タイ北部の街、チェンライとチェンマイは陸路で移動できる距離で、両方とも空港はあるが、空路で直接移動できる便が見当たらなかった。
ということで、チェンライからチェンマイへのもっとも一般的な移動手段であるグリーンバスを利用することに決めた。
チェンライの場合はバスターミナルが2つあるが、今回使ったのはナイトマーケットと隣り合っているバスターミナル。
事前にホテルのフロントスタッフに確認してみたら、前日のうちにチケットを購入しておいたほうがいいが、当日でも乗れないことはないという説明だった。
本当は移動日前日の夕方に購入しに行く予定だったが、少々体調が悪くなってしまってきつくなったので、当日に出向くことにした。
ひとまず午前中にホテルでタクシーを呼んでもらい、ホワイトテンプルへ。
ホワイトテンプルに満足した後で、再びタクシーを拾ってナイトバザールの隣のバスターミナルに移動した。
1時45分にでる便があったので、そのチケットがまだ買えるかと確認してみたところ、大丈夫だったのでその場で購入した。
料金は166バーツ。
一等車と二等車があったので、一等車を選んだがVIPというコースも存在していた。
ただしVIPコースの場合、本数が少なく、特にその日は日曜日だったので適当な時間に出発する便がなかったので諦めて、一等車のほうを選んだ。
そこから一度ホテルに戻ってチェックアウトをして、前々日に訪れていたかき氷をメインとしたカフェに足を運んでしばし時間をつぶそうとしたのだが、日曜日だったためか時間帯の問題なのか、残念ながら開店していなかった。
ということで、そのままバスターミナルの近くまで移動して、ハングリーウルフという店でピザ・ペペローニを食べてからバスターミナルへ向かったら、なぜか一度通り過ぎてしまい、危うく関係のないところまで行くところだった。
1時45分に出発の予定のバスは15分ほど遅れて出たのだが、そのおかげで一部の乗客が混乱していたらしく、一つの席を巡って2人がチケットを持っていて言い争っていた。
どうやら便が一本ずれていたらしく、一方の乗客は自分の乗るべきバスが遅れていると思い、もう一方の乗客は自分のバスが早めに到着しただけだと思っていた模様。
そこからチェンマイまでは約3時間のアクセスで、思いのほか山道の急カーブを曲がっていくので遠心力がかかって体が左右に揺れていた。
また席はほぼ満席状態で、私の隣も例外ではなかった。
座っていたのはおそらく地元のタイ人だと思われる。
かなり揺れていたものの、昼食後だったこともあり、いつの間にか眠気に襲われてうとうとしていた。
そして車内では水とウエハースが配られ、チェンマイの中心部の東側にあるバスターミナルに到着した。
そこでタクシーカウンターがあったので、ホテルの名前と住所を示してタクシーを用意してもらったのだが、そのタクシー代が150バーツ。
チェンライからチェンマイまでのアクセスが166バーツと考えると、随分と料金のバランスが悪い気がする。
しかも今回私がとっていたホテルは中心部より東側のサムライキッチンの近くにあるホテルだったので、距離的にはたいしたことがない。
とはいえ、歩いていくにも厳しい距離だったので、その金額で手を打つことにした。
こうしてチェンライからチェンマイまでの移動は、特にトラブルに見舞われることもなく無事に完了した。