タイの北部の町チェンマイからセブに移動をすることになったが、この時の移動の順路がよくなかった。
当初は、バンコクから東京に行き、そして大阪からバンコクに戻ってきて、そこからエアアジアを使い、クアラルンプール経由でセブに入る予定だった。
この航空券は予め取っていて、日本に一時帰国していたうちに、バンコクからチェンマイへの航空券を取り、移動をすることにした。
そしてチェンマイも気に入ったので、De Chai the Deco Hotelに入り浸りながら、Woo Cafe & Art Galleryやle bistrot de chang mai、Lert Ros等のレストランを開拓しつつ、バンコクでの用事がある前日までチェンマイにいて、そのタイミングで帰りの航空券を取ったのだが、結局用事はキャンセルになった。
ということは、バンコクに戻る必要はなく、もっとギリギリまでチェンマイにいることが可能だった。
しかも後から考えてみると、チェンマイの国際空港から、クアラルンプール行きの飛行機が出ているので、わざわざバンコクを経由しなくても、直接クアラルンプールに行き、そこで一泊してからセブに移動をするというルートが可能だった。
これはあくまで結果論で、航空券を取った時には、そこまで考えていなかったし、そもそもチェンマイに立ち寄る事自体が不確定事項だったので、仕方がないと言えば仕方がないのだが、移動を極力減らしたいという最近のニーズを考えると、少々残念なところであるのは間違いない。
こうして無駄な動線を辿ることによって体力を消耗し、バイタルが下がるし、時間をどぶに捨てることになってしまう。
実際には移動中も考え事をしたり、飛行機から外を見たりできるので、全く無意味な時間を過ごしているとも言えないが、有意義に活用できているかということになると、やはりそうとも言えない部分ある。
特に繰り返し訪れる町の場合は、むやみやたらと何度も出たり入ったりするのではなくて、1回の滞在日数をできるだけ長くして、極力移動を減らす方向で動いた方が、人生の質が高まるというのが最近思うところ。
移動の距離によってアイデアの量も比例するという高城剛氏のような考え方もあるので、一長一短ではあるものの、私のように体を壊しやすい体質であれば、やはり無理な移動は避けるべきであるように思われる。
今回のことで、チェンマイを活用したルートも色々と考えることはできたし、特にクアラルンプールとチェンマイを組み合わせての移動は、今後もう少し合理的に出来るだろう。
また、エアアジアを使って、クアラルンプール経由でセブに入ろうとすると、時間帯的になかなかいい便がなく、結局1泊してからになるが、わざわざクアラルンプール市内までいくのも面倒だし、今回は空港近くでホテルを取ったものの、結局それもタクシーでの移動になり、あまり気分の良い物ではなかった。
前日になってから、片道30リンギットで車を手配できるというメールがホテルから来たが、それよりは空港でタクシーを拾った方が楽。
しかしながら、こういった手間をかけてホテルまで移動しクアラルンプールに宿泊するよりは、ダイレクトでセブに行ける方がいい。
せめて経由便であっても、その日のうちに到着すると楽なので、次は香港経由でのルートも考えてみよう。