオ。
一度離れることにはなるものの、
またどこかのタイミングで戻ってくるだろう。
実はセブ島は大きな島なので、
その時もセブシティを選ぶのか、
違うエリアを選ぶかは分からない。
海外に移住するのは本当に難しいのか?
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日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
![](https://ijuusya.com/immigrate-book.jpg)
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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