フィリピンではバレンタインがかなり地味にしか行われない


これまで日本、マレーシア、フィリピンと三ヶ国に住んでみて、それぞれの国で行われているイベントの違いを感じてきた。

バレンタインに関していうと、日本が最も盛大にイベントとして取り上げていて、その次がフィリピン、そしてほとんどスルーしているのがマレーシアという構図が見えてきた。

フィリピンの場合で言うと、一部のレストラン等でバレンタイン用のメニューが提供されている程度なので、あまり盛り上がっている感じはしない。

若干普段と違うことと言うと、花を持っている人がいつもより多いくらいで、昨日はスターバックスの前にもぬいぐるいと花束を売っている人たちがいた。

それに比べると、日本はやはりバレンタイン商戦が群を抜いて盛んで、義理チョコも含めて様々な販売機会を増やしてきた経緯がある。

さらにいうと友チョコとか、そういった新しい言葉でここ最近についてもますますバレンタインを商業的に利用しようという傾向は見えてきているし、プロモーションはうまく、なんだかんだいってそこにのっている人が多くいるのも実際のところ。

それに比べると、フィリピンのバレンタインは地味で、あまり日常の中で変化を感じることがない。

マカティに移住して現地で暮らしていても、普段とかけ離れた空気は感じない。


バレンタインよりもクリスマスが優先

クリスマスの場合はもう少し事情が違って、大体十月くらいから、もしくは早いところだと九月の終わりくらいからフィリピンではツリーを飾りはじめたり、イルミネーションが見られたりする。

しかしながら、クリスマスイブやクリスマス当日になるとあまり盛り上がってはいなかったし、特にクリスマスは早く帰りたいということなのか、早々に店じまいをしているレストランが多い。

これがマレーシアになると、クリスマスについてもほとんどスルーということになる。

マレーシアでも一部の大きなショッピングモールに関しては、巨大なクリスマスツリーを飾ったりしている事もあるし、実際にクアラルンプールのパビリオンというショッピングモールは三階分くらいある高さのクリスマスツリーが飾られているのを見かけた。

しかしながら、ジョホールバルのような地方都市になると話は一変して、ほとんど日常生活と何も変わらなくなる。

一応マレーシア第二の都市でありながら、ジョホールではクリスマスらしさはまったく見られず、家庭用かと思うような大きさのツリーが一部のレストランで申し訳程度に置いてあるぐらい。

それ以外に特にクリスマスの音楽が流れているとか、そういったことすらもないし、あるいはイルミネーションで町が飾られるのも見かけなかった。

そもそもマレーシアはイスラムの国なので当たり前といえば当たり前であるし、不思議がることではないものの、あまりにも習慣が違いすぎてかなり驚かされた部分ではある。

こうしてフィリピンで初めてのバレンタインを迎えることになって、キリスト教の国でありながらあまり盛り上がっているわけではないことを知ることもできたし、ここらへんの感覚は実際住んでみないとなかなかわからないところなので、興味深い出来事だと思う。

今後も他の国のバレンタインの動向とか、クリスマスの風習とか、そういったこともウォッチしていきたい。


よく読まれている記事

1位:海外移住の電子書籍を無料プレゼント中

2位:フィリピン永住権、クオータービザを取得完了

3位:マレーシアに移住して分かった生活費・ビザ・仕事・食事の現実



メールアドレス

ページの先頭へ