今回住み始めたセブのコンドミニアムには、冷蔵庫や電子レンジ、ガスコンロ、薄型テレビ、ソファーやベッド、間接照明やキッチン用品等々が揃っているが、唯一洗濯機が置いていない。
これはどういうことかというと、このコンドミニアムの住民は、基本的に外部のランドリーを使っているので自分で洗濯をしないため、洗濯機や乾燥機が設置されていない。
こういった事例はセブにおいて、このコンドミニアムだけではなくて、他のところでも見られた。
ということで、まずはホテルで言えばフロントにあたる、コンドミニアムの入口のスタッフに声をかけてみたところ、だいたい3営業日ぐらいでランドリーに出した服が戻ってくるという話だったが、そこら辺はかなり自信なさげな印象だった。
金額もよくわかっていないらしく、おそらく35ペソぐらいという話しだったが、これもかなりあやふやな様子。
どちらにしてもそれほど高額ではないだろうし、まずは服とバスタオルをランドリーに出してみることにした。
その場で重さを計るわけでもなく、名前や部屋番号も言わず、ただ単にスタッフが受け取るだけだったが、その辺りは、住民の顔と部屋番号は把握しているらしく、3日後にあたる今日になって、『甥の一生』を読んでいる時に連絡がきて、ランドリーから服が到着したということだった。
降りてみると、パッキングされた服が届いており、その場でスタッフに料金を支払うシステムになっていた。
金額としては1kg45ペソだった。
だいたい日本円にすると100円ぐらいなので、これで1kgの洗濯をやってもらえるのはとても安いし、洗濯という余計な家事から解放された上、外部のランドリーまでわざわざ持っていく手間も省けるのはかなり大きなメリットになる。
そしてさっそくパッキングを破って中身を取りだしたところ、どうも湿っている気がする。
バスタオルを広げてみると、明らかに乾いていない。
どういうシチュエーションだったのかわからないが、洗濯機で脱水はしたものの、乾燥機を使っていないような気さえする。
とてもではないが、このまま放置すると生乾きの臭いがすることになるだろうし、結局部屋の中でハンガーにかけて、部屋干しをする羽目になってしまった。
こんなことは、フィリピン以外の国も含めて初めてで、タイやラオス等でも同じようにランドリーは使ってきたが、常にしっかりと乾いた状態だった。
フィリピンにおいてランドリーを頼むと、指定した日時にホテルに持ってこないという問題はあったが、デリバリーを除いて、仕事の内容に特に不満を持ったことはない。
これはセブ島においても、マニラにおいても同じこと。
しかしながらこの業者に関しては、全く乾かしていないという謎なクオリティで仕上げてきたし、うっかり乾燥機に入れる工程を忘れていたとしても、きっちりと畳んでいるわけなので、たたむ段階で気づかないはずがない。
これがこの会社のデフォルトの状態なのかどうかは不明だが、さすがに毎回この状態で持ってこられても困るので、これなら多少歩かなければいけなくても、別のランドリーを使った方がいいような気がする。
コンドミニアムと契約している会社は1つだけだろうから、歩く不便を取るのか、それともちゃんと乾いていない状態で返却されるリスクを取るのか、という嫌な二者択一となる。
とはいえ、今回のことはたまたまという可能性もあるので、もう一度試してみるのが妥当なところかもしれない。
とりあえず、ボニファシオ・デーがすぎる頃には洗濯物がたまるので、その時に再び試してみて今後の対応を決めようと思う。