プラハからニュルンベルクへの移動は鉄道で行こうと思っていたら、直通の電車がないということで、バスで移動することにした。
ちなみに鉄道でニュルンベルクへ向かう場合であれば、ミュンヘンを経由するという。
それであればミュンヘンで1泊か2泊して、アルテ・ピナコテークやピナコテーク・デア・モデルネといった美術館を鑑賞し、そこからニュルンベルクに行き、最終目的地であるフランクフルトに移動という手もあった。
しかし、以前にミュンヘンにはすでに行っていたこともあり、再び訪れるほどの動機もなかったことから手っ取り早くバスで移動することにした。
バスのチケットは35ユーロということで、だいたい5千円ぐらいでeチケットというネット上で販売しているチケットを購入することができたものの、時期がギリギリになってからはeチケットを購入できなくなってしまい、結局プラハの中央駅でバスのチケットを購入したところ、約8千円になっていた。
3千円ほど全く無意味に損をしたことになるので、この場面においても予約の遅さがマイナスに出てしまった。
ここら辺がヨーロッパの中で移動する場合に気を付けないといけないところ。
そして今回のバス移動では、若干変わった点があった。
基本的にはプラハ中央駅の目の前でバスに乗って、そのままずっと乗っていれば勝手に到着するのだが、ヨーロッパの国内移動にしては珍しく、パスポートチェックがあった。
プラハから走って1時間ほど経ってから、パーキングエリアのようなところに停まったので、運転手の休憩かトイレ休憩かと思って待っていたら、制服も何も着ていない普通の私服の男2人が乗り込んできて、乗客にパスポートかそれ以外の身分証明書の提示を求め始めた、
私もパスポートを出したところ、これから行く場所と最終目的地について聞かれ、さらにパスポートを持っていかれてしまった。
今回乗っていたのは2階建てバスの2階で、男たちがパスポートを持ったまま1階に降りていったが、ほとんどの乗客が出していたカードはそのまますぐ返却していたので、おそらくEU居住者であれば目視だけで済んで、それ以外の地域からの旅行者に関してはもう少し厳しいチェックが入っているのではないかと思う。
その後、3分ほど経ってから車掌さんがそのパスポートを持ってやってきて返却されたが、どうやらスタンプが押されているわけではなく、やはりシェンゲン協定に基づいて、基本的にはビザの押印とか、そういったものは一切されず、ただ単に不法入国であるとか、そういったことでないかの確認のみを行ったらしい。
それからまたしばらくバスが走り、その後ニュルンベルクの中央駅に着いた。
ニュルンベルクに到着
ニュルンベルクが近づいてきた時の感想としては、意外にも緑が多い町ということ。
もっとゴミゴミした町をイメージしていたので、この点については良い意味で予想を裏切られた。
そして、このニュルンベルク駅はかなり大きく、間違ってもスロバキアのブラティスラバのようにほとんど何もない駅とは違った。
ちょうどプラハと同じくらいの駅の規模ではないかと思う。
これならドイツ移住を実現できたら、ニュルンベルクやフランクフルト等を軸に多くの街に鉄道で旅行に行けるだろう。
そんなわけで無事にニュルンベルクに入ることができ、そこからインターシティホテルもすぐ近くだったので、道に迷って5分ほど歩き回っていたものの、どうやら駅から徒歩1分ほどで辿り着けるということもわかり、観光にも便利な場所ということで助かった。
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