今回はブダペストを北上してドナウ川沿いを走り、マルギット橋を渡って西側に行き、国会議事堂を川の向こうから眺めたり、漁夫の砦や王宮の丘を眺めたりしながら、セーチェーニ鎖橋を渡って、再び東側に戻ってきた。
ここら辺を移動していると、ブダペストがいかに美しい町か、身に染みて理解できる。
国会議事堂やもっと南の方は都会だが、それよりもう少し北に行ったマルギット橋の向こう側、つまり西側に関してはとても長閑な風景が広がっている丘で、これはこれで魅力的だった。
そして、東のペスト側に戻ってから、聖イシュトバーン大聖堂に行ってきた。
こちらは、先日ゲッレールトの丘から、町を一望した時にも気になっていた建物。
本当は橋を渡る前に寄ってくる予定だったが見つからず、結局川の向こうから探して地理を把握し、橋を渡って再びそこを目指したところ、簡単に見つけることができた。
やはり高いところから探すのと、すぐ近くで高い建物を見つけようとするのではだいぶ勝手が違う。
丘の上から見れば、これだけ大きな建物なので簡単に見つかるだろうと思っていたが、ブダペストの町は、それなりに高い建物が立ち並んで密集しているので、そういった建造物に遮断されてしまって、意外に高層の建物であっても見つけることはできない。
ちなみに、聖イシュトバーン大聖堂は、パンフレットによると、ハンガリーの中でも3番目に高い建物で、ブダペストの中では一番の観光名所であると記載されている。
最初はこの建物が何なのかわからず、美術館の可能性もあると思っていた。
聖イシュトバーン大聖堂の内部へ
とりあえず入ってみようと思ったところ、オルガンコンサートのパンフレットを入口の前でもらって、それによってここが大聖堂であるということを理解した。中には200フォリントの寄付をして入る仕組みになっている。
こちらはカトリックの教会で、この一ヶ月ほど見てきたブルガリアやルーマニアの教会とは違い、東方正教系のところとは違うので、中もだいぶ豪華な感じになっている。
そしてパンフレットを見ていて気になったのは、明日にはオルガンのコンサートが8時から行われるということで、おそらくパイプオルガンのコンサートではないかと思うので、それはかなり気になっている。
コンサートが終わった後は、ビュッフェディナーもしくはシャンパンとソフトドリンクの付いたドナウ川クルージングもセットで申し込むことができるらしい。
とはいえ、食事がコンサート終了後ということになって、コンサートそのものが夜8時からということなので、おそらく食事ができるのは、9時半とか10時とか、そのくらいになってしまうので、これではあまりにも遅すぎる。
ドナウ川クルージングも、すっかり日が落ちた後ということになってしまうし、正直川の中から見るよりは、丘の上から見た方が、町を一望するという意味では都合がいいので、このクルージングは参加しないことにして、コンサートそのものは気が向いたら行ってみようかと思う。
ちなみにそれぞれの席は、3つのランクに分かれていて、ファーストカテゴリーと呼ばれている席、つまり最も良い席の場合は7800フォリント、2番目が6300フォリント、3番目が4500フォリントとなっていた。
ディナークルーズをセットにすると、プラスで9500フォリント、ディナーではなくて飲み物とクルーズのみだとすると、3900フォリントをコンサート代に上乗せすることになる。
今日の食事はBorkonyha WineKitchenにて、アグレッシブに動き回った一日を振り返りながら血が滴るような赤身のステーキとラーンターシュ、ハンガリー産の赤ワインを楽しんできた。
■聖イシュトヴァーン大聖堂(Szent István Bazilika)の基本情報
住所:Budapest, Szent István tér 1, 1051
電話番号:+3613110839
HP:https://www.bazilika.biz/en