ベトナムはリタイア後の生活の場として不適格だった



将来的にリタイアした後、
ベトナムで悠々自適に暮らすのはどうか?

前回の主要都市縦断の旅、
今回の3ヶ月のロングステイでは
そんな観点でもベトナムを観察してみた。

他にも直近の移住先としての視察でもあったし、
治安や物価についてもチェックしてきた。


しかし、結果としてリタイア先としても
移住先としても適切ではないという結論に至った。

そこには主に3つの理由がある。



騒々しさを避けようがない環境

ホイアン
私が住環境において求めるものの1つに
静かで落ち着いた雰囲気がある。

リタイア後を考えるのなら、
なおさら新興国の活気や
伸びていく街の雰囲気を求める必要もなく、
静謐な環境に身を置きたい。

これは今でもかなり感じているところだが。

ところが、ベトナム人の性質として、
静かにしようとか、騒音は迷惑といった価値観が薄い。


ハノイやホーチミンのような大都市がにぎやかなのは分かる。

伸び盛りの新興国の首都や商業の中心に
静けさを求めるのは元々無理がある発想だろう。

しかし、ホイアンやフエのような古都に赴いても
いたるところで車やバイクのクラクションが鳴り、
時にはすぐ近くで鳴らされるので耳が痛くなるほど。

ジャカルタを彷彿とさせる無秩序さだった。


静かに暮らしたいという感情がベトナム人にはないのか、
コンドミニアムやホテルの壁も薄く、
防音性能は見た目よりもずっと低い。

このあたりは価値観の根本的な違いなので、
彼らを変えようとしても無駄だろう。

静かに暮らしたいなら、
それがかなう国を選ぶほうが適切。

それほど大きくない古都のホイアン・フエですら
あそこまで騒がしいとなると、
もはやベトナムでリタイア後に静かに暮らすのは
根本的に無理があるとしか思えない。

あまりにも田舎に行けば利便性の問題もあるし、
病気になった時の医療の懸念もある。

そして、どんな場所に行っても
彼らの騒がしさは多かれ少なかれストレスになるだろう。



落ち着いて歩くことができない


ベトナムは不思議な国で、
ホーチミンで働く日本人の話だと、
歩道をバイクが走るのは法律的にセーフらしい。

こうした光景は東南アジアで頻繁に見るし、
バンコクやジャカルタでもしばしば目にする。

ただ、あくまでも短距離を一時的に走っているだけ。


ところが、ベトナムにおいては扱いが違う。

しかも、歩行者にぶつかった場合も、
なぜかバイクに乗っている側の方が迷惑そうにするという話も。

私もホイアンで自転車が後ろからぶつかってきたり、
荷物を大量に積んだバイクが鞄に当たってきたりしたが
謝られたためしがない。


特に中部のダナン、ホイアン等は信号が少なく、
無数のバイクがひっきりなしに通る中で
道を横断するしかなく、
これも気が休まらない。

横断歩道は存在するが誰も気にしていないし、
地下歩道や歩道橋など期待すべくもない。

轢かれないように自己責任で道を渡るのがベトナムの流儀で、
後ろからバイクや自転車がぶつかってくることすらある。

リタイアしてのんびり暮らしたい中で、
こんな修羅場のような環境を選ぶ理由が見つからない。



国民性が合わない


ここまで見てきたように、
ベトナム人は騒がしく、そうそうに謝らない文化がある。

加えて言えば事務作業のような仕事はいい加減で、
ハノイ在住者に聞いてもコンドミニアムの管理人が
しばしばミスをするのにうんざりしているらしい。

たしかにホテルに宿泊していても、
ダナンからホイアンへの移動にチャーターした車が
予定時間から1時間過ぎても到着せず、
電話したら忘れていたということも。

3ヶ月も連続でロングステイしていると、
色々なホテルに泊まってきたが、
小さなミスは様々起こった。


加えて、中国文化の強い国ならではの
非礼な接し方も中年以上の男性に根強い。

バイクタクシーの勧誘も、
「そこのお前、ちょっと来い」と言わんばかりの態度。

ベトナムで歩いていると彼らの勧誘はつきまとうが、
不愉快で仕方ない。

リタイアして長く住むとなると、
日々のストレスが溜まっていくことは容易に予想できる。

しかも、彼らには悪気もないのだから救いがない。



物価の優位性は少しだけ


同じ東南アジアであれば、
リタイア先として有力候補なのはタイとフィリピン。

フィリピンについては永住権のクオータビザがあるので、
いつでも住むことができる。

というより、マカティ(マニラ)とセブシティ(セブ)では
コンドミニアムを借りて生活したことがある。

マカティに住んでいた時には、
試しにセミリタイアしてみたこともあったが、
暇すぎて2ヶ月で復帰した。


バンコクならリタイアメントビザのハードルが低いので、
それを取るのが妥当な選択だろう。

この2ヶ国なら心地よく滞在できるのは体験済み。


では、ベトナムに物価の面で強みがあるかと言えば、
若干はある。

たとえばベトナムのレストランでは
ビールが100円程度。

これがバンコクだと300円以上が標準。

お酒の安さではベトナムに一日の長がある。


あるいはホテル代にしても、
ホーチミンやハノイはバンコクと同等だが、
中部のホイアンやフエは3000円代で中級ホテルに泊まれる。

これはチェンマイよりも安いし、
フィリピンのマニラやセブよりも明らかに安い。

ただ、生活費全体でシミュレーションしてみると、
月々のコストは数千円とか、せいぜい2〜3万円しか
節減できないのではないかという結論。

それなら、ベトナムよりタイやフィリピンを選ぶほうが
生活の質が上がる分だけ費用対効果は優れている。


ハノイやホーチミンのような大都市でも
交通手段はタクシーとバイクタクシーぐらいだし、
それの評判も決して良くない。

ホイアンやフエのような地方都市に行っても、
静かで落ち着いた暮らしを送れるめどが立たない。

そんなわけで、リタイア後の選択肢として
ベトナムは消え去ることとなった。



最後に

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

しかし、断片的な情報が散らばるブログでは
限界があるのも事実。

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