セブからボホール島に移動し、そこからパングラオ島に入って、一週間ほどを過ごしている。
さらにホテルもThe Bellevue Resortで延泊することにしたので、これからどれくらいの期間滞在するのかわからない。
もしかすると一ヶ月ぐらいになるかもしれないし、そこまでは長くならないことも考えられる。
特に期限を区切っているわけではないので、居心地のいい場所を探しながら滞在する予定。
そして、最近少し考えたのは、ボホール島もしくはパングラオ島に移住する可能性について。
これまでフィリピンであれば、住むのはマニラか、セブの二択だと思っていた。
実際マカティにはもうすでに一年住んでいたことがあるし、その時には賃貸のコンドミニアムを借りていた。
Federal Landがデベロッパーの物件だった。
そして今後、アジアの中で定住をするのであれば、このボホール島やパングラオ島も選択肢に入れる価値があるのではないかと感じたので、賃貸不動産についても調べてみることにした。
外国人にはなかなか厳しいボホールの賃貸事情
案の定の結果ではあったが、日系の不動産会社はもちろん参入していないし、現地系でも賃貸物件を扱っている会社は、ほとんどないらしい。この島の人口密度や不動産の流動性を考えてみれば、居住用の物件の仲介が大きなビジネスになる可能性は低そうだし、ただでさえフィリピンは縁故社会。
自分が部屋を探している時には、知り合いを通じて部屋探しをする文化もあるので、あえて仲介会社を通す必要が必ずしもない。
しかしながら私のように、外国人がボホール島に住む場合であれば、当然縁故で探すのは難しいわけなので、間を取り持ってくれる不動産会社があるのであれば、それは大きな助けになる。
では、ネットで探すのはどうかということだが、フィリピンの場合、日本のように物件がデータベース化がされておらず、たとえマニラであっても、賃貸不動産をネットだけで探すのはなかなか骨が折れる。
それに加え、ボホール島やパングラオ島となれば、マニラと比べ物にならないほど市場が小さいわけなので、そういった方法で期待することはできない。
こうなってくると、小さな不動産会社に頼むか、もしくは実際に足を使って島の中の移動をし、家の前にrent等の表示がある物件を見つけて連絡先を控えておいて、電話をする流れになる。
こういった方法はマレーシアなどでも行われていて、実際私がマレーシアに住んでいて、二年目に借りたコンドミニアムは、この方法で見つけることができた。
ただボホール島の場合、まだ土地勘がない状態だし、こういった方法で部屋を探すのも、なかなか骨が折れる。
大きなコンドミニアムがあるわけではなくて、基本的には戸建てとか、あるいは小規模な集合住宅ぐらいしかないので、そういった意味でも非常に効率が悪い。
移動手段の確保も課題
ボホールに住むなら足の確保は必須になってくるので、その点についても解決しなければいけない。私の場合、一年ごとの更新が面倒なため、国際運転免許証は持って来ていないため、この部分もネックになる。
ボホール島やパングラオ島はまだまだインフラが弱い状態で、ホテルに泊まっていても、朝になるとお湯が出ないとか、あるいはネットが不安定とか、停電が起きるとか、そういった話も聞いているので、移住を考えるのはもう少し先の話にした方がいいかもしれない。
国際空港建設によって、確実にインフラの整備は行われているし、通信会社であればPLDTがネット系のインフラ整備を行うといった発表も行われているので、数年後にはだいぶ住環境がよくなっているのではないかと思う。
その時には、当然ながら不動産価格も上がっているだろうし、これは売買の場合だけではなくて、賃貸についても同様のことが言えるはず。
しかしながら、金額が上がったところで、それ以上に利便性が上がっていることが予測されるので、不便で安いよりは、ある程度便利になってそれなりの家賃になっている方が望ましい。