セブのクリスマスは閑散としていた


マニラのクリスマス準備は9月の後半から始まってていたが、セブはそれよりも1か月近く遅れて街にクリスマスの雰囲気が漂い始めた。

10月末にはハロウィンがあるので、それよりも先にクリスマスツリー等がコンドミニアムのロビーに置かれたり、一部の店でツリー等の装飾がされていた。

ここら辺は日本人と感覚の違うところで、随分早くから準備する上、クリスマスが終わって新年が明けてもまだクリスマスツリーが残っているのがフィリピン流。

ただし、12月25日当日は意外に盛り上がらず、マカティの場合、グリーンベルトのレストランの中でも普段よりも早じまいして午後8時ぐらいに閉店する店が多かった。

騒ぐのは前日までで、当日にはゆっくり自宅で家族と過ごすのが彼らのクリスマスの過ごし方。

しかしながら、当然独身の人もいるわけだし、クリスマス前後の休暇を見ても、実家が近くであればともかく、離れて仕事をしている場合もある。

そういった人たちはどこで何をしているのだろうと、ふと疑問になる。

家族と過ごすにも独身で、実家とも離れているわけだし、仲間と店で集まろうとしても、そもそも開いている店が少ない。

さらに言うと、24日まではパーティーをしていたり、人が騒いでいたりするのを頻繁に見たが、25日はむしろ街が閑散としている。

ここら辺はフィリピンの不思議なところ。

セブに関しても、12月24日はコンドミニアムのプールサイドで一晩中馬鹿騒ぎをしていたし、朝5時くらいになっても音楽が鳴り響いて非常に迷惑だったが、25日の夜はそういう集まりが全く催されていなかった。


職場でのクリスマスパーティー

12月に入る直前から、妙に公園等で踊っている人たちが多いと思ったら、その理由に思い当たった。

彼らはダンスがうまいわけでもないし、40代とかその位のおじさんやおばさんもいるので、どう考えてもダンサーには見えない。

しかしながら、スマホでムービーを撮りながら自分たちの振りを確認したりしていて、なかなか熱心に練習している。

なぜ彼らはそんなことをしているのかと思ったら、職場でのクリスマスパーティーに備えたものだった。

そういえば、マカティに住んでいた時にメキシコ料理の店で、ちょっと早めのクリスマスパーティーに遭遇したことがある。

不思議な店で、店の半分位をパーテーションで区切って、向こう側では店員がクリスマスパーティーをしながら、こちら側では最低限のスタッフと顧客が普通にいつも通り食事をしているという状況。

ただし、この店と違い、多くの場合、特定の日に店を閉めてクリスマスパーティーをすることの方が多い。

例えば、私がよく行くセブのアヤラセンターにあるファッジという店の場合は、12月の初旬に半日の休みを設けてクリスマスパーティーをする旨の貼り紙をしていた。

こういったパーティーもクリスマス前日までに終わらせるので、当日は人の往来が少なくなるのもわかるが、なんとセブの場合、アヤラセンターそのものが完全に閉鎖されていた。


閉鎖されるショッピングモール

アヤラセンターはここら辺では最も大きなショッピングモールという扱いになるので、いくらなんでも丸々閉鎖ということはないだろうと思っていたが、考えが甘かった。

グリーンベルトも同じアヤラグループの開発によるが、アヤラセンターの場合と違い、グリーンベルトの方はクリスマスも営業はしていた。

仕方ないので、昼食はガストというイタリアンの店に行ったが、こちらは開いていた。

このガストという店は、日本のファミレスとは全く関係なく、「GUSTO」と表記し、セブにはいくつか店を出しているらしい。

夕食もガストで済ませようかと思ったが、少し足を延ばして、夢屋の近くにある焼肉屋の若松に行ってみることにした。

それにしても静かなクリスマスだった。

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