貧乏飯こそ健康的という話の嘘


飽食の時代において、貧乏飯こそ体にとって理想的であるという話がある。

確かに医師の中にも粗食を勧める人は多いし、現代人がカロリーを始めとして、塩分や脂肪等の一部の栄養素を過剰に摂取していることは間違いない。

これについては世の中のほとんどの人が同意するはず。

しかしながらだからといって、貧乏飯がそのままヘルシーであるかと言えばそんなことは決してない。

例えば、外食の中で言えば、吉野家の牛丼というのは、貧乏飯の類に入るはず。

自炊すればもっと安くなるという異論もあるかもしれないが、外食産業の中でという縛りであれば、吉野家やすき屋や松屋が提供している牛丼というのは、最安値の部類に入る。

しかしながら、脂身の多い僅かな牛肉とほんの少しの玉ねぎ、そして大量の米というのが、バランスの取れた食事とは到底思えない。

昔は、マクドナルドも安さの代名詞ではあったものの、その後幾度かの路線変更を経て、今現在安いと言えるかどうかは、微妙な立ち位置になってきているものの、少なくともマクドナルドを健康的と捉えている日本人は、ほぼ絶無であるはず。

トランス脂肪酸がたっぷり含まれたハンバーグや、脂肪を過剰摂取するポテト、そして大量の糖分が投与されたコーラ、こういったものを食べて健康になれるはずもない。

コンビニやスーパーの弁当も格が下がってきているが、こういったものも保存料等を加えているので、貧乏飯として食べられるようなものであっても、決して健康的であるとは言えない。

1人暮らしの場合は、下手に自炊をするよりも、こういった出来合いのものを買ってきた方が安くあがったりもするのは、私もかつて学生時代に経験があるのでよくわかる。

しかしながら、特に外食や中食の場合は、ある程度のお金をかけないと健康的なものを食べることができないというのが実際のところ。

東洋医学の人や気功の人が、基本的にコンビニで売っているような食べ物は、買わない方がいいという話をしていたが、成分表示を見ればそれがよくわかる。

原材料に保存料や着色料が投与されているのは当たり前となっているが、本来人間が口にすべきでないものを取ればそれだけ消化に無駄な力を使うことになる。

そこで失われたエネルギーは、結局活力を奪うことになるし、体にとって有り難くないものが蓄積されていく原因になる。

結局のところ、健康的な粗食というのは、貧乏飯とイコールの関係で結ばれているわけではなくて、過剰なグルメ志向や暴飲暴食を戒めるための言葉として存在しているだけで、貧しければそれだけ体にいいということを言っているわけではない。

結局のところ、資本主義の世の中において、お金がないというのは、それだけ選択肢が狭まってしまうということ。

そしてアメリカ等の国においては、顕著になっているが、所得水準が低い層ほど肥満の割合が増え、生活習慣病を始めとした疾病リスクが高くなっている。

逆に富裕層は、オーガニックの野菜や、オーガニックレストランを選ぶことによって、そこでお金を使いながら健康を買うという行動を行っている。

食料品の価格は下がり、安くても美味しい物を食べることはできるようになったし、日本のコンビニやスーパーの弁当や総菜や、お菓子のレベルというのは、確かに高い。

しかしながら、本当に体にいいものを食べようと思えば、食費を削ることはできないという事実が現代においても残っている。

むしろ、体にとって不自然なものが、蔓延している現代においては、不純物を避けるということだけでも、多大なコストがかかるというのが実際のところ。



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執筆者、伊田武蔵
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